従来型の自動倉庫に変わる、搬送ロボットを使った新しい自動倉庫ソリューションになります。搬送ロボットには、専用棚からコンテナの出し入れを可能とするスタッカー機構を搭載しており、入出庫作業を自動化します。コア技術である集中制御システムは、100台以上の搬送ロボットを一括管理しており、工場や倉庫の上位システムと連携しながら、最適な指示を出すことができます。
また、搬送ロボットが専用棚からコンテナを集めてきてくれるので、人は歩行する必要がなくなり、決まった位置で、ピッキング・検品・梱包作業が同時に行えます。これにより、作業負荷の軽減や生産性向上が実現できます。
搬送ロボットが供給したコンテナは、小さな自動倉庫のような構造をしたピッキングステーション内で、作業者がピッキングしやすいように並べ替え搬送できるので、作業効率がアップします。
作業者はモニタで指示のあった商品を取り、検品して梱包箱に入れるだけなので、省力化や設備の省スペース化に繋げることができます。また、このシステムは、多品種小ロットの流通加工工程や組み立て現場などでも、活用することができます。
搬送ロボット、専用棚、ピッキングステーションの数を自由に設定して、導入することができます。
増設も可能なので、一度に大規模な設備投資をすることなく、スモールスタートから段階的に生産能力を上げていくということができます。
ロボット倉庫の能力調整の一つとして、搬送ロボットの台数を増やす以外に、人によるピッキング作業の工程と併用することも可能です。
ピッキング作業には、無線式デジタルピッキングシステムを利用することで、経験値の少ない作業者でも、指示に従うだけで、早く正確に作業を行うことができます。搬送ロボットと人の工程が共存することで、物流の波動にも柔軟に対応し、倉庫を運用することができます。