空間フィルターとは、取り込んだ画像データのノイズや歪みを取り除き、または抽出/強調することで画像の有す情報を人間にとって見やすくしたり、画像をある標準的な形に変換して、判定や認識を容易に行えるようにする処理のことです。
IV-C35Mでは平滑化(平均/中央)、エッジ強調、エッジ抽出、水平エッジ、垂直エッジの6種から選択します。
グレーサーチとは、登録画像とカメラからの入力画像間で一致度を算出し、入力画像上で基準画像と一致する点を検出する方式です。
CCDカメラで撮像した画像データを、濃淡そのままに扱う画像処理です。
・ 2値画像処理(1画素=1ビット)に比べ、8ビット(1画素、256階調)のグレー情報を全て生かした結果が得られます。
[長所]濃淡の変化情報が含まれる分、理論的には精度/信頼性に優れています。
[短所]膨大な情報量を処理するため、処理時間の短縮が課題となります。
蛍光灯を商用周波数の電源で点灯させると、50Hzまたは60Hzのサイクルで点滅を繰り返します。一方、CCDは60Hzの周期で走査しており、これが蛍光灯の点灯周期と干渉するため、画像の明るさが不安定になります。
蛍光灯の点滅周波数を高くする(高周波点灯)ことで、干渉がなくなり安定した画像が得られます。
予め決められた通信手順がプログラマブルコントローラ(PC)側にあり、これと外部コンピュータ等とデータをリンクする方法です。IV-C35Mではシャープ、オムロン、三菱のPCのコンピュータリンクをサポートしており、PC側の通信プログラムは不要です。