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当初、ドライヤーのファンにはエアコンの室外機で採用したアホウドリを応用しようとしたが、意に反して3ヶ月経っても思うような効果が出ず…。切羽詰まった開発担当者は初心に返り、「ドライヤーぐらいのサイズのファンで高速回転に適した羽根形状を持つ鳥は?」と探した結果、アマツバメに行き着いた。 エアコンの室外機とドライヤーではファンの大きさが全く違う上に、回転数もエアコンは1000 回転/分ぐらいなのに対し、ドライヤーは15000〜19000 回転/分と10倍以上。同じカテゴリーの商品であってもそれぞれの商品特性に最適な生物を探すようにしました。
従来のドライヤーファン。直径はわずか6.3cm。羽根の数は7枚ある。
アマツバメの翼形状を応用したドライヤーファン。従来ファンと同じ大きさの直径6.3cm。羽根の数は7枚から3枚になった。
アマツバメをお手本にしたファンの搭載により、ファンの回転速度がアップし、より速い風をより多く作り出すことに成功。ドライ時間はそれまでの半分に※。しかも、騒音値はそれほど上がることなく実現することができた。
飛びながら眠ることも出来るほど、空中を飛ぶことに特化したアマツバメ。長い翼を広げて自由自在に、しかも高速で飛んでいます。 全長は約17センチ〜20センチ、翼を広げた長さは43センチ〜54センチ程で、体の割に大きい翼を持ち、飛ぶ姿は、まさにブーメランのよう。飛ぶことに特化したためか、脚で歩いたり羽ばたいて飛び立ったりはできません。