(読み): エム・ペグ
Moving Picture Experts Group の略。
「MPEG」とは、カラー動画像蓄積用符号化方式の標準化作業を進める組織の名称ですが、そこで標準化作業が行われている符号化方式の呼称として使われるようになりました。
デジタル動画圧縮技術の符号化方式の1つで、動画転送時の転送レートで、以下の3種類に区分されます。
- 〔MPEG1〕
- ビデオCDやインターネット上での動画圧縮ファイルとして利用されており、画質はVHSビデオよりやや下回る。
- 〔MPEG2〕
- 「動き補償」「予測符号化」などの技術を使って画像データを圧縮するもので、圧縮レートは画像の内容により可変だが、約1/40に圧縮することができる。
現行のアナログTV放送品質を保証する方式だったが、MPEG3で予定されていたHDTV用の圧縮方式も途中で統合し、現在DVDやデジタル衛星放送などで活躍中である。
- 〔MPEG4〕
- 現在、携帯端末やインターネットのために標準化が進められている。携帯端末の様に低速かつ伝送エラーの発生しやすい環境でデータの一部が欠落しても画像が乱れにくい技術が採用されている。
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