- 奈良県橿原市在住。株式会社サンコウ設計 代表取締役。
2007年に新築した自宅は、将来、小規模多機能ホームへ
転用することを前提に内装設計。2010年にSUNVISTAを設置。
奥様、お子さんとの5人暮らし。
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私は設計士として30年近く、福祉関係の仕事に関わってきました。その中で、収入がなくなる年齢になっても安心して生活するためには、管理維持費のなるべく少ない、人が健康的に過ごせる家が不可欠だという考えに至ったんです。
どれだけ貯蓄があっても、生活コストが高いままでは不安ですし、病気をすればあっという間にお金がなくなりますからね。
そこで今の家を建てる時には、冷暖房に頼りすぎず自然な状態で過ごせるよう、徹底的に熱効率や省エネにこだわった設計にしました。また光熱費ゼロを目標に、創エネとしてソーラーを導入することも最初から前提にしていました。
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家というものは30年、50年と永く住んでいくものですから、家の設備も、目先の安さではなく品質と保証がしっかりしたものを選ぶべきです。これまでさまざまな家や建物の建築に関わってきた中で、たとえ同じ設計図を元にしたとしても、熟練者が作るもののほうが中身がしっかりしている、ということを身にしみて感じてきましたから。
その点シャープは、太陽電池の開発に着手してから約半世紀にわたって培ってきた、技術とノウハウを持っている。それが確かな信頼となってSUNVISTAを選びました。保証も長期間ですしね。これも品質がよいからこそでしょう。
また、雷が近くに落ちてパワーコンディショナがダウンした時に電話したら翌日朝一に飛んできてくれて、回復した時の対応の早さに海外メーカーとの違いを感じました。
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最初からソーラーを導入するつもりでしたが、建築時には部屋の間取りを優先したため、この家の屋根は少し複雑な寄せ棟になっています。また南側の屋根の一部は奥まった位置にあります。ですからパネルは、東、南の手前、南の奥と、3箇所に分けて設置しました。さらに天窓もあるので、屋根一面に設置できませんでした。
それでも、高台に位置しているせいか、まったく問題なく稼働してくれていますよ。全部で4.63kw分のパネルを設置しているんですが、フルで発電しているときもあります。
ソーラー設置前は年間24万円ほどだった光熱費が、今では買電・売電の差し引きでプラスマイナスゼロに。当初の目標を達成できています。
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ソーラー設置前も、オール電化なので生活家電はできるだけ夜間電力で動かすなど、電気の使い方は工夫していました。ソーラー設置後は、とくに昼間の節電に対して意識が強くなりましたよ。やはりモニターで発電量や消費電力がチェックできるのは大きいです。
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私はやっぱり主婦目線で見てしまうので、ソーラー設置前は「省エネ設計といっても結局光熱費はそれなりにかかるんだ」と思っていました。それがソーラー設置後、光熱費がプラスマイナスゼロになったことで、省エネやエコライフをどんどん楽しめるようになってきたんです。
グリーンカーテンや生ゴミの堆肥化、雨水利用など、以前から行なってきたことがすっかり浸透して、とくに「エコ」と意識せず普段の生活として受け入れられるようになりました。
子どもたちもそんな私たちの姿を見て、エコ感覚が自然に芽生えているようです。 -
エコライフはただ環境に優しいということではなく、精神的にも肉体的にも健康で、自立した生活を永く送れる、ということなんですよね。
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ソーラーのように長年使うものは「どれだけ安いか」「いくらお得になるのか」と目先の利益だけで選ばないほうがいいと思います。
これから先、どんな生活を送りたいか、働きたくても働けなくなった時の備えはどうするのか。そんな長期的な目線でライフスタイルを描き、ソーラーも含めた家全体の設計構築をしてほしいですね。
そのためには、自分の生活パターンに近いソーラー購入者の意見がかなり参考になると思います。
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設計士として言えることは、とにかく信頼できる施工業者を選ぶことです。
私も築浅でソーラーを後付けしたので、雨漏りしないか心配しましたが、責任施工してくれる業者を紹介してもらったので、問題なく設置することができました。
シャープは全国各地に「シャープ サンビスタ メンバー」のネットワークがあるようですから、一般の方でもその点は心強いのではないでしょうか。
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