ホーム > シャープについて > 技術情報 > 液晶の世界 > 液晶ディスプレイの原理と技術 > 液晶ディスプレイの進化: 単純マトリックス/アクティブマトリックスの構造

単純マトリックス/アクティブマトリックスの構造

単純マトリックス駆動方式の構造

電流を導く「導線」を格子上にはりめぐらせ、縦横それぞれのタイミングをあわせて電気信号を送ると、縦横の交差する場所の画素が点灯する。縦横の導線の組合せで、目的とする複数の画素を同時に点灯できる。 横の導線に接続されるX電極は液晶セルの下の基板に、縦の導線側のY電極は上の基板にある。

単純マトリックス駆動方式の構造

アクティブマトリックス駆動方式(TFT)の構造

単純マトリックス駆動の構造に加えて、画素の一つひとつに「アクティブ素子」を付けたもの。これによって、目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができる。 X電極とY電極は同一平面上に形成され、スイッチと液晶セルをはさんで対向する電極につながる。 駆動の原理は、次のとおり。

アクティブマトリックス駆動方式(TFT)の構造

  1. X電極が、各画素に付いたアクティブ素子をON/OFFする。
  2. ON状態にあるアクティブ素子は、そのままの電圧を保ち、Y電極と通じることができる。
  3. Y電極に電圧をかけ、ON状態にある目的の画素を点灯させる。