第1回
PC-MM1はこうして誕生した。そのコンセプトと開発秘話
第2回 PC-MM1の機能を現実化したテクノロジー
第3回
現実された機能美。そして、PC-MM1の今後の展開
第4回
変わるモバイルPC環境とこれからのMURAMASA(1)
第5回
変わるモバイルPC環境とこれからのMURAMASA(2)
PC-MMはユーザーに感動を与える商品に仕上がっています。沢山の方々に触れて欲しいですね。
新しいモバイルPCの使い方をユーザーに提供できたと思います。
モバイルPCとして非常にバランスの良い仕上りとなっています、
ぜひ店頭で実感して頂きたいと思います。
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紆余曲折があって、もうすぐ発売となるわけですが、どうですか感想としては?
澤近
雑誌社の方とか販売店の方々に事前にご覧頂いているんですが、反応がかなりいいんです(笑)。やはりクレードルを使ったデスクのPCとの連携機能というのは今までにないので、初めての試みに挑戦したことに対する評価でしょう。もちろん本体の薄型化・軽量化も実現できたわけですが、それだけで終わったら、これだけの評価は得られないと思います。
商品企画担当の澤近氏
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シンプルに見えて中の仕掛けはすごく複雑だとお聞きしましたが。
宮田
そうですね。設計の方は一人でやっていましたので何かと。
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やはりクレードルが今までの『薄さ・軽さ』にプラスされるポイントになっているということですね。それでそのクレードルなんですが、やはり新たな試みですからつくることは難しかったですか?
宮田
何もないように見えますが、やはりほこりの問題やコネクタの部分とかデリケートな部分が多いですからね。あと転倒の問題もありました。
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転倒?あぁ、そうか。結局立てて収納するわけですから、転倒の問題が出てくるんですね。で、倒れないようにつくったと?
宮田
いや、倒れますよ(笑)。ある程度までいったら。この状態(PC-MM1を差した状態)で10度までですね。
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10度?普段そこまで傾くことはないですよね。ところでクレードルや本体の機構は栗下さんと宮田さんで進められたのですか?
宮田
本体とクレードルの機構を開発したメンバーは4人います。ですが機構のクオリティ部分がクレードルでしか認識されていなくて、結構ツライものがあったんですけど(笑)。
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「薄さ・軽さ」を実現していくうえで、設計的にご苦労なさったところはありますか?
宮田
コストでしょう(笑)。機構ではなくコストの面。
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それはもちろんコストを抑える方向で?
宮田
そうです。そのためにPC-MM1に使っている部品は特別なものばかりではなく、いわゆる標準部品もうまく多用しています。あと設計でいうと薄くすることですね。このPC-MM1開発の初期の頃、先程から話が出ていますように「さらに薄く・軽く」だったんですよね。その時に出た目標が本体の厚さが12mmだったんですが、模索段階でなかなか進まなくて。
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あと設計で言うと、この薄さで無線LANが搭載されていますが・・・。よく入りましたね。
宮田
薄いので当然ですが、PC-MM1で使っているアンテナはシート状になっています。フィルムのような薄いシートが(液晶上部を差しながら)ここに入っています。普通のものは基盤がついていて、厚さが1.5〜2.0mmもあるから入らないんですよ。どうしようと言っているときにシート状のものがあるという情報を得まして。それでこれを採用しました。ちなみにシートの厚さは0.35mmです。
左から澤近氏、山縣氏、田島氏
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