AOS(AGV Operating System)は、AGVの制御を司るシャープ独自の集中制御システムです。
最大500台の同時制御※が可能。AGVの最短経路の生成、AGVの走行データのロギング、走行状況の見える化など豊富な機能を搭載しているシャープのAOSについてご紹介します。
※グリッド制御用AOSを選択の場合
有軌道 / ガイドレス制御用
AOS
自動経路生成や交差点制御、順送り給電機能など現場の安定稼働に必要な機能を搭載しています。
グリッド制御用
AOS
走行ルートや速度をダイナミックに選択。群制御に必要な衝突、渋滞回避機能など多台数制御を実現するための技術を実装しています。最大500台の同時制御が可能です。
それぞれの制御方式に合わせた専用AOSで、お客様のお困りごと解決を最大限サポート。
お客様の課題や現場に合った最適なご提案をさせていただきます。
※有軌道、ガイドレスモデルにグリッド制御用AOSを導入することはできません。
システム構成イメージ図
多台数制御はもちろんのこと、お客様システムとの連携、ビッグデータの⾒える化による業務改善など、豊富な機能を搭載しています。最適経路を計算し全てのロボットへのルート指⽰をダイナミックに⾏って渋滞を回避。⾛⾏データはすべて保存し、プレイバック再⽣も可能です。上位システムとの連携で無⼈搬送を⾏います。
すべてのAGVを集中制御システム(AOS)から最短経路の自動生成機能で配車制御し、複数台のAGVを同時制御することが可能です。
ダイナミック経路計算機能(DRD= Dynamic Route Director)※を利用することで、最大500台まで制御可能です。
※DRDはグリッド制御用AOSにおける経路生成と制御用の機能です。ハードウェアはグリッドタイプAGVの選択が必要になります。
MES、WMS、PLC、カメラシステムなどのお客様システムとの連携が可能。より現場に合った効果的な使い方が可能です。
※システム会社と別途協議が必要な場合があります。
倉庫の状況が見えるようになります。状況の一覧画面から現在の進捗状況や作業が遅れているエリアがわかります。
リアルタイムに経路指示状況を見える化するLIVEモードと、エラーが発生した時間を選択し、その時間帯の周辺の状況を可視化するPlay backモードがあります。
エレベーター、自動ドア・防火扉、コンベアなど既存の設備、他社製AGV・運搬車両との共存も可能です。導入を検討されている現場に適した構成を当社エンジニアがお客様と一緒に考えます。記載以外の設備でも連携可能なものもございます。詳しくはお問い合わせください。
※システム会社と別途協議が必要な場合があります。
多台数制御、群制御を支える
シャープのグリッド制御技術
床に貼られた磁気テープに沿って精度よく走行する有軌道方式、あらかじめ設定されたルート上を自律的に走行するガイドレス(無軌道)方式とは違い、走行路面上に格子状に二次元コードを貼り付け、その各格子点である二次元コードを読み取ることで自機の位置および次の進路を判断する制御方式です。グリッド制御用AOSにより、リアルタイムに他機との位置関係や走行路上の渋滞情報を瞬時に判断し、止まらない・ぶつからない・渋滞しない制御を実現します。
広大な面積に多台数のAGVを走行させる現場や、高密度にAGVの走行路を敷設したい場合に効果を発揮する制御方式です。
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常に最短経路を生成します。 複数台で走行しているときは互いに走行経路を確認しながら渋滞回避します。
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渋滞が発生しているかを判断、回避ルートを計算しデッドロックを自動で回避します。
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AGV全体の運用を止めることなく、一部エリアや特定の設備前にAGVが侵入することを防ぎます。
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グリッド制御では常に最短経路を生成します。複数台で走行しているときは互いに走行経路を確認しながら渋滞回避します。
現場において各所で作業処理速度が異なると、そこがボトルネックになります。
柔軟な配車制御によって、生産性が落ちません。
工場や倉庫において既存のコンベアの変更はとても大変です。AGVを用いたバーチャルコンベアを採用するとレイアウト変更が容易になります。
リアルタイムにAOSが現場のAGVの状況を把握し経路生成をしているので、現場でAGVが停止するトラブルが発生した際も、全体への影響を最小限に抑えることができます。
1. 走行経路管理 | コース指定機能 自動経路生成機能(最短時間) 一方通行、双方向通行設定切替機能 |
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2. 交差点制御 | 1交差点に同時に1台しか進入できないように排他制御を行う |
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3. 配車制御 | 経由地点設定機能 配車予約機能 予約取り消し機能 |
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4. 移動制御 | 空き待機位置への自動移動 自動迂回ルート生成機能 追い出し機能 禁止ルート設定機能 |
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5. バッテリー状態制御 | バッテリー残量低下警告機能 バッテリー残量低下強制停止機能 |
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6. 充電制御 | 非接触自動給電装置との連携機能 任意位置からの強制充電指示機能 |
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7. 牽引制御 | 牽引フック/リリース動作の指示機能 走行中牽引チェック機能(牽引エラー、牽引無しエラー) |
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8. モニタリング | 走行状態のマップ上へのリアルタイム表示機能 エラー発生場所のマップ表示機能 |
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9. ロギング | 全AGVの走行ログ記録機能 外部システムとの通信ログ記録機能 データベースの自動バックアップ機能 共有フォルダーへの自動転送機能 過去ログの自動削除機能 |
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10. コース・走行動作設計 | マップエディタ作成・編集機能 タグ単位での走行条件設定機能 デフォルト設定機能(速度・センサーエリア) |
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11. その他 | 走行メロディ切替機能(エリア別切替可能) メロディ発報機能(目的地到着時) |
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12. 外部システム連携(カスタム) | 周辺システムとの連携機能 PLCへの定期報告連携機能 防災システムとの連携機能(全AGV停止、停止禁止領域での不停止) ピッキング進捗の履歴保存・見える化表示機能 ピッキング用カウントダウンタイマー連携 AGV本体付属品との連携機能 |
13. ダイナミック経路指示 |
最短ルートを生成します |
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14. Keep Away |
AGV旋回時のスペース確保のために、周辺のAGVを排他制御する機能です |
15. 島制御 |
特定の条件で走行ルートにしたくないエリアに進入制限をかけることができます |
16. ダイナミック速度制御 |
状況に応じて自動的に速度調整をすることでスムーズなAGVの走行を実現します |
17. デッドロック回避 |
自動的に回避ルートを生成します |
現場の課題発見~ソリューション立案~運用開始まで、お客様と一緒に考え、解決をご支援します。
気になることやご質問等もお待ちしております。