プラズマクラスターについて
- プラズマクラスターって何?
- どんな効果があるの?
目次
自然界と同じ
プラスとマイナスのイオン
自然界には水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンが存在しますが、プラズマクラスター技術が生み出すイオンも自然界にあるのと同じ水素のプラスイオン(H+)と酸素のマイナスイオン(O₂−)なのです。では、プラズマクラスターイオンはどのようにして発生しているのでしょうか。
プラズマクラスターイオンが
発生するメカニズム
プラズマ放電により
プラスとマイナスのイオンが発生
空気中の水や酸素をイオン化するために、水にプラスの電荷を、酸素にマイナスの電荷を与えるプラズマ放電を利用した仕組みをシャープは考えました。放電電極に電圧をかけてプラズマ放電することで、空気中の水と酸素から水素のプラスイオン(H+)と酸素のマイナスイオン(O₂−)が発生します。
各イオンがクラスター化して安定
発生したイオンはそのままでは非常に不安定な状態にありますが、水分子が粒子に集まる「凝集性質」により、それぞれのイオンを水分子が取り囲み、安定したクラスターイオンとなります。
自然の力を応用した
作用抑制メカニズム
発生したプラズマクラスターイオンは空気中に浮遊する菌などの表面でプラスイオン(H+)とマイナスイオン(O₂−)が結合し、OHラジカルに変化します。非常に酸化力の強いOHラジカルは、主にたんぱく質で構成されているカビ菌や菌などの表面から水素原子(H)を素早く奪い取ることで、その作用を抑制。OHラジカルは奪い取った水素原子(H)と結合し、反応後は速やかに水(H₂O)となって空気中に戻ります。また、プラズマクラスターは「+」と「ー」両方の静電気を除去できるので、花粉や微小な粒子が壁などへ付着することも抑制します。
プラズマクラスターの作用制御メカニズム
プラズマクラスターの静電気抑制メカニズム
高濃度化できるのは
安全性が確認されているから
プラズマクラスターイオンの安全性については、GLP※(優良試験所基準)に適合した試験設備で信頼性の高いデータを取得しています。試験は実環境での使用時と比べて、桁違いの高濃度イオン下で行っており、皮膚、眼、遺伝子、身体・器官、母体・胎児及び雌雄2世代繁殖に対して影響がないことを確認。安全性を示す試験データにイオン濃度の表記をしているのはシャープだけです。
※GLP(優良試験所基準)とは、化学物質等の安全性評価試験の信頼性を確保するため、試験施設及び試験操作の手順書などについて定められた基準です。
詳しくはこちら国内外のさまざまな
試験機関で実証
実証試験は、各専門分野のスペシャリストによる第三者機関で実施することで、信頼性の高いエビデンスを取得しています。また、国内だけでなく、海外の試験機関においても効果の実証を行っています。
詳しくはこちら多くの業種の企業で採用
プラズマクラスターは多くの企業様にも導入されており、移動空間・交通機関、オフィス空間・公共施設、住空間・施設機器・美容機器などのさまざまな業種で採用されています。
- 移動空間/交通機関
- オフィス空間/公共施設
- 住空間/施設機器/美容機器/パーソナル機器
※2000年10月~2024年4月生産のプラズマクラスターイオン発生デバイスの採用実績です。
プラズマクラスター導入事例
クラスターって何?
クラスターとは「ブドウの房」を意味する英語。プラズマ放電によってつくられたイオンが周りを水分子に囲まれた状態が、ブドウの房に似ていることから「プラズマクラスター」と名付けられました。ロゴマークも、その様子をイメージしてデザインされています。