SHARP 産業用太陽光発電システム

国内で初めてシャープが建設から運営までを手掛けるメガソーラー

シャープ多奈川太陽光発電所

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シャープ多奈川太陽光発電所

全量買取制度のスタートを機に、太陽光発電事業に本格参入。

『無限にある太陽熱や太陽光線で電気をおこすことを工夫すれば、人類にどれだけ寄与するか、計り知れないものがある』。創業者 早川徳次の意思を受け継ぎ、半世紀以上前から太陽電池デバイスの研究・開発に取り組んできたシャープ。2012年7月の固定価格買い取り制度開始を機に、ソーラー事業を通じた社会へのさらなる貢献を目指し、芙蓉総合リース株式会社さまと共同で合同会社クリスタル・クリア・ソーラーを設立いたしました。
シャープは、合同会社から委託を受け、設計、機器調達および建設を一括して行うEPC、各種許認可取得や事業契約交渉を行う開発、発電所の運転・保守を行うO&M、さらには発電事業の運営までを実施しています。

多奈川発電所の年間予測発電量は約296万kWh多奈川発電所の年間予測発電量は約296万kWh。
一般的な家庭約820世帯分の年間消費電力量に相当。

「多目的公園に太陽光発電所」。コンペティションでシャープの提案が評価される。

発電所が建つ多奈川地区多目的公園は、関西国際空港二期事業の埋立用土砂を搬出した跡地に造成されました。2011年、シャープが太陽光発電事業に着手した時期に、公園の有効活用策を募る岬町多奈川地区整備促進協議会主催のコンペティションが実施され、シャープは発電事業を提案。2012年2月、海外でのメガソーラー建設の実績などが評価され、採用となったことで、発電所の建設へ大きな一歩を踏み出しました。

コンセプトは、「公共と民間が協働で創造する新しい多目的公園」多奈川地区多目的公園の基本コンセプトは、
「公共と民間が協働で創造する新しい多目的公園」。

海外でのメガソーラーの経験を活かした開発と施工工事。

元々、粗造成されていた土地で、電力系統に連系するための配電線や電柱が近くまで敷設されていたこと等がプラスに働き、自治体の協力も得ながら2012年11月に着工。整地工事、基礎工事、架台組立工事、パネル取付工事、電気工事など、一連の作業を関係各社協力のもと安全に行い、工期内に無事完工。2013年3月1日に商業運転を開始いたしました。

複数工程の同時進行で工期を短縮整地後、動線を確保しながら基礎を製作し、
エリアを分けて架台を組み立て、パネルを設置。
複数工程の同時進行で工期を短縮。

ノウハウを活かしたプランニング、効率的な運転・保守を目指す。

メガソーラー建設では、詳細なシミュレーションに基づいて設計を行います。多奈川発電所でも立地条件などを分析した結果、通常よりも傾斜角を抑えた10度でパネルを設置。1枚あたりの発電効率は下がるものの、設置枚数増加が可能となり、発電所全体でより大きな発電量を実現しています。
また、発電率低下を招くパネルの汚れは雨で洗い落とされるため、こまめな清掃は不要。住宅用システムで培った遠隔監視システムなどで、費用を抑えた効率的な発電所運転・保守を進めています。

傾斜角10度でパネルを設置傾斜角10度でパネルを設置。
日が傾いた時でも隣接するパネルまで陰が伸びにくくして設置間隔を詰めた。

「発電事業者」の視点から得られたノウハウを、新たな商品・サービス開発に活用。

シャープと芙蓉総合リース株式会社が共同出資する合同会社クリスタル・クリア・ソーラーでは、多奈川発電所のほか、北海道、栃木県、茨城県、奈良県、および広島県で発電所を手掛け、8月までに7件が商業運転を開始。シャープは、今後も全国各地で太陽光発電の事業化を推進してまいります。
自然エネルギーの活用を通じた社会への貢献を推進するとともに、サプライヤーや施工という従来の枠を超え、発電事業者としての視点からもプロジェクト全体を継続的に評価。より多くのノウハウを培い、一歩進んだ太陽光発電システムの商品やサービスの開発に役立ててまいります。

写真:シャープ三原太陽光発電所全国で稼働中の合同会社クリスタル・クリア・ソーラーの太陽光発電所(写真はシャープ三原太陽光発電所)。発電状況の監視は、シャープ葛城事業所にて一括管理。

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