セキュリティへの脅威
デジタル複合機のセキュリティとは
ネットワーク環境の急速な発展とコンピューターの普及に伴い、コンピューターウイルスや外部からの不正アクセス、機密データ漏洩等の情報犯罪が急増し、深刻化しています。
このような状況下で自らを守るためには、リスクに対して効果的な防衛手段が必要なのは言うまでもありません。コンピューターウイルスに対してはウイルス検出/駆除ソフト、不正アクセスに対してはファイアウォールというように、従来から危険視されていた情報犯罪については有効な防衛手段が既に一般化しています。しかしながら、オフィスの情報漏洩という問題に対しては、いまだ利用者のモラルに依存しているというケースが多いのではないでしょうか。
2016年1月から本格的に運用が開始されたマイナンバーは、法令で定められている目的で収集する場合を除きコピーが禁止されています。従業員から預かったマイナンバーを含めた個人情報を安全に管理することは、事業者として重要となっています。
また、2020年6月に改正・公布され、2022年4月に施行される「個人情報保護法」をはじめとした法令の整備などに伴って、さらに内部統制・コンプライアンスの重要性が増しています 。
セキュリティの脅威と脅かされる情報資産
オフィスでは毎日、重要な情報が扱われています。顧客データや未発表の新商品情報、経営/人事情報...。
もし万が一、これらの重要な情報が、悪意を持つ者に閲覧・利用された場合、どうなるでしょうか?お客様や取引先からの信用は失われ、経営に深刻なダメージを受けることはもちろん、情報の種類によっては、企業としての社会的責任を問われることもあるでしょう。企業や組織にとって、機密情報の漏洩は致命的です。
このように機密情報が漏洩することによりもたらされる被害の深刻さは容易に想像できると思いますが、その反面、日常の業務においてその危険性を認識している方は少ないのではないでしょうか。しかし、オフィスで扱われるデータは、漏洩の危険と常に隣り合わせなのです。