安全上のご注意
施工上のご注意
器具の施工には電気工事士の資格が必要です。取付工事は必ず電気工事店に依頼してください。
一般の方の施工は法律で禁じられています。
施工・取付
器具の取り付けについて、下記の方法をお守りください。
- M形ダウンライトは断熱施工天井(マット敷工法・ブローイング工法)への取り付けはできません。断熱施工天井には断熱施工S形埋込形器具をご使用ください。誤って使用した場合、発火・発煙・短寿命などの原因になります。
- 屋外及び浴室など水や湿気の多い場所で使用する専用器具は、取り付け面に凹凸や目地などがない箇所に施工するか適切な防水処理が必要です。防水処理が不適切な状態で放置しますと、絶縁不良・感電・火災の原因となります。
- 天井面と器具が接近しすぎないよう取り付けにご注意ください。器具の保守、メンテナンスができなくなる場合があります。また、対流により天井面が黒くなることがあります。
- ビニールクロスなど耐熱温度が90℃以下の内装材をご使用された場合は照明器具を取り付けないでください。焦げ、変色の原因となります。
- 天井、壁面などクロス張りをした直後に照明器具を取り付けると、クロスの接着剤によりメッキや塗装面が侵されることがあります。十分に乾燥してから器具を取り付けてください。
- コンクリート面に器具を直付けする場合、十分に乾燥してから器具を取り付けてください。コンクリートの湿気を器具が吸収し、絶縁が低下したり、アルカリ成分により塗装面が侵され剥離することがあります。
- 屋外用投光器や地中埋設形器具は下記のような場所に取り付けないでください。火災・漏電・短寿命などの原因となります。
- 枯れ葉や枯れ枝が前面ガラスに舞い落ちたり、器具まわりに集積するような場所。
- 草や木で前面ガラスが覆われるような場所。
- 降雨時に水没するような場所。
- 水はけの悪い場所。
- 人や車が頻繁に通る場所。
- 埋め込み式ポールはグランドライン表示シールより深く埋めないでください。ポール側面の通気孔が塞がってしまい、結露による絶縁不良・感電の原因となります。
- 埋め込み式ポール内は水が溜まりやすいので十分水抜きをおこなってください。水抜きができない場合は、地中からの湿気防止のため、ポール内へ川砂を地面より上部(砂側が高くなるところ)まで入れてください。
- 埋め込み式ポールは、ステンレスを除き、埋め込み式ポールと地面の境界(地際部)で腐蝕が生じやすいので、腐食テープを巻く、コンクリート根巻きなどの施工の配慮が必要です。また、少なくとも3~5年に1回、できれば年1回程度必ず定期的に点検し、腐食がありましたら速やかに補修、または交換してください。
接続
電源電線の接続は確実におこなってください。
→感電・火災の原因となります。
- 器具の電源端子に電線を接続する場合、
ゆるみ・抜けのないよう確実におこなってください。 - 速結端子の場合はドライバー等の工具で十分に締め付けてください。
アース接続
接地(アース)工事が必要な器具は法規(電気設備技術基準)に準拠しておこなってください。
※必要に応じて漏電ブレーカの併設をおすすめします。
- 主な接地工事の必要な例
- 浴室・屋外などの湿気の多い場所、水気のある場所。
- 使用電圧が150Vを超える器具を使用するとき。
(ただし、この時でも接地工事をしない場合があります。電技解釈第29条、206条をご参照ください。)
機械器具の区分 接地工事 300V以下の低圧用のもの D種 接地工事 300Vをこえる低圧用のもの C種 接地工事 高圧用または特別高圧用のもの A種 接地工事 ただし次の各号のいずれかに該当する場合、または、特別の理由により所轄通産局長の許可を受けた場合は、前項の規定によらないことが出来る。
- 使用電圧が、直流300V、または交流対地電圧150V以下の器具を、乾燥した場所に施設する場合。
- 低圧周の器具を乾燥した木製の床、その他に類する絶縁性の物の上で取り扱うように施設する場合。
- 電気用品安全法 <旧電気用品取締法> の適用を受ける二重絶縁構造の器具を施設する場合。
- 施設用インバータ器具・誘導灯の接地工事について
インバータ、誘導灯はJIS、電気用品安全法などの規定により接地端子を設けています。電技解釈第29条、206条の規定に準拠することはもとより、安全面・雑音低減への配慮も含めてD種接地工事を行なってください。