シャープは、株式会社総合医科学研究所※2に試験を委託し、「高濃度プラズマクラスターイオン」に肌の保湿効果があることを実証しました。
今回の試験では、6畳相当の実空間で、プラズマクラスターイオンを発生させた場合(イオン濃度2万5千個/cm3) とイオンを発生させない場合において、20~65歳の女性13名を対象に、こめかみの肌水分量の変化を測定しました。その結果、イオンを発生させた場合は、イオンを発生させない場合に比べ、60分後の肌水分量変化率(平均値)が約6%高くなり、統計的に有意な効果(肌水分量の保持)を確認しました。これにより、「高濃度プラズマクラスターイオン」が肌の保湿効果を高めることが明らかになりました。
当社が、2000年に開発した「プラズマクラスター」は、浮遊ウイルスの作用を抑制(1m3ボックス内での実験)し、浮遊カビ菌、浮遊アレル物質(ダニのふん・死がい)や付着臭を分解・除去する独自の空中浄化技術です。これまで、「プラズマクラスター」が28種類の有害物質に対して効果があることを世界の学術研究機関と共同で実証し、安全性も確認※3しています。
当社は、「プラズマクラスター」を空気清浄機・イオン発生機・エアコン・LED照明など自社商品(11品目)に搭載するとともに、異業種への展開も積極的に行い、鉄道車両・エレベーター・車載用エアコン・シャワートイレなど24社の商品へも採用されております。
今回実証した「肌の保湿」という効果を加え、プラズマクラスター搭載商品のさらなる普及拡大を図ってまいります。
温度28℃前後、湿度40%前後に調節した6畳相当の試験室にプラズマクラスターイオン発生装置を設置。20歳以上65歳以下の健常女性13名を対象に、プラズマクラスターイオンを発生させた場合(イオン濃度2万5千個/cm3)と発生させない場合※4における、こめかみの肌水分量の変化※5を測定しました。肌水分量の測定は、医学研究で用いられているコルネオメーターCM825※6を使用しました。
被験者は、化粧を落とした後に洗顔し、そのまま顔に何もつけない状態で60分後に試験室に入室。ベッドの上に仰向けの状態で20分間安静に過ごした後、試験を開始しました。
乾燥肌は、角質層の水分が低下することに起因するものです。今回、プラズマクラスターイオンによる肌保湿効果が実証されたことから、プラズマクラスターは、乾燥肌の対策のひとつとして毎日活用できる技術と考えます。
大阪大学医学部精神神経科学講座(現・大阪大学大学院神経機能医学講座)における「生体信号デジタル化の研究」の研究成果事業化に向けて、(有)総合医科学研究所として平成6年に設立。平成13年に株式会社総合医科学研究所に組織変更。独自に開発したバイオマーカー・評価システムの技術を活用した食品および機器の臨床評価事業をはじめ、医薬品マーケティング支援事業および特定保健指導事業を展開しています。臨床評価事業においては、各疾病領域のオピニオンリーダーとして活躍する大学・研究機関医師の協力の下、臨床評価試験を熟知した専門職研究員が試験開始時より製品の上市まで試験・コンサルティングを実施。200件以上の臨床試験受託実績があります。
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