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おすすめ補聴器はこれ!人気ランキングはある?自分にベストな補聴器の選び方

2024.07.19

補聴器の使用を検討し始めたとき、補聴器のメーカーや器種の数の多さに驚いた人も多いのでは?実は補聴器には、さまざまな形状やデザインのものがあり、それぞれ備えている機能もまったく異なります。本記事では、そんな中から自分にベストな補聴器を選ぶための、補聴器の基礎知識や賢い選び方について解説します。

今売れ筋のおすすめ補聴器が知りたい!人気ランキングはあるの?

せっかく補聴器を購入するなら、いまいちばん売れている人気のものを手に入れたいですよね。補聴器に限らず、新しいものを購入するときには、まず売れ筋の商品をチェックするという人も多いのではないでしょうか。補聴器も同様に、オススメランキングがあれば知りたい!という人が多いことでしょう。

ちょっと待って!補聴器は「人気だから」で選ぶのはキケン!

補聴器に関しては、人気でよく売れている製品が、必ずしも自分に合うとは限りません。「人気だから」「売れ筋だから」という理由だけで購入を決めてしまうと、思うように効果が得られず、「使えなかった」「自分には合わなかった」となり、結果的にもったいない思いをしてしまう場合があるのです。

聞こえが悪くなる「難聴」は、人によってその程度や聞こえ方はまったく違います。加えて、その人の生活状況や補聴器を利用したいシーンもさまざまです。だから、必要になる機能も人それぞれ異なってくるというわけです。

また補聴器は、メーカーによって出す音の音質もまったく違っています。音の感じ方や好みは人それぞれですから、「Aさんが使ってとっても良く感じた補聴器が、Bさんが使うとイマイチ・・」なんてこともありえます。

つまり、補聴器選びでもっとも大切なのは、売れ筋や口コミよりも「自分に合っているか」なのですね。

補聴器に種類はある?集音器とは何が違うの?補聴器の基礎知識

補聴器について調べてみると、補聴器にはさまざまな種類があることがわかるでしょう。実際にどの種類を選ぶかは、使う人の聞こえの程度や生活の状況を考慮する必要があります。

補聴器の種類

補聴器の種類は、大きく分けて次の5つです。

①耳かけ型補聴器

耳かけ型補聴器は、耳の後ろにひっかけて使うタイプの補聴器。もっとも一般的な補聴器で、使用者の数も多いです。

耳かけ型補聴器は、大きく、小型耳かけ型(RIC: Receiver In Canal)と、耳かけ型補聴器(BTE: Behind The Ear)に分かれます。
小型耳かけ型(RIC)は、とても小型のため、補聴器をつけていることがほとんど見えません。また、音を出す部分が鼓膜面に近いので、より良い音で耳に届けられる、という利点があります。アメリカで販売されている補聴器の9割がこの小型耳かけ型補聴器だと言われています。そのため、多くの世界的な補聴器メーカーは、新製品を発表する際には、小型耳かけ型補聴器から発売しています。新発売の補聴器は、そのメーカー最高の音、ということです。ですので、最新のテクノロジーが詰まった最先端の補聴器が欲しい、という方には、小型耳かけ型(RIC)をオススメします。

耳かけ型補聴器(BTE)は、小型タイプよりは大きいので、細かい操作が難しいという方、また、耳に入れる部分は手軽に交換できるため、耳垢が湿っぽいタイプの方にはお手入れがしやすく、故障の心配も少ないので、オススメです。

いずれのタイプも耳かけ型補聴器は、対応できる難聴レベルも幅広く、さまざまな聴力の人に適応できるという魅力があります。最近では、髪や肌の色に合わせた馴染みのよいカラーや、あえて見せたくなるようなスタイリッシュなカラーのものまで、幅広いカラーバリエーションが揃っているので、お好みに合わせてチョイスするのも楽しいですよ。

②耳あな型補聴器

耳あな型補聴器は、耳の穴の中に挿入して使用する補聴器。本体すべてが耳の中に収まるタイプや、イヤホンのような見た目のタイプもあります。

耳の外側にかけて使う耳かけ型補聴器の場合には、メガネやマスクを常用する人から「装着時に引っかかって煩わしい」という声が数多く聞こえてきます。しかしこの耳あな型補聴器なら、耳の穴の中に補聴器が入るため、メガネやマスクの着けはずしにも干渉せずストレスフリーに使うことができます。

一口に耳あな型補聴器と言っても、様々で、ほとんど外からは見えないCIC(Comletely in the Canal)というタイプや、充電ラインナップが充実しているITC(In the Canal)タイプ、イヤホンのような見た目のものなど、種類が豊富です。

耳あな型補聴器の中には耳の穴の型を取って製作するオーダーメイドタイプのものも多いので、よりフィット感を重視したいならオーダーメイドのものを選ぶと良いでしょう。

③ポケット型補聴器

ポケット型補聴器は、小型の本体にイヤホンを繋いで聞くタイプの補聴器。本体機器を携帯しなければなりませんので、小型ラジオを持ち運ぶ感覚に近いです。スイッチが大きく操作が簡単なのが魅力なので、補聴器初心者でもすぐに使いこなせる便利な機器として、ひと昔前までは日本でも多く流通していました。
しかし、デジタル技術の急発達により、補聴器はより小型に、高性能に進化を遂げ、現在では耳かけ型や耳あな型補聴器が主流となりました。ポケット型の補聴器は、現在ではシェアは数パーセントしかありません。

④メガネ一体型補聴器

メガネ一体型補聴器は、その名の通り、メガネのツルに補聴器が備わったタイプの補聴器です。ただ、現在はほとんど流通しておりません。

⑤骨伝導補聴器

骨伝導型補聴器は、音が脳に伝わる仕組みのうち「骨伝導」の仕組みを利用した補聴器です。「骨伝導」とは、音の振動が頭蓋骨や骨を伝って脳に届く仕組みのこと。骨を伝って音が届くため、外耳や内耳などに障害のある人には、比較的しっかりと音を聞き取ることができます。伝音難聴の方に合う補聴器です。伝音難聴は、医療機関での治療で改善する場合も多いです。

補聴器と集音器の違い

テレビの通販番組などで、補聴器によく似た製品を見たことはありませんか?
実は、見た目こそ似ているものの、通販で多く販売されているものは、「集音器」と呼ばれる製品であることが多いです。

補聴器と集音器には「医療機器であるか否か」という明確な違いがあります。

「補聴器」は、国の厳しい基準をクリアし「医療機器」として認められているもので、安全性や効果について明確な基準があります。長期的・日常的に使用して、効果があり、安全性も担保されています。アフターサービスもしっかりしています。また、使う人の聴力に合わせて細かい調整ができ、使うシーンに合わせて会話と雑音を分けて、会話だけを大きくして耳に届ける機能などが充実しているのも特徴です。

一方、集音器は、医療機器ではなく、あくまでも「家電」扱い。テレビ通販や家電量販店などでも気軽に手に入るメリットがありますが、安全性や効果についての基準は設けられていないため、使い続けることでどのような影響があるかは分かっていません。大きすぎる音が出て、逆に耳を痛めてしまう危険性もあります。

さらに、集音器は基本的にすべての音を一律で増幅させるものですから、その人に合わせた音に調整することや、会話と雑音を分けて聞きやすくする機能などもありません。

補聴器と集音器の違いは、下の表にもまとめましたので、ぜひ購入時の参考にしてくださいね。

補聴器
  • ・医療機器である
  • ・使う人の聴力に合わせて音の調整を実施する
  • ・会話と雑音を分けて、会話だけを大きくするなど、会話を聞き取りやすくする機能が充実
  • ・消費税は非課税
集音器
  • ・家電/オーディオ機器である
  • ・基本的な機能は、音のボリューム調整のみ
  • ・すべての音を一律に大きくするので、会話のしやすさが改善するかは不明
  • ・消費税は課税

補聴器の値段ってどれくらい?補聴器の価格相場は

補聴器購入を検討し始めたら、やっぱり気になるのはそのお値段ではないでしょうか。補聴器の相場は、各メーカーや選ぶランクによっても価格が大きく変わってきます。高いものだとなんと両耳で100万円を超えることも。

参考までに、下記リストに耳かけ型・耳あな型補聴器と、ポケット型補聴器の相場をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

補聴器価格

※補聴器本体のみの価格表記です

タイプ A社 B社 C社
耳かけ型 片耳:110,000~590,000円 片耳:56,000~608,000円 片耳:160,000~616,000円
耳あな型 片耳:50,000~590,000円 片耳:53,000~602,000円 片耳:127,000~668,000円
ポケット型 30,000~90,000円

価格だけで選ぶのはNG!?本当に自分に合う補聴器の選び方

上記の表を見ると、補聴器は価格がとても幅広いことがわかりますよね。そんな中、できるだけリーズナブルなものを選びたい!と思う人も多いのではないでしょうか。

補聴器は搭載された性能やランクによって価格に大きな差があります。その中から自分の聴力やライフスタイルに適した補聴器を選ぶわけですが、ただ「値段が安いから」という理由だけで選んでしまっては、期待した効果が得られない可能性があります。

ここからは、本当に自分に合う補聴器と出会うための「かしこい選び方」のポイントを4つご紹介します。

「医療機器」としての認定を受けているものをえらぶ

見た目がよく似ている製品でも、「医療機器」として認められている「補聴器」と、そうでない「集音器」があるということは前述したとおりです。
国から「医療機器」として認可されている「補聴器」は、安全性や効果について厳しい基準をクリアしたものですので、安心して使えるという大きなメリットがあります。
また、補聴器は、購入後も聞こえ方や要望に合わせて細かく音の調整をしてもらうことができるので、難聴の度合いに変化があったとしても、長く使い続けられる事が多いです。さらに無償での保証期間は、器種によって異なりますが、1年~3年です。そして無償での保証期間が終わったとしても、修理をすることで長く使い続けられることも多いです。保証やアフターフォローも手厚い「補聴器」をぜひ選びましょう。

難聴の程度に合うものをえらぶ

補聴器は、器種によって持っているパワーが違うため、それぞれ対応できる難聴のレベルも異なってきます。自分の聴力に合う補聴器を選ぶためには、まずはご自身の難聴のレベルを知っておく必要があります。

おおよその難聴レベルは下記にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。詳細な聴力レベルはぜひ耳鼻咽喉科などを受診して聴力検査を受けてみてくださいね。

難聴レベル 特徴
軽度
(25dB以上~40dB未満)
小さい声や音が聞こえにくい、テレビの音が大きいと言われる
中等度
(40dB以上~70dB未満)
普通の会話が聞きづらい、自動車が近づいてきてもそばにきて初めて気づく
高度
(70dB以上~90dB未満)
大きな声でも聞きづらい、聞き間違いが多い
重度
(90dB以上~)
耳元での大きな声も聞きづらい、工事現場などのなどの大きな音しか聞こえない

形状タイプや給電方法をえらぶ

補聴器には耳あな型や耳かけ型などの種類があることは前章でも解説しました。自分の聞こえの程度や普段の生活に対して、どの種類の補聴器がいちばんフィットするかどうか、ぜひいろいろなものを試してみましょう。

さらに、最近では、充電タイプの器種も多く発売されるようになり、電池タイプか充電タイプかで自分の好きな方を選択できるようになりました。数日おきの電池交換のほうが良いという人も居れば、毎晩充電器にセットする方がラクだという人もいます。

どちらが良い悪いということではないので、ぜひご自身の使い勝手の良いほうを選んでくださいね。

自分に合う補聴器がわからないときは試聴やレンタルを活用しましょう

ここまで、補聴器の基礎知識や選び方について解説しました。それでも、数多くの補聴器の中からどうやって自分に合うものを選べばいいのかわからない!という人も居るかもしれません。

そういったときにぜひ活用したいのが、補聴器の「試聴やレンタル」のサービスです。
補聴器専門店などでは、さまざまな補聴器を無料で試聴させてもらえたり、少額のレンタル料でレンタルをしてもらえることも多いです。特に、はじめて補聴器を購入する場合には、補聴器がいったいどのようなものなのかを知るためにも、購入前に試して体感してみることをおすすめします。

おすすめの補聴器

補聴器のイメージを一新、おしゃれな補聴器「メディカルリスニングプラグ」

現在日本では、多くの補聴器が流通しています。そんな中、はじめての補聴器や難聴レベルが比較的軽い人へぜひおすすめしたいのが、シャープの補聴器「メディカルリスニングプラグ」です。

おしゃれなカラーが魅力の補聴器!落ち着いたマットブラックと新色のナチュラルピンクから選べます。スタイリッシュな着け心地を体感できます。

充電ケースもオシャレ

「メディカルリスニングプラグ」の充電ケースは、落ち着いたカラーのマットシルバーとナチュラルピンクの2色展開。本体と同一のカラーリングです。シンプルなデザインであるため、デスクの上でパソコンやその他端末の横に並べても違和感がないのが魅力です。

USB Type-C™ケーブルでの充電や、スライド式USB Type-Aコネクタを内蔵しているので、コンセントやパソコンからの充電がスムーズにできます。

耳の窪みに収まりやすいフィット感

「メディカルリスニングプラグ」は、耳の穴にフィットしやすいデザインで構成されているのがポイント!イヤチップのサイズが5種類あるので、自分の耳の穴に合ったフィット感で1日中快適に装着できます。

ストリーミングモードで音楽が楽しめる

「メディカルリスニングプラグ」は、なんとワイヤレスイヤホンのように再生した音や音楽が聴けるのが魅力!高級イヤホンにも使われているノウルズ・エレクトロニクス製バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを採用しており、高音質の音を楽しめます。

プロ(※1)によるリモートフィットサービス

一般的な補聴器の場合、店舗に出向いて、聴力をチェックし、聞こえの状態を調べ、聴力に合うように補聴器の細かな調整(フィッティング)をしますが、「メディカルリスニングプラグ」は、購入から聴力チェック、フィッティング、使い方やアフターサービス等のサポートまでをリモートで受けることが可能です。スマホアプリを通して、プロによるオンラインサービスが受けられますので、店舗に通う必要はありません。

また、スマホアプリから随時、音量や音質を自在に調整できるため、自宅にいながら聞こえの調整が可能です。

※1「 認定補聴器技能者」や「言語聴覚士」の資格をもったフィッター(調整者)や専門フィッティングスタッフを指します。

≪この記事の監修者≫

田中智子

田中智子

認定補聴器技能者
うぐいすヘルスケア株式会社・うぐいす補聴器 代表取締役
MBA(経営学修士)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

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