おしゃれでスタイリッシュな補聴器の選び方とおすすめ製品
2024.06.03
目次
【2024年最新】おしゃれでスタイリッシュな補聴器
補聴器と聞くと、「肌色で大きく、目立つもの」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、近年の補聴器は毎年のように進化を遂げ、おしゃれでかわいいものや、スタイリッシュなものが多く流通するようになってきました。
イヤホンやアクセサリーを選ぶのと同じように、補聴器も好みに合わせて選べる時代です。洋服や髪色とのコーディネートも、ぜひ楽しんでくださいね。
本記事では、おしゃれな補聴器の特徴や、特に使い勝手の良いおすすめの補聴器をご紹介します。この記事をきっかけに、多くの人に補聴器に興味関心を持ってもらえると嬉しいです。
補聴器は目立たない方がいい?見た目も大事。補聴器はデザイン・種類で選ぶ
ひと昔前までは、補聴器は大きく目立つ存在でしたが、近年、補聴器のデザインは大きく進化し、まるで補聴器には見えないようなスタイリッシュなものがどんどん増えてきました。
難聴とともに生きる方々にとって、補聴器は日常生活に不可欠なアイテム。だからこそ、着けていて気分が上がるようなお気に入りの補聴器を見つけたいものですよね。
補聴器を選ぶ際、まず注目したいのが、補聴器の”種類”。
補聴器は大きく分けて、耳の後ろに沿わせて装着する「耳かけ型」タイプと、耳の穴の中に挿入して使う「耳あな型」タイプの2種類があります。
耳の後ろにかけて、目立ちにくい「耳かけ型」
耳かけ型タイプの補聴器は、耳のうしろに沿わせて装着するタイプの補聴器。「耳の外側に着けるなら目立つのでは」と考えられがちですが、実は小さいものを選べば、着けているのがほとんど分からないほど目立ちません。比較的着け心地も良く、幅広い聴力に対応しているのが特徴です。また、耳の穴の中へ入れる耳栓の部分は、様々なタイプや大小のサイズがあり、変更可能なため、汎用性が高く幅広い人に適しているとも言えます。
耳の中に入れて、装着しやすい「耳あな型」「イヤホンタイプ」
耳あな型タイプの補聴器は、耳の穴の中へ挿入して使うもの。耳あな型補聴器は、耳の穴の中に本体すべてがおさまるので、メガネやマスクを常用する人でも引っかからず、快適に使えるのが特徴です。また、いちばん小さいサイズ感のものは、小指の爪ほどの大きさしかありません。そのサイズ感は、じっくり見ても着けているのがほとんどわからないほど。多くの場合、耳型をとってオーダーメイドで作ります。
さらに、最近では、あえて見せて使う「イヤホンタイプ」の補聴器もぞくぞくと発売されています。若い世代の間で人気のワイヤレスイヤホンのような見た目なので、装着することでオシャレ度がぐんとアップしますよ。こちらは、オーダーメイドではなく既製品ですが、耳かけ型補聴器と同じように耳栓は数種類のタイプ・サイズがあるので、様々な耳の形に合うよう設計されています。
補聴器は、医療機器。高性能・安全性・有効性が認められています
補聴器は、国が認定する医療機器のひとつ。品質・安全性・有効性において、厳しい基準をクリアした製品のみ、医療機器としての認証を受けられます。
医療機器である補聴器は、使う人それぞれの難聴のレベルに合わせて細かい音の調整ができるのが特徴です。雑音やピーピー音(ハウリング)を抑制するなど、機能面も優れています。また、当たり前のことではありますが、補聴器メーカーの保証制度やアフターフォローも充実しているので、万が一の時にも安心です。
一方で、補聴器ではない「集音器」や「助聴器」と呼ばれるものは、医療機器ではなく「家電」や「オーディオ機器」として分類されるもの。
これらの補聴器類似製品は、安全性や効果において明確な基準が設けられておらず、製品や使いかたによっては過度な音の増幅で逆に耳を痛めてしまう可能性もあります。
また、補聴器のように自分の聴力にあわせた音の調整はすることができません。多くの場合、すべての音を一律で増幅させます。「せっかく買ったのに聞こえない」という問題を引き起こしたり、保証期間が短く、サポートに連絡をしても、思ったような対応をしてくれない、などということもあり得ます。
購入する場合には、医療機器である「補聴器」を選ぶのがおすすめだと言えます。
また、補聴器は、実は非課税品でもあります。補聴器は、薬機法※1という法律に基づく「医療機器」であり、厚生労働省が特別に定めた非課税扱いの機器である※2ため、消費税が加算されません。
一方、補聴器と形のよく似た「集音器」に関しては、医療機器ではなく「家電」の扱い。消費税がかかってきます。
購入しようか迷っている機器が、「補聴器」と「集音器」のどちらなのか迷ったら、課税の有無を見れば簡単に見分けることができるので、ぜひチェックしてみると良いでしょう。
※1
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
※2
消費税法の一部を改正する法律(平成3年法律第73号)の施行に伴う身体障害者用物品の非課税扱いについて
https://www.mhlw.go.jp/content/001081977.pdf
補聴器には、ブランドやメーカーが多数!自分に合う補聴器選びのポイントは
現在、日本で流通している補聴器は数百種類以上にものぼると言われています。数多くのメーカーから、それぞれ特徴の異なるさまざまな補聴器が販売されています。
実際に購入する補聴器を選定するとき、大切なのは、自分の聴力や生活に合い、補聴器がきちんと使いこなせるか、ということ。様々なメーカーや種類があるので、しっかり比較検討して、ご自身の状態に合ったものを選んでくださいね。もし、悩まれた場合は、「認定補聴器技能者※」に相談してください。 ※認定補聴器技能者とは、補聴器を購入される方の使用目的、使用環境、希望価格等についての相談に応じ、補聴器の適合調整、補聴効果の確認及び使用指導を適切に行うことのできる、専門的な知識及び技能を有する補聴器販売従事者に公益財団法人テクノエイド協会が付与する資格をもった人のことです。
かわいい補聴器が話題!色も豊富に選べます
「肌色で目立つ補聴器」はもう昔の話。現在では、あえて見せたくなるようなスタイリッシュな補聴器が多数販売されています。中でも、そのカラー展開の豊富さは期待度大。ファッションやヘアスタイルに合わせて好きなカラーをチョイスできるので、おしゃれな人にはもってこいです。特に人気の高い補聴器のカラーは次の通り。
髪色や肌になじむカラー
髪色やお肌の色味に合わせて補聴器を選択する人はとても多いです。全体的に統一感が出ますし、目立つこともないので、非常にスマートに使用できます。また近年、グレイヘアが注目を集めていることから、補聴器でもシルバーなどの色味の人気が高まっています。
目立ちにくいブラック
根強い人気はやはり、ブラック。ブラックを含むベーシックなカラーは、お洋服などのコーディネートの邪魔もしません。性別や世代を問わず使うことができるので、多くの人から支持され続けています。
トレンド感のあるカラーも人気です
近頃、トレンド感のあるカラー展開の補聴器もたくさん誕生しています。シャンパンカラーや肌馴染みの良いピンクなど、洗練されたおしゃれな色味の補聴器がたくさんあるので、気になるものがある場合にはぜひ試してみてほしいところ。お気に入りの色が身に着けられると、気分もあがりますよね。
おすすめ補聴器|おしゃれさと高性能を両立させたいあなたへ「メディカルリスニングプラグ」
見た目のおしゃれさと、機能の充実を両立させたいなら、シャープのメディカルリスニングプラグがおすすめ。
ワイヤレスイヤホンのようなスタイリッシュなデザインは、あえて身に着けたくなるような佇まい。ブラックとピンクの2色展開なので、お好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
また、メディカルリスニングプラグは、「補聴器」=医療機器です。使う人の聞こえの状態に合わせた調整ができます。
メディカルリスニングプラグが選ばれる理由
シャープのメディカルリスニングプラグが人気の理由はほかにもたくさん!
自宅にいながらプロが聞こえに合わせてフィッティング!
一般的な補聴器は、調整などの度に購入店舗まで通う必要性があります。一方、シャープのメディカルリスニングプラグは購入後の聴力チェックから聞こえに合わせた調整まで、すべてオンラインで完結。外出が難しい人や、忙しくて時間のない人でも気軽に使いやすいのが魅力です。
ワイヤレス通信で便利に使える!
メディカルリスニングプラグは、ワイヤレスイヤホンとして使用することもできる優れもの。音声や音楽を楽しみたいときにおすすめの「ストリーミングモード」は、Bluetoothで簡単にスマホなどと接続でき、高品質な音を、直接聴くことができます。
機能充実なのにリーズナブルでお財布にやさしい!
メディカルリスニングプラグの魅力は、やはり何と言ってもそのコスパの良さ!使う場面に合わせたプログラムを設定できたりと、機能は充実しているのに、両耳 99,800円ととてもリーズナブルなのが特徴です。一般的な補聴器は、両耳合わせて30万円程度以上することも多いので、比較的難聴の程度が軽い人や初めて補聴器を購入するビギナーさんなどにおすすめです。
≪この記事の監修者≫
田中智子
認定補聴器技能者
うぐいすヘルスケア株式会社・うぐいす補聴器 代表取締役
MBA(経営学修士)
補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。