松村
細部のデザインのこだわりを、どう技術的に昇華していくのか、そしてこれがモバイルパソコンとして果たして適切なのか、というせめぎ合いの連続でしたね。
で、途中からこれはPCじゃなくて、持って歩くプライベートなスマート・ツールなんだと割り切ってから、何か道が幾分見えてきた感じがしました。キーデザインもそうですが、感性レベルでとことんこだわろうと。
丸山
モックやスケッチの段階では、社内でもあまり好評ではなかったんですが、だんだん中身が詰まってきて、液晶の精密さとあわせてみてみると、これはいいねという評価がどんどん増えてきて、これはいけるなと手応えが感じられるようになりましたね。
福富
そうですね。これだけビジネスというイメージを徹底的に取り払ったことは、本当になかったのでとても新鮮な感じがしました。
丸山
苦労は苦労なんですが、「しんどい」っていう感じではなくて、何か心地よい疲れという感じでしょうかね。
明日につながる苦労とでもいいますか(笑)。
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最後にユーザーの方へ、PC-CVのPRをお願いします。
丸山
はい。私は本音で言うと、仕事には使わないでくださいと言いたいですね。
それよりも、あなたのおしゃれな生活を、PC-CVでさらに磨きをかけてほしいというか(笑)。
あと、これはPRというよりも自分の願望なんですが、通常モバイルパソコンの売り上げというのは、発売直後ダッと伸びて、だんだん尻すぼみになっていくのがほとんどなんですけれど、これはじわじわと、そして長く浸透していってほしいと思います。
福富
私はできるだけ毎日持ち歩いて、PC-CVを楽しんでほしいと思います。特に女性の方に。
PC-CV同士で、あるいはPC-MMシリーズとも、「無線deおしゃべり」を使えば、写真などのデータ交換がどこでもワイヤレスでできるので、楽しくコミュニケーションしてほしいですね。
松村
さっきも言いましたけど、私はPC-CVをパソコンだと思わないでくださいと言いたいですね。
パソコンととらえると、どうしても仕事のイメージがつきまとうし、あくまで「プライベートモバイル」にこだわったものなので、持ち歩いて楽しむスマート・ツールなんだと思っていただけると、おもしろく使ってもらえると思います。
諸岡
少し大げさな表現になりますが、PC-CVには、モバイルパソコンという現在の概念をくつがえすだけのポテンシャルがあると思います。効率追求の合理主義のモバイルライフから、自己実現のための感性に富んだモバイルライフですね。これによって、もしかしたら新しいライフスタイルが生まれて、それがムーブメントになる可能性も大いにあると思います。モバイルといえば、PC-CVが代名詞になるような。
そして、モバイルライフスタイルのためのファッションとか、アクセサリーやステーショナリーが、業態を超えて、自然発生的に生まれてくれば最高だなと思います。
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本日はお忙しいところ、ご協力ありがとうございました。
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