chapter5 英語を話すための口慣らし

日本人が英語を話せない理由のひとつは音読練習の不足です。発音のフォームを覚えて、大きな声で読む練習を繰り返してください。英文を見ずに、聞こえてくる英語をそのまま繰り返して発音するシャドーイング練習もやってみましょう。

音読を繰り返そう

■英語が話せない理由

日本人が英語を話せない理由はいろいろと挙げられますが、その大きな理由のひとつが音読不足です。
英語の会話をテニスにたとえて考えてみましょう。まず、フォームを教えてもらい、身につくまで素振りをします。英語で言えば、単語の発音練習の段階です( Chapter 2「基本の単語で発音レッスン」参照)。素振りができてくれば、簡単な球を打ち返すなどのパターン練習をし、複雑な動きもできるようになってきます。これが音読の段階です。試合形式の練習が、英語なら自由な会話練習の段階と言えるでしょう。

また、素晴らしい発音も、相手に聞こえなければ意味がありません。音読練習のときは大きな声で音読するように心がけてください。

■一文ずつ繰り返し練習する

『リトル・チャロ』を題材に音読を練習しましょう。音読練習の前に、あらかじめ全体の意味を確認しておくとスムーズです(Chapter4「物語を使った聞き取り練習」参照)。
まず、絵と英語の字幕が表示されている画面を開いてください。再生が始まったら、一文だけ聞いて一時停止させ、字幕どおりに読みます。

そのとき気を付けるのは、次のポイントです。

1. 子音を真似る:できる限り流れてくる音声の真似をします。特に日本語にない[f] [v] [θ] [d] [l] [r] [w] の7つの子音を意識。7つの子音をすべて意識することが難しければ、とりあえず1つか2つずつからでもよいでしょう。

2. リズムを大切に:英文には、高く読むところや低く読むところ、少し早口のところやゆっくり読むところがあります。例外もありますが、isなどのbe動詞、aなどの冠詞、inなどの前置詞は低く早く読みます。逆に、名詞や動詞は高く、少しゆっくり読みます。

3. 感情を込めて:会話の部分は、それぞれの登場人物になって演技しているつもりで読みます。速く読めても、棒読みだと練習になりません。音声が早すぎると思ったら再生速度を変えて、ゆっくりと丁寧に読んでください。

字幕にタッチして何度も繰り返し再生し、子音を意識して抑揚をつけて読めるようになったら、速度を標準に上げて練習してください。

シャドーイングに挑戦

■すでに学習した英文でシャドーイング

音読練習の次の段階として、英語字幕を見ずに、聞こえてくる音声を追いかけるように繰り返し発音する練習をしましょう。この練習方法はシャドーイングと呼ばれ、もともとは通訳養成のために使われていましたが、最近は一般の英語学習でも広く使われています。
シャドーイングにも『リトル・チャロ』を使います。すでに一文ずつの音読練習をした箇所を使うのがよいでしょう。画面は絵だけが表示される状態にして、字幕はいっさい見ません。再生が始まったら間をおかず、音声を追いかけるように発音していきます。最初は「やや遅く」から始めてください。聞き取れなかったり、音が早くて発音が追い付かなかったりしますが、気にすることはありません。すぐに、次の文の最初にスキップして続けてください。このようにエピソードひとつ分を、音声を追いかけて発音します。
初めは追いつけなくなる文章が多いかもしれませんが、繰り返して練習してください。そのうちにだんだんとスピードもアップしてくるはずです。スムーズについていけるようになったら、再生速度を上げて同じ練習をしましょう。

■初めて聞く英文のシャドーイング

シャドーイングに慣れてきたら、次の段階として初めて聞く英文に挑戦しましょう。『キクタンリーディング』を使います。
『キクタンリーディング』の中で、一度も聞いたことのない英文を選びます。再生が始まったら画面を見ずにシャドーイングを始めましょう。
1回目は難しいかもしれませんが、同じ英文を何度も繰り返して練習するうちに慣れてきます。何度か練習した後に、英文を見ながら自分のシャドーイングをチェックしてください。
シャドーイングで、リスニングとスピーキングを同時に練習することができます。いろいろなコンテンツでシャドーイングに挑戦してください。

うまく伝わらない
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