導入事例

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日揮みらいソーラー株式会社さま

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メガソーラー事業向け日本初のプロジェクトファイナンスに成功
25MW超の安定した運用実績で世界市場も視野に
業種

建設

導入の目的

売上拡大、環境対策、イメージアップ

導入製品
  • 太陽電池モジュール
    ・ND-240CA×105,142台=約25.2MW

2013年5月、大分臨海工業地域の敷地約35万m²を活用して26.5MWのメガソーラー発電所を稼働。その95%以上を占める約25.2MWでシャープ製モジュールを採用。

導入先
日揮みらいソーラー株式会社さま 神奈川県/横浜市(本社)

2012年6月設立。石油、ガス、化学など様々な分野のプラント建設を主な事業とされる日揮株式会社さまが100%出資された太陽光事業の開発・運営会社。
本物件所在地/大分県大分市

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

国内で太陽光発電事業の実績を積むため、20MWを超える発電所建設を決定。大規模システムをつくるには、太陽光パネルの安定した供給能力と、プロジェクトファイナンスで融資を受けるための高い品質や信頼性が必要でした。

※ある特定のプロジェクトに対して行う融資で、企業等の信用力や担保に依存せず、返済原資を投資対象のプロジェクトに限定したもの。
導入後の変化
  • 長年の実績がある信頼性の高いパネルで、国内第一号のプロジェクトファイナンスによる事業化を実現。
  • 高気温が続いた夏場も安定して発電。高効率で発電量が多く、余裕をもって事業計画をクリアしています。
  • 将来のメガソーラー建設受注や中東での太陽光発電ビジネス展開に向け、大きな経験・実績になりました。

お客様の声

導入の背景

中東でメガソーラー事業を展開するにあたり、何よりも国内での経験・実績づくりが不可欠。

サウジアラビアを始めとする中東諸国でのメガソーラー事業を展望する中、受注の第一関門になるのが経験・実績です。
国内で固定価格買取制度が始まったこともあり、世界に売り込むための実績をつくるため、数十MWクラスの発電事業を 構想。建設用地を探していたところ、自動車メーカーが大分臨海工業地域に所有する約35万m²の敷地を貸与していただけることになり、事業化を決定しました。

日揮みらいソーラー株式会社 取締役 大津栄治さま

選ばれた理由

実績豊富な太陽光パネルで長期運用に信頼感。
日本初のプロジェクトファイナンスでの事業化へ。

25MW超という大規模な事業計画のため、まずパネルの供給能力でメーカーは絞り込まれました。その中で20年間という長期運用を考慮して品質や価格等を総合的に検証し、シャープ製多結晶パネルを選びました。太陽光発電事業としては国内第一号となるプロジェクトファイナンス契約により銀行から融資を受ける際も、シャープ製ならではの長年にわたる豊富な実績やパネルの実力は高く評価されました。

大分臨海工業地域内の約35万m²という広大な土地を活用。敷地内に特別高圧送電線が通るなど好条件がそろっていた。

導入後の効果

特別高圧連系による二十数MWクラスの設置。
高効率で順調に事業計画もクリアしています。

シャープ製パネル約25.2MWを中心に、トータル26.5MWの太陽光発電所が2013年5月に稼働。一般家庭約9,000戸分の年間発電量に相当し、特別高圧連系による二十数MWのメガソーラー事業ということもあって、業界から大きな注目を集めました。
また夏場の猛暑日でも安定した発電量を示すなど、高効率で満足のいく売電収益が確保できています。おかげで事業計画も余裕を持ってクリアしています。

海に近く潮風にさらされるため重塩害対応を採用。夏場の高気温のなかでも順調に発電

今後の展望

得られた稼働データや経験を活かして、世界で太陽光発電ビジネスを展開。

近隣の自治体や企業の見学が相次ぎ、小学生の環境学習の見学コースにもなるなど、当社のイメージアップにも役立っています。またグループ内でも第一号メガソーラー事業として注目が高く、貴重な稼働データも収集できています。こうした経験・実績を、国内でのメガソーラー建設受注を始め、中東での太陽光発電ビジネスを展開していく上で役立てていきます。

見学者用に現地に設けられた発電量モニター。小学生の環境教育にも貢献するなど企業イメージアップにもつながっている。

2013年9月制作

導入製品「産業用太陽光発電」について

50年の信頼と実績。設置場所に応じた様々なニーズに対応する豊富なラインアップ。ビル用からメガソーラーまで確かな技術力でサポート。