導入事例

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株式会社ニッカンさま

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傾斜畑を農地転用して太陽光発電所を建設
斜面への効率的な設置により722kWシステムを実現
業種

製造

導入の目的

環境対策、経費削減、イメージアップ

導入製品
  • 多結晶太陽電池モジュール
    ・ND-240HA×3,010枚=722.4kW

株式会社ニッカン海南営業所そばの傾斜畑を農地転用して、太陽光発電システムを設置。
2013年4月運転開始。

導入先
株式会社ニッカンさま 大阪府/堺市(本社)

1985年設立。ごみ処理施設の焼却炉や火葬場の火葬炉など、各種の炉の設計・施工・メンテナンスなどを手掛ける築炉工事業と、小型高性能電気集塵装置の設計・製作・据付などを展開。
本物件所在地/和歌山県海南市

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

社長として会社を経営する傍ら、余暇や老後の愉しみとして、雑木林を切り拓き、作り上げてきた傾斜畑。しかし、体力的に畑の維持に不安を抱き始め、愛着のある土地を有効活用できる方法を探していました。

導入後の変化
  • 大規模な造成工事が不要な、斜面を活かしたパネル設置工法を採用。コストを抑えながら、システム容量722kWもの太陽光発電所を実現。
  • 和歌山県初の農地転用事例。休耕地への太陽光発電設置の先駆けとして、近隣農家の希望になればと期待。

お客様の声

導入の背景

将来的な畑の維持・管理に不安を抱き、愛着のある土地の有効活用策を検討。

社長として株式会社ニッカンを経営する傍ら、余暇を利用してもともと雑木林だった山間の土地を耕し、夫婦で畑作を愉しんでいました。老後は自給自足の生活を夢見ていたものの年々、体力的に畑作業がきつくなり、このまま畑を維 持していくことに不安を感じはじめた時期に、普及の兆しを見せていた太陽光発電に着目。愛着のあるこの土地を有効活用しながら、環境やエネルギー問題への貢献といった、何か役に立つことをしたいという思いから、太陽光発電所の建設を決めました。

株式会社ニッカンさま

選ばれた理由

勾配も向きもさまざまな斜面への設置。
費用対効果を重視して、シャープの提案を採用。

構想段階で課題となったのが費用対効果です。敷地は斜面で、しかも勾配や向きもさまざま。南向き30度という理想的な条件を満たすには、大規模な造成工事が必要となり、コストが跳ね上がります。そこでシャープより提案されたのが、斜面に沿って太陽電池アレイをいくつも設置するという方法です。これだと工事費用が抑えられ、自然環境に与える負荷も少なくて済みます。当初は敷地面積から試算して、メガソーラーを希望していましたが、何度も相談を重ねた結果、容量面・費用面ともに納得のいく722kWで合意しました。

斜面に沿って大小さまざまな太陽電池アレイを設置、大規模な造成工事を行わずに工事費用を削減

導入後の効果

税制優遇措置の期限間際にようやく竣工。
トラブルもなく、予想を上回る発電量に満足。

工事費用を抑えるため、土木工事や基礎工事などは、個人的に親しくしていた知り合いの業者に依頼しました。その後、架台とパネルの取り付け工事や配線工事などをシャープにお願いするという分担施工で、税制優遇措置を受けるための期限である2013年3月末になんとか竣工。運転開始後も大きなトラブルはなく、予想を上回る発電量が得られており、とても満足しています。

予定にはなかった貯水池脇のわずかなスペースにもパネルを設置

今後の展望

和歌山県内初の農地転用事例としても注目。
休耕地の有効活用策として、さらなる普及に期待。

この発電所は、和歌山県内で初めて農地転用が認められたケースとして、近隣の農家の方からも大きな注目を集めています。後継者問題など、農業を営まれている方には、先行きに不安を抱えている方も多いはず。今回の認可をきっかけに、休耕地に太陽光発電所を設置して有効活用するというケースが、和歌山県内だけでなく他県にも普及することを期待しています。

車を降りて見学する方も多い、山道脇に建てた表示パネル

2013年9月制作

導入製品「産業用太陽光発電」について

50年の信頼と実績。設置場所に応じた様々なニーズに対応する豊富なラインアップ。ビル用からメガソーラーまで確かな技術力でサポート。