導入事例

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学校法人 龍谷大学さま

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映像に囲まれる時代におけるメディアの新しい体験や利用法を開発
実験用機材として7面タッチディスプレイが活躍
業種

学校

導入製品
  • タッチディスプレイ
    ・PN-L600B(60v型)×7台

2011年9月、理工学部情報メディア学科へ研究用機器として導入。7台連結表示で、実写、CG、音響などを組み合わせた実験・研究が行われている。

導入先
学校法人 龍谷大学さま 京都/京都市(本部)

瀬田キャンパス(理工学部)

1639年創立の西本願寺「学寮」に始まり、1922年に大学設立。8学部、1短期大学部、10研究科を擁する総合大学。京都(深草・大宮)、滋賀(瀬田)の3キャンパスで、地域と世界に貢献できる人材育成を目指される。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

大画面ディスプレイが人々を取り巻く身近な「環境」となる時代を見据え、世界標準として後世に残る使用方法を研究するために、高度な実験が行える高性能なタッチパネル大画面ディスプレイを求めていました。

導入後の変化
  • マルチ画面として、連結の自由度が高いため、様々な形状の大画面が構成できます。
  • 近くで見ても美しい高精細な映像により、人が画面の前に立って見ることを想定した研究が可能に。
  • 細かい部分も指定・操作できる高精度のタッチパネルが、双方向メディアの研究に役立っています。

お客様の声

導入の背景

映像が「環境」として我々を取り巻く時代を見据え、人とディスプレイの新しい関係を構築したい。

インタラクティブ・メディア(双方向型メディア)の一つとして、「環境化する情報環境」の研究を進めています。ディスプレイの大型化が進み、様々な施設への設置も増えており、映像情報が日常的に人々を取り巻く「環境」の一つとなる時代が想定されます。あたかも「壁」のように広がる映像を前に、人はどのようにふるまい、どのように使いこなしていくのか。これらの研究を推進するうえで、実験用機材として高性能な大画面ディスプレイの導入が必要でした。

学校法人 龍谷大学 理工学部 情報メディア学科 教授 外村佳伸さま

選ばれた理由

高画質・高精細な映像、タッチパネル方式、大画面マルチの3つのポイントで納得。

高度な研究を支える機器の選定の際に、デジタル・サイネージの展示会にも参加して、慎重に検討しました。人が目の前に立って見ることを想定した研究のため、①近くで見ても美しい高精細・高画質な映像、②画面を直接操作できるタッチパネル、③組み合わせで様々な形状の大画面が構成できる、の3つを基準に選びました。シャープの液晶ディスプレイは、以前の研究でも使用したことがあり、信頼感もありました。

壁のように人を取り巻く「環境」としてのメディアという意味を込めて、“アンビエント・ウォール”と名付け、様々な実験・研究が進行中

導入後の効果

7面マルチで3つのフルHD映像を結合。
高精度のタッチパネルで細かな操作も可能に。

導入した7台のディスプレイを弧を描くように連結し、3つのフルHD映像を横につなぎ合わせて表示する研究や、人が画面を触ることで映像を変化させる研究、あるいは、カメラや音響機器を組み合わせた活用方法の研究等を、現在、学生とともに進めています。特にタッチパネルでは、画面の細かい部分も指定・操作できる精度の高さが非常に役立っています。

タッチパネルを活用して、大画面に“動くアート”を描く

今後の展望

大画面ディスプレイと人の新しい関係の構築、世界標準となるような使い方の確立をめざす。

インフォメーション・ディスプレイは、今回のように横一列に並べるだけでなく、様々な形状をマルチ構成できる点にメリットがあると考えていますので、今後、別の形状での研究も視野に入れています。「壁」のように巨大なメディアならではの新しい体験、新しい接し方のアイデアを次々と開発し、その中から世界標準として、後世に残るような使用方法を確立していきたいと考えています。

2011年12月制作

導入製品「BIG PAD」について

みんなで使える。用途が拡がる。「パブリックコンピューティング」の世界を提案。会議に、商談に、教育に。電子黒板の概念を超えるコミュニケーションツール。