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PLCアダプター(高速電力通信アダプター)

ご使用の前に

使用環境について

PLCアダプターは、既存の屋内電力線を利用してデータ通信を行います。そのため、電気ノイズや電力線の長さなどにより、通信速度が落ちたり、通信できなくなるといった影響をうけることがあります。PLCアダプターを設置するときは、次の点にご注意ください。

  • PLCアダプターの電源プラグは、壁のコンセントへ直接差し込むことをおすすめします。
  • PLCアダプターをバックアップ電源装置(無停電電源装置(UPS)など)に接続することは避けてください。
  • PLCアダプターをテーブルタップ(OAタップ)に接続するときは、以下の点にご注意ください。

    ※本製品を、雷サージ対応やノイズフィルター付きのテーブルタップ(OAタップ)には接続しないでください(PLCアダプターの性能に影響を与えることがあります)。

  • PLCアダプターを接続する電源コンセント間の距離が遠い時は、データ通信ができないことがあります(最大約150m、ただしお使いの環境により異なります)。
イメージ:PLCアダプター

ご家庭の電力線の設備環境による影響について

本製品は、ご利用になる電力線の環境(ブレーカー等の設備仕様や、電力線の状態、電気配線の状態など)によっては、通信速度の低下、または通信できない場合があります。ここでは、一般的なご家庭の配線環境と、その影響について記載します。

※当商品は100Vコンセント専用です。200Vは使用できません。

イメージ:一般的な家庭の電気配線構造(単相3線式100V配線の場合)

家庭内の一般的な電気設備構造(単相3線式)の図を上に示します。分電盤から家庭内の各部屋のコンセントへ分電盤から2系統(L1相、L2相)配線されています。

PLCアダプターを接続するコンセントの組み合わせにより、以下の3種類に区別することができます。

同相同回路
それぞれのコンセントが同じ系統で、且つ同じ回路(ブレーカー)につながっている場合
同相別回路
それぞれのコンセントが同じ系統で、異なる回路(ブレーカー)につながっている場合
異相回路
それぞれのコンセントが異なる系統につながっている場合

上記において、PLCアダプター間の通信に最も良い環境(信号が減衰しにくい)とされるのが、「同相同回路」で、次いで、「同相別回路」→「異相回路」の順に、環境が悪く(信号が減衰しやすく)なります。

イメージ:通信に良い環境の順番

また、コンセントまでの電力線の長さや、分岐数の影響を受ける場合もあります。

この様に、PLCアダプター間の通信性能は、他の電気製品が発生するノイズによる影響以外に、ご家庭内の電力線の構造(コンセントの組み合わせ)により、通信速度が遅くなったり、場合によっては通信できない場合があります。

この場合は接続するコンセントを変えてお使いください。

本製品が影響を与える電気製品について

PLCアダプターは以下の電気製品や同一の電源回路系に接続された電気製品の電気ノイズ源となる場合があります。

  • 短波ラジオ
  • 調光機能付き照明器具やタッチランプなど
  • 無線を利用した遠隔操縦機器
  • ワイヤレスマウス
  • HomePlug® AV1.1方式以外のPLC製品

PLCアダプターにより影響を受けていると思われる場合は、「PLCアダプターのコンセントを別のコンセントに差し替える」、短波ラジオの場合は、「使用場所を壁から遠ざける」、「電池が使用可能なラジオであれば、電池で動作させてみる」などを行ってみてください。

電力線通信へ影響を与える機器について

電気製品には電気ノイズを発生するものがあり、PLCアダプターの性能や通信速度に影響を与えることがあります。電気ノイズが発生しやすい電気製品は、以下のようなものです。

  • 充電器(携帯電話の充電器を含む)
  • 小型のACアダプターを使用するもの
  • ヘアードライヤー
  • 掃除機
  • 電気ドリル
  • 調光機能付き照明器具やタッチランプなど

以上の機器と使用する場合は、なるべく離れた電源コンセントをご使用ください。
電気ノイズが発生しやすい電気製品には、ノイズフィルター付きテーブルタップを使うことをおすすめします。

イメージ:電力線通信へ影響を与える機器


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