【生ゴミ処理機の処理方式について】

生ごみ処理機の処理方式にはどんな種類がありますか?(バイオ式と乾燥式の違い)

生ごみ処理機の処理方式には、大きく分類すると「バイオ式」と「乾燥式」があります。

・バイオ式:微生物などのはたらきにより、生ごみを分解・減容する方式
・乾燥式:温風乾燥で生ごみに含まれる水分を蒸発させて減容させる方式
当社の「バイオ式」は、独自の“食品発酵バイオ”と“かくはん方式”により、従来のバイオ式と比べ、生ごみ減容率とニオイの低減に優れています。

【購入助成金制度について】

生ごみ処理機の「購入補助金制度」とはどんな制度ですか?

家庭用生ごみ処理機を購入する際に、購入費用の一部を援助してくれる自治体があります。

※自治体によって、助成金額や申請方法・必要書類などが異なりますので、くわしくは、お住まいの自治体の窓口にお問い合わせください。

【バイオ式生ごみ処理機(NP-40CX/NP-20CX)のバイオ基材について】

NP-40CX/NP-20CXのバイオ基材はどんなものですか?

乾燥した木のチップなどをベースに加工したもので、微生物の育成に必要な「水分」、「空気」、「温度」などを適切に保ち微生物の住み家の役目を果たします。
また、バイオ処理で生じるニオイの元となるガス成分を吸着する働きもします。

※基材には、生ごみを分解するバイオ菌(食品発酵菌・酵母菌・酵素群など)が混ぜ合わされています。
※交換用バイオ基材 ‥ 形名:「NP-1B」

バイオ基材は交換する必要がありますか?交換のしかたは?

バイオ基材は使用時間とともに水分調整、空気補給、ガス吸着などの働きが低下して微生物が住みにくくなります。生ごみの分解性能を維持するために、6ヶ月に1度は交換してください。

※運転表示パネルに「バイオ基材経過ランプ」を設けていますので、交換時期の目安にしてください。
※バイオ基材の交換時期は、環境条件や生ごみの種類や量・大きさなどによって異なります。
バイオ基材の交換のしかたは、[ こちら ] (PDF:127KB)を参照ください。

交換済みの古いバイオ基材はどうすればいいですか? 堆肥(たいひ)になりますか?

古いバイオ基材は、可燃ごみとして廃棄処分してください。

※生ごみには、塩分や油分が含まれており、植物の発育不良土壌になったり、塩分の蓄積で塩害をおこすことも懸念されるため、堆肥としては使えません。

【商品特長、仕様について】

電気代の目安はいくらくらいですか?

NP-40CX/NP-20CXは、「常温バイオ式」を採用し、省電力設計を実現しています。

・プラチナ脱臭“OFF”時の電気代の目安は、1日 約12.3円、1ヶ月間で約368円(※注)です。
・プラチナ脱臭“ON”時は、触媒ヒーターを使いますので、電気代の目安は1日 約129円となります。
・節電のために、ニオイが気にならないときはプラチナ脱臭ボタンを「切」にしてください。
・なお、電気代は実際の消費電力量の積算により算出していますので、消費電力に新電力料金目安単価と通電時間を掛け合わせた数値とは異なります。
※注
新電力料金目安単価 27円/kWh(税込)で算出。
<条件> :室温が20℃;標準試験生ごみ700gを処理した場合。プラチナ脱臭“OFF”時。

ニオイはしませんか?

食品発酵菌や酵素群を効果的に配合した独自のバイオ基材の採用により、発酵・分解性能を高め、気になる処理中のニオイを低減します。
また、脱臭効果の高いプラチナ触媒の搭載により、ニオイの強い生ごみを投入した際にも効果的にニオイの排出を抑えます。

・本機の使いはじめや室温が低いときは、処理能力が低下してニオイがすることがあります。
・規定量以上投入すると処理が遅くなり、ニオイが強くなる原因となります。
・スイカなどの水分の多いもの、魚・イカのあらや腐っているニオイの強いもの、ごはんなどのでんぷん質やかんきつ類などは1日200g以下が目安です。入れすぎるとニオイが強くなる原因となります。

プラチナ脱臭は、どんなときに使うのが効果的ですか?

・ニオイが気になるときに、プラチナ脱臭ボタンを「入」にしてください。
・処理槽内の水分が多くなりバイオ基材がべたついてきたときや、「べたつき(投入中止)」ランプが点灯したときは、プラチナ脱臭ボタンを「入」にすると、べたつき状態を早く解消できます。
・低温時に処理能力が低下したときも、同様にプラチナ脱臭ボタンを「入」にすると処理能力が高まります。

「足元センサー」とは、どんな機能ですか?

つま先を本体の下に入れると、センサーが感知して、自動的に本機の上扉がオープンします。
両手がふさがっていたり、手が汚れている時に、「足元センサー」機能を利用すると生ごみの投入に便利です。

※「足元センサー」は、NP-40CXにのみ搭載の機能です。

「足元センサー」はペットなどに反応しませんか?

小さなお子様がいるご家庭や、ペットを飼っているご家庭、また鋼板などの鏡面反射物付近、直射日光の当たる場所に設置される場合は、「足元センサー」機能の誤動作防止のために、必ず「ロック」つまみを「ロック」の位置にしてください。
誤って足元センサーがはたらいて、上扉が開くことがあります。

※「足元センサー」は、NP-40CXにのみ搭載の機能です。

「足元センサー」がうまくはたらかないときは?

・連続して開閉動作をおこなうと、上扉が開くまでに数秒(約7秒前後)かかることがあります。
連続して開閉するときは、しばらくお待ちになってから動作させてください。
・誤動作を抑制するため、足元センサーの感度を設定しています。
本体の底に足を差し入れても上扉が開かないときは、つま先を少し上げてください。
足元センサーが感知して、上扉が開きます。
※「足元センサー」は、NP-40CXにのみ搭載の機能です。

NP-40CXとNP-20CXの1日に処理できる生ごみの量はどれくらいですか?

・NP-40CXの最大処理能力は約1.3kg、連続して投入できる生ごみの量は約1.0kgです。
・NP-20CXの最大処理能力は約1.0kg、連続して投入できる生ごみの量は約700gです。
※投入量の目安は生ごみの種類によって異なりますが、生ごみ用三角コーナー1杯で約1.0kg、1杯弱で約700gです。
※規定量以上投入すると処理が遅くなり、ニオイが強くなる原因となります。

NP-40CX/NP-20CXで処理できるものは? (「投入できるもの」「投入できないもの」)

・本機(NP-40CX/NP-20CX)で処理できるものと、できないものがあります。
・また、処理できるものでも、分解にやや時間がかかるものがあります。
・あらかじめ分別して、処理できないものは投入しないようにしてください。
バイオ基材の交換のしかたは、[ こちら ] (PDF:177KB)を参照ください。

生ごみの減容率が“24時間で92%”とありますが、残った8%はどうなるのですか?

・室温20℃で、標準試験生ごみ700gを処理した場合、24時間で約92%以上、生ごみ容量を減らせます。
・24時間経過後も減容化は進み、骨などの一部の硬いものを除き、ほとんど分解します。
・ただし、生ごみ処理機の使用環境(室温・湿度など)および投入する生ごみの種類や量、大きさなどにより、分解・減容の状態は異なります。

【設置/ご使用前の準備について】

屋外で、使えますか?

本機(NP-40CX/NP-20CX)は「屋内設置型」ですが、どうしてもニオイが気になるときは、雨風にさらされない風通しの良い場所で、ニオイがおさまるまで一時的にお使いください。

屋外に一時的に置かれる場合は、次の記載事項にご注意ください。
・直接雨のかかる場所や雨水がたまり水浸しになるような場所には、置かないでください。
感電や漏電による火災の原因となります。
・ベランダの手すり側には、置かないでください。
お子様が踏み台にして転落する原因となります。
・直射日光の当たる場所には、置かないでください。
表示部の紫外線劣化の原因となります。
・避難器具や避難ハッチ、消防隊進入の障害になる場所に、置かないでください。
・電源は、交流100Vの防雨形コンセントをお使いください。
・冬場など、凍結のおそれのある場所には、置かないでください。

室温が低いところでも使えますか?

据付場所周囲温度は、5℃から40℃の範囲内です。

・室温が低いときは処理能力が低下します。
・一度にまとめての生ごみ投入は控えてください。

運転前の準備の方法は?

設置場所、設置の仕方は、[ こちら ](PDF:36KB)を参照ください。

※設置の前に、処理槽内から付属品(バイオ基材交換用キット)を必ず取り出してください。

設置後、バイオ基材はどれくらいの量を入れればいいですか?

バイオ基材の入ったポリ袋を開封し、処理槽の中にこぼれないようにゆっくり全部入れます。

購入後すぐに使用してもいいですか?

・使いはじめてからバイオ基材の状態が生ごみを分解する環境に整うまでの1週間前後は、処理能力が低下し、バイオ基材特有のニオイがすることがありますが、徐々におさまります。
・使いはじめてから1週間前後は、一度にまとめての生ごみ投入は控えてください。

【使い方について】

生ごみの投入のしかたは?

・分別して入れる。
・硬くて大きいものや長いものは小さくする。
・水切りをおこなう。
・入れすぎない。
などの注意事項をお守りください。
くわしくは、[ こちら ] (PDF:54KB)を参照ください。

しばらく使わないときは、電源プラグを抜いた方がいいですか?

・旅行などで、数日、ご使用にならないときは、バイオ処理維持のため、電源を入れたままにしておいてください。
1週間以上の長期間、ご使用にならないときは、必ず、電源プラグをコンセントから抜いてください

(長期間使用をやめていた後)再度、使い始めるときは?

・1週間以上の期間、ご使用にならなかったときは、1週間程度、生ごみを投入せずに運転を行なった後、本体表示部の「良好」ランプが点灯していることを確認してから、生ごみを投入してください。
・約6ヶ月以上、ご使用にならかったときは、バイオ基材を交換してください。

【お手入れについて】

排気フィルターのお手入れのしかたは?

フィルター掃除ランプが点灯するか、点灯しなくても排気フィルターが汚れているときは、電源を切り、電源プラグを抜いて排気フィルターの熱が冷めるまで約10分以上待ってから、フィルターの汚れを掃除機で吸い取ります。

くわしくは、[ こちら ] (PDF:36KB)を参照ください。

フィルター掃除ランプの消灯のしかたは?

排気フィルターを掃除した後、リセットボタンを短く1回押し、放すと「ピッ」と音がしてフィルター掃除ランプが消えます。

本体・上扉の裏面・投入口付近のお手入れのしかたは?

・本体の汚れは、水、または中性洗剤を含ませた柔らかい布で拭き取ってください。
・また、上扉の裏面や投入口付近についた生ごみや汚れも拭き取ってください。
・処理槽の内壁に生ごみやバイオ基材がこびりついたときは、付属の「バイオ基材交換棒」でかき落としてください。
※本体および処理槽内は、絶対に水洗いしないでください。
くわしくは、[ こちら ] (PDF:36KB)を参照ください。

【こんな場合はどうすればいいですか?】

生ごみがうまく分解できないのですが?

・使いはじめや、室温が低い場合は、処理能力が低下しますので、一度にまとめての生ごみ投入は控えてください。
・規定量以上の生ごみは投入しないでください。
・魚や鶏の骨、卵の殻、果物の皮・豆類の皮などの硬いものは、分解に時間がかかりますので、細かくしてから投入してください。
・未分解の生ごみが目立つときは、時々、取り除いて捨ててください。

バイオ基材が粉状になって微粉が舞っているときは?

バイオ基材が水分不足の状態にありますので、コップ1杯程度(約200ml)の水道水を、時間をあけて、2~3回に分けて投入し、バイオ基材が“良好”状態になるように湿り気を与えてください。

※バイオ基材がパサパサに乾燥すると、排気フィルターが目詰まりして湿気やガス成分の排気能力が低下し、ニオイが強くなる原因となります。
※上記の処置をしてもバイオ基材が乾燥しているときは、1日 400mLを上限として、水道水を投入してください。

バイオ基材がべたついてきたときは?

べたつきを感じたら、プラチナ脱臭ボタンを押して「入」にして、生ごみの投入を控えてください。

低温時や生ごみを多量に投入して「べたつき」ランプが点灯した場合は、プラチナ脱臭ボタンを「入」にし、「べたつき」ランプが消えるまで生ごみの投入を中止してください。

バイオ基材や生ごみが処理槽の手前に盛り上がってきたときは?

本機に付属の「バイオ基材交換棒」で処理槽の奥に落とし込んでください。

ニオイが気になるときは?

●プラチナ脱臭ボタンを「入」にしてください。
・使いはじめて1週間前後は、ニオイが強くなる場合がありますが、換気扇を回したり、窓を開けてご使用ください。
バイオ基材特有のニオイですが、バイオ処理が活発になると徐々におさまります。この間は生ごみの投入を控えめにしてご使用ください。
・「プラチナ脱臭」運転は、2~6日間生ごみを投入しないと節電のため、停止することがあります。ニオイが気になるときは、上扉を開閉すると、再び「プラチナ脱臭」運転をおこないます。
●その他にも、次の事項をご確認ください。
・電源プラグはきちんと差し込まれていますか?
・電源ボタンが「入」になっていますか?
・排気フィルターが目詰まりしていませんか?
→お手入れをしてください。
・本体背面の排気口をふさいでいませんか?
・生ごみが上扉の裏面や投入口付近に付着していませんか?
・生ごみの投入量が最大投入量を超えていませんか?
→2~3日生ごみの投入をやめてください。
→規定量以上投入すると処理が遅くなり、ニオイが強くなる原因となります。
・ごはん、魚、肉などの割合が多くありませんか?
→でんぷん、タンパク質に偏るとニオイが強くなる場合があります。
・以下のものは、1日の投入量 200g以下が目安です。
入れすぎるとニオイが強くなる原因となります。
・ニオイの強いもの(魚・イカのあらや腐っているものなど)
・ごはん・めん類などのでんぷん質やみかんなどのかんきつ類
・スイカなどの水分の多いもの
・バイオ基材の交換時期(約6カ月)を過ぎていませんか?
・バイオ基材が乾燥していませんか?
→コップ1杯程度(約200mL)の水道水を時間を空けて2~3回に分けて投入し、バイオ基材が“良好”状態になるように湿り気を与えてください。
※上記の処置をしていただいてもニオイが気になるときは、風雨にさらされない風通しの良い場所にて、ニオイがおさまるまでお使いください。 なお、本機(NP-40CX/NP-20CX)は「屋内設置型」です。屋外に一時的に置かれる場合は、[ こちら ]を参照ください。

本体背面の排気口から温風が出ていますが?

プラチナ脱臭ボタンを「入」にしているときは、排気口から温風が出て室温が上昇する場合があります。

※生ごみの投入が少ないときや、ニオイが少ないときは、プラチナ脱臭ボタンを「切」にしてください。
室温の上昇が抑えられます。

バイオ基材の量が増えて上限位置を超えてきたときは?

バイオ基材が「上限位置」を超えてきた場合は、付属の「バイオ基材交換棒」で取り出して捨ててください。

くわしくは、[ こちら ] (PDF:74KB)を参照ください。