INDEX 穴なし槽のしくみ 穴なし槽のメリット 開発ヒストリー 環境への貢献 洗濯槽に穴がないのは、シャープだけ!※ 二槽式から全自動洗濯機へ。穴がなくても脱水できる仕組みを実現した、穴なし槽洗濯機が誕生して30年。今も多くのお客様に愛される、穴なし槽のヒミツを徹底解説します。 ※国内で販売されている全自動洗濯機・タテ型洗濯乾燥機において。穴なし槽(2023年4月1日現在)。 穴なし槽のしくみ 特長紹介ムービー 穴なし槽洗濯機が実現する「清潔」「節水」「洗浄力」をわかりやすく解説 穴なし槽のメリット 清潔 清潔 黒カビの侵入を防ぎ※1、清潔な水で洗濯。 穴がないので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内へ侵入するのを防ぎ、清潔な水で洗い・すすぎができます。 ※1衣類を汚す原因となる黒カビ等が侵入しにくい構造となっています。ご使用方法・ご使用洗剤によっては、パルセーターの裏に洗剤カス等を原因としたカビ状の汚れがつき、混入する場合があります。 節水 節水 洗濯槽と外槽の間のムダ水をカット。 洗濯槽と外槽の間のムダ水をカット。11kgタイプのES-SW11Hの場合、穴あり槽だと仮定した同機種と比べて、お洗濯1回あたりで約35L(2Lペットボトル約17本分)の節水効果が見込めます※2。 ※2ES-SW11Hの洗濯槽に穴があった場合に外槽にたまる水量にて算出。 洗浄力 洗浄力 巻き上げ水流で、しっかり洗う。 穴がないので、水流の勢いが加速。竜巻状に巻き上がった水流での「もみ洗い」と、洗濯槽内壁のダイヤカット形状による「こすり洗い」のW洗浄効果で、少ない水でも汚れをしっかり落とします※3。 ※3当社実験による。衣類の量・素材、汚れや洗剤の種類によって洗浄効果が異なります。 穴なし槽洗濯機 30年のあゆみ 開発ヒストリー 洗濯槽の穴をなくす。その発想をひとつの製品としてカタチに仕上げるまでに、どのような困難があったのか。当時を知る元シャープ社員 隅山典彦さんにお話を聞きました。 穴なし槽開発のきっかけは、水不足 開発を始めた1990年頃は、水不足が深刻化していたそうですね。 当時は地球温暖化が問題となり、各家庭レベルでも水不足が深刻化し始めていました。「家庭で使う水のうち、約3割が毎日のお洗濯で使われている」というニュースも影響して「少し高くても節水タイプの洗濯機が欲しい」という要望が数多く寄せられ、開発をスタートしたというのがきっかけです。 洗濯機の構造を見直し、ムダ水の原因を発見 開発チームを結成して、洗濯機を分解し、洗濯機の構造を毎日徹底的に見直しました。その結果、標準コースの使用水量のうち約30%の水が洗濯槽と外槽の間をムダに満たしていることに気づき、「洗濯槽の穴をなくせばいいじゃないか」というアイデアにたどり着いたんです。 当時の開発担当だった、隅山さん 穴なし槽でもしっかり脱水できる方法を模索 穴をなくしたことで脱水が一番の課題になった、とお聞きしましたが。 はい。穴をなくして脱水がしっかりできなくなっては意味がないですから、脱水にはこだわっています。すり鉢状に傾斜を付けた穴なし槽を高速回転させて遠心力で脱水するという方法を試みたんですが、大量の水が入った重い洗濯槽を回転させるとバランス保持が非常に困難で、一旦は開発を断念せざるを得ない状況になりました。それでも、技術者たちはあきらめることなく、アイデアを出し合い「遠心力で脱水する前に、大部分の水を洗濯槽の底から真下に排水するのはどうだろう?」というひらめきが生まれたんです。それが、穴なし槽を実現したコア技術「真下排水構造」です。 今の穴なし槽は清潔性・洗浄力がさらに進化している ついに、穴なし槽洗濯機が完成 そこからはトントン拍子に開発が進んだのでしょうか。 いえ、まだまだ課題がありました。一番困ったのは「排水時に水位検知ができない」ということでした。そこで排水時の水の流れを可視化し、圧力の変化が発生しにくい場所を見つけて、どんな排水条件でも槽内の水位が正しく検知できるよう配管の形状を調整しました。これにより、穴なし槽の大部分の水は真下排水での排出が可能になり、槽内に残った水は遠心力で外槽に出すことに成功。ついに、節水性能が高く、穴がなくてもしっかり排水できる「穴なし槽洗濯機」が完成したのです。 SDGsの先駆けとして、30年のロングセラーに 発売から30年。この間に穴なし槽洗濯機にも進化はありましたか。 初代穴なし槽洗濯機の設計技術は完成度が高く、すり鉢状の槽の傾斜角度1°をはじめ、今日に至るまで基本的な設計は脈々と受け継がれています。さらに、樹脂槽からステンレス槽へ変えることで清潔性を向上させたり、槽の内壁をダイヤカット形状にすることで洗浄力を高めるなど、どんどん進化しており、ロングセラー商品として多くのお客様にご愛用いただいています。今にして思えば、節水性の高い洗濯機はSDGsの先駆けですよね。 現在の企画担当者 古本さん(左)、デザイナー斎藤さん(右)と 私事ですが、私はこの30年の節目に定年退職いたします。振り返れば30年もの間愛される商品に携わることができ、本当に楽しい会社人生だったなと思っています。これからも穴なし槽洗濯機の進化を一人のユーザーとして応援していきたいと思います。 もう一つの開発ストーリー 父の作った「穴なし槽洗濯機」は、30年間愛される商品となりました。 地球環境への貢献 1992年の初号機発売以来、30年間で1,200万台の販売実績を誇る穴なし槽洗濯機。地球規模で環境保全が必要な時代にあって、穴なし槽はどれくらいエコに貢献しているのでしょう? 総節水量 30年間で約8,100億リットル※1(日本総人口の飲み水の約6年分に相当※2) CO2排出量換算 30年間で約19万8千t削減※3(約72,000世帯分※4の年間排出量に相当) 省資源化も推進 廃洗濯機の外槽材を新しい外槽にリサイクル(2001年家電リサイクル法施行から4巡目) ※1当社調べ。1日1回、7年間(全自動洗濯機の設計上の標準使用期間)、標準使用水量で洗濯する前提で洗濯槽に穴があった場合に外槽にたまる水の量より算出。 ※2当社調べ。日本の一人あたりの飲み水(1日3L)を年間約1,000Lとして算出。 ※3当社調べ。東京都水道局、CO2計算ツールより算出。 ※4当社調べ。世帯あたりの年間CO2排出量:2,740kg(2021年度:環境省調査結果)より算出。 穴なし槽洗濯機 おすすめ機種 タテ型洗濯乾燥機 ES-PW11H 洗濯・脱水 11kg/乾燥 6kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄・プラズマクラスター ES-PT10H 洗濯・脱水 10kg/乾燥 5kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄・プラズマクラスター ES-PW8H 洗濯・脱水 8kg/乾燥 4.5kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄・プラズマクラスター ES-TX8H 洗濯・脱水 8kg/乾燥 4.5kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄・プラズマクラスター ES-TX6G 洗濯・脱水 6.5kg/乾燥 3.5kg ・ステンレス 穴なし槽 全自動洗濯機 ES-SW11H 洗濯・脱水 11kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄 ES-GV10H 洗濯・脱水 10kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄 ES-GV9H 洗濯・脱水 9kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄 ES-GV8H 洗濯・脱水 8kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄 ES-GV7H 洗濯・脱水 7kg ・ステンレス 穴なし槽・穴なし サイクロン洗浄 ES-GE7G 洗濯・脱水 7kg ・ステンレス 穴なし槽 ES-GE6G 洗濯・脱水 6kg ・ステンレス 穴なし槽 スペシャルコンテンツ シャープの穴なし槽 ココがおすすめ! シャープだけの「穴なし槽」だから実現するタテ型洗濯乾燥機・全自動洗濯機の特長をご紹介します。 使って実感!穴なし槽 毎日のお洗濯におけるお気に入りポイントをお客様にお聞きしました。