e-Signage S をご使用いただくために必要な環境やインストール方法などについて説明します。ご使用の前に必ずお読みください。
動作環境
動作環境(管理用PC/操作用PC)※1
形名 | e-Signage S WEB サーバー版 | e-Signage S Pro 版 | e-Signage S ネットワーク版 | e-Signage S スタンドアロン版 | |||
PN-SW25 | PN-SS25 | PN-SS22 | PN-SS21 | ||||
導入端末 | 管理用PC | 操作用PC | 管理用 PC | 管理用 PC | 管理用 PC | ||
パソコン | CPU | 1.6GHz 以上 | |||||
OS※2 | Microsoft Windows 10/11 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Microsoft Windows Server 2016/2019/2022 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
メモリー | 2GB 以上 | ||||||
ハードディスク | 空き容量 500MB 以上(別途データ保存のための空き容量が必要) | ||||||
ディスプレイ (管理用)※3 | 解像度 | 1,280 × 1,024 ドット 以上 | |||||
色数 | フルカラー | ||||||
対応ブラウザ(操作画面) | Microsoft Edge / Google Chrome |
※ 1 OS が動作する最低条件を満たす必要があります。また、コンテンツによっては正しく再生を行うために記載以上の性能が必要になる場合があります。
※ 2 32 ビット版/ 64 ビット版が対象です。
※ 3 番組やスケジュールの作成・編集に使用するパソコンのディスプレイです。
動作環境(表示用端末)※1
形名 | e-Signage S プレーヤー | ||
PN-SV21 | |||
導入端末 | 表示用端末 | ||
パソコン | CPU | 1.6GHz 以上 | |
OS ※2 | Microsoft Windows 10 ※ 3/11 |
○ | |
Microsoft Windows Server 2016/2019/2022 | — | ||
メモリー | 2GB 以上 | ||
ハードディスク | 空き容量 500MB 以上(別途データ保存のための空き容量が必要) | ||
パネル(表示用端末用)※4 | インフォメーションディスプレイ(PN シリーズ)、LB-46GX35、LB-52GX35、LB-1085、LB-T401、LB-T461、LB-T601、タッチディスプレイ(LL-P202V、LL-S242A)、LED ディスプレイ(VF-S シリーズ、MCTRL660PRO、MCTRL4K、MCTRLR5)、プロジェクター(PG-LU300Z、PG-LU400Z、XP-P601Q、XP-P721Q) |
表示用端末のユーザーアカウント制御を無効にしてください。※5
※ 1 OS が動作する最低条件を満たす必要があります。また、コンテンツによっては正しく再生を行うために記載以上の性能が必要になる場合があります。
※ 2 32 ビット版/ 64 ビット版が対象です。
※ 3 Windows 10, Windows 11は、デスクトップモードで使用してください。
※ 4 表示用端末は、パネルを制御することができます。パネルを制御するためには、表示用端末とパネルをRS-232C ケーブルで接続するまたは、パネルを LAN に接続する必要があります。
タッチディスプレイの場合は、ディスプレイに付属の USB ケーブルでタッチパネルと表示用端末を接続し、「設定」メニューの「その他」の「サイネージ」を「ON」にしてください。
接続後はe-Signage クライアントスケジューラで「接続確認」を行ってください。
パネルの仕様や接続方法、設定については、ご使用のパネルの取扱説明書をご覧ください。
※ 5 ユーザー アカウント制御が有効な場合、以下の機能は正常に動作しません。
- 遠隔プレーヤーアップデート
- 外部記憶装置からのプレーヤーアップデート
- 表示用端末の時刻合わせ
表示用端末でユーザーアカウント制御を無効にする方法について
この設定を行うとWindows ストアアプリが動作しなくなりますのでご注意ください。
e-Signage S プレーヤーをインストールしたあとで、クライアントスケジューラからユーザーアカウント制御を無効にできます。
- e-Signage クライアントスケジューラのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから[設定]をクリックして、[クライアントスケジューラの設定]ダイアログボックスを表示する
- [UAC 設定]タブをクリックし、[ユーザーアカウント制御を無効にする]をクリックする
- 確認メッセージが表示されるので、[OK]をクリックする
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されるので、[はい]をクリックする
- ユーザーアカウント制御を無効にした旨のメッセージが表示されるので、[OK]をクリックし、PC を再起動する
- 表示用端末をネットワークから制御(電源ON)する場合は、表示用端末のマジックパケットによるWakeOnLAN 機能が有効になっている必要があります。
- 表示用端末が、同一セグメントLAN の外にある場合、使用しているルータの仕様や設定によっては、マジックパケットが通過できない場合があります。詳しくは、ネットワーク管理者に相談してください。
- 操作用PC と表示用端末には、「Windows Media Player」および「PowerPoint Viewer」がインストールされている必要があります。
- プログラムをインストールしていない場合やバージョンが異なる場合など、インストールを促すメッセージが表示されたときは、プログラムを提供しているホームページからダウンロードし、インストールしてください。
- 表示コンテンツによっては、コーデックやプレーヤーソフトのインストールが必要です。搭載OS での動作が表明されていないコーデックやソフトについては導入前に確認してください。
配信方法について
本ソフトウェアでは、以下の配信方法を選ぶことができます。
配信方法 | 通信プロトコル | 管理用 PC | 表示用端末 |
PUSH 型配信 (固定 IP アドレス) |
FTP | FTP クライアント | FTP サーバー |
PULL 型配信 | HTTP | HTTP サーバー | HTTP クライアント |
PUSH 型配信(固定IP アドレス)
管理用PC 側からFTP で配信データを提供します。表示用端末に固定IP アドレスが必要です。
表示用端末がファイアウォールの中にあるときは、配信データが通信できるように、ファイアウォールの設定が必要です。
PULL 型配信
表示用端末側が管理用PC 側からHTTP プロトコルを使って、定期的に配信データを取得します。表示用端末がファイアウォールの中にあるときでも、ファイアウォール側の設定を変更しないで、配信データを取得できます。
e-Signage S をインストールする
- e-Signage S のインストール/ ライセンス登録/ 運用は、管理者権限のある同一アカウントで実施してください。
- サーバーソフトウェアとプレーヤーソフトウェアのインストールには、ライセンスコードが必要です。
- パソコンを起動する。
- すべてのアプリケーションソフトを終了する。
- Setup.exe をダブルクリックして、セットアッププログラムを起動する。
- 以降、画面の指示に従って操作する。
- インストール中、セキュリティの警告画面(発行元は確認できませんでした。)が表示された場合は、[実行]をクリックしてください。
- ユーザーアカウント制御画面が表示されたときは、「はい」をクリックしてください。
- サーバーソフトウェアとプレーヤーソフトウェアのインストール時に、仮のライセンスコードを入力した場合は、2 ヶ月間の試用となります。試用期間が終わるまでにライセンスコードを入手し、登録してください。
- 「サーバー設定ツール」の[ヘルプ]-[バージョン情報]から登録します。
インストール後の設定
デスクトップのe-Signage S ショートカットアイコンをダブルクリックしてください。サーバー設定の画面が表示されます。
表示用端末の環境を設定する
インストールが完了したら、e-Signage S をご使用になる前に、表示用端末の設定を変更してください。
自動ログインの設定
表示用端末が無人運転を前提としている場合、Windows 起動時に自動ログインされるように設定します。
- Windows 10 の場合は、Windows タスクバーの[スタート]ボタンから[Windows システムツール]-[コマンドプロンプト]の順にクリックする。
Windows 11 の場合は、Windows タスクバーの [ スタート] ボタンから [ すべてのアプリ] -[Windows ツール] - [ コマンドプロンプト] の順にクリックする。
[コマンドプロンプト]画面が表示されます。 - 「control userpasswords2」と入力し、【Enter】キーを押す。
- ユーザーアカウント制御画面が表示されるときは[続行]をクリックする。
[ユーザーアカウント]ダイアログが表示されます。 - 「ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」チェックボックスのチェックをはずす。
- [OK]をクリックする。
- 自動ログオンまたは自動サインイン画面で「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、[OK]をクリックする。
- 「exit」と入力し、[Enter]キーを押す。
スクリーンセーバーの設定
プレーヤーで配信データを表示中に、パネルにスクリーンセーバーが表示されないように、スクリーンセーバーが起動しないように設定します。
- Windows 10 の場合
1 デスクトップのなにもない場所を右クリックし、表示されたメニューから[個人用設定]-[ロック 画面]-[スクリーンセーバー設定]の順にクリックする。
[スクリーンセーバーの設定]ダイアログボックスが表示されます。
2 「スクリーンセーバー」のメニューから「(なし)」を選択する。
3 [OK]をクリックする。 - Windows 11 の場合
1 デスクトップのなにもない場所を右クリックし、表示されたメニューから[個人用設定]-[ロック 画面]-[スクリーンセーバー]の順にクリックする。
[スクリーンセーバーの設定]ダイアログボックスが表示されます。
2 「スクリーンセーバー」のメニューから「(なし)」を選択する。
3 [OK]をクリックする。
電源管理
プレーヤーで配信データを表示中に、パネルやハードディスクの電源が切れたり、システムスタンバイに移行したりしないように設定します。
- Windows 10 の場合は、Windows タスクバーの[スタート]ボタンから[Windows システムツール]-[コントロールパネル]の順にクリックする。
Windows 11 の場合は、Windows タスクバーの[スタート]ボタンから[すべてのアプリ]-[Windows ツール]-[コントロールパネル]の順にクリックする。
[コントロールパネル]画面が表示されます。 - [システムとセキュリティ]をクリックし、[電源オプション]をクリックする。
[電源オプション]ダイアログボックスが表示されます。 - 「追加プランの表示」をクリックして、「高パフォーマンス」を選択し、[プラン設定の変更]をクリックする。
- 「ディスプレイの電源を切る」、「コンピューターをスリープ状態にする」をそれぞれのプルダウンメニューから「適用しない」を選択する。
- [変更の保存]をクリックする。
[電源オプション]のダイアログボックスに戻ります。 - 右上の ボタンをクリックして、[電源オプション]ダイアログボックスを閉じる。
IME ツールバー設定
プレーヤーで配信データを表示しているとき、IME ツールバーが表示されないよう、IME ツールバーの表示設定は非表示にします。
通知設定
プレーヤーで配信データを表示しているとき、アプリケーションによる通知が表示されないように設定します。
1 【Windows】キー+【A】キーを押し、アクションセンターの「集中モード」を「オフ」にする。
Windows Update の設定
プレーヤーで番組を表示中にWindows Update の自動更新が起動し、パネルにポップアップメッセージ(ダイアログボックス)などが表示されないように、Windows Update が自動更新されないように設定します。
Windows Update 自動更新を無効に設定した場合は、定期的にWindows Update のWEB サイトに接続して、手動でダウンロードおよびインストールしてください。最新の更新プログラムをインストールしないと、セキュリティの危険性が高まったり、パフォーマンスに問題が発生したりする場合があります。
-
Windows 10 の場合
1 Windows タスクバーの[スタート]ボタンから[Windows システムツール]-[コマンドプロンプト]の順にクリックする。
2 「gpedit.msc」と入力し、【Enter】キーを押す。
3 ユーザーアカウント制御画面が表示されるときは[続行]をクリックする。
4 [ローカルグループポリシーエディター]左側のツリーより[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[Windows Update]の順にクリックする。
5 [ローカルグループポリシーエディター]右側の画面より[自動更新を構成する]をダブルクリックする。
[自動更新を構成する]ダイアログボックスが表示されます。
6 「無効」のラジオボタンを選択して[OK]をクリックする。
7 右上のボタンをクリックして、[ローカルグループポリシーエディター]ダイアログボックスを閉じる。
8 [コマンドプロンプト]に「gpupdate」と入力し、【Enter】キーを押す。
9 「ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。」「コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。」の表示を確認し、右上のボタンをクリックして、[コマンドプロンプト]ダイアログボックスを閉じる。
Windows 10 Home は、Windows Update を無効にすることはできません。
-
Windows 11 の場合
1 検索画面で「gpedit.msc」と入力し、【Enter】キーを押す。
2 ユーザーアカウント制御画面が表示されるときは[続行]をクリックする。
3 [ローカルグループポリシーエディター]左側のツリーより[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windows コンポーネント]-[Windows Update]-[エンドユーザーエクスペリエンスの管理]の順にクリックする。
4 [ローカルグループポリシーエディター]右側の画面より[自動更新を構成する]をダブルクリックする。
[自動更新を構成する]ダイアログボックスが表示されます。
5 「無効」のラジオボタンを選択して[OK]をクリックする。
6 右上のボタンをクリックして、[ローカルグループポリシーエディター]ダイアログボックスを閉じる。
7 [コマンドプロンプト]に「gpupdate」と入力し、【Enter】キーを押す。
8 「ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。」「コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。」の表示を確認し、右上のボタンをクリックして、[コマンドプロンプト]ダイアログボックスを閉じる。
Windows 11 Home は、Windows Update を無効にすることはできません。
常駐アプリケーションソフトの設定
プレーヤーで番組を表示中に、OS や常駐アプリケーションソフトのポップアップメッセージ(ダイアログボックス)などが表示されないように、常駐アプリケーションソフトを設定してください。
Windows ファイアウォールの設定
ネットワーク経由で配信する場合で、使用するポートにWindows ファイアウォールを設定しているときは、プレーヤーが使用するTCP/IP ポートを開放しておいてください。
e-Signage S では、独自のWEB サーバーがインストールされます。デフォルトのTCP/IP ポート番号は80 になっています。ポート番号を変更する場合は、管理用PC のHTTP 通信設定 と、表示用端末のe-Signage クライアントスケジューラのHTTP 通信設定
を同じポート番号に設定しておく必要があります。
状態監視機能のファイアウォール設定
- Windows 10 の場合は、Windows タスクバーの[スタート]ボタンから[Windows システムツール]-[コントロールパネル]の順にクリックし、表示された画面で[システムとセキュリティ]-
[管理ツール]の順にクリックする。
Windows 11 の場合は、Windows タスクバーの [ スタート] ボタンから [ すべてのアプリ] -[Windows ツール] の順にクリックする。 - 「セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール」または「セキュリティが強化された
Windows Defender ファイアウォール」をダブルクリックする。 - ユーザーアカウント制御画面が表示されるときは[はい]をクリックする。
[セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール]または「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」ダイアログが表示されます。 - 画面左側の[受信の規則]をクリックし、画面右側の「操作」から[新しい規則]をクリックする。
[新規の受信の規則ウイザード]ダイアログボックスが表示されます。 - 「カスタム」ラジオボタンを選択して、[次へ]をクリックする。
- 「すべてのプログラム」ラジオボタンを選択して、[次へ]をクリックする。
- 「プロトコルの種類」のメニューから「ICMPv4」を選択する。
- 「プロトコルおよびポート」、「スコープ」、「操作」、「プロファイル」の順に必要に応じて設定する。
[次へ]をクリックすると、次の項目の設定画面に進む。
これらの項目については、ネットワーク管理者に確認の上、設定するようにしてください。 - 「名前」として“e-Signage S 状態監視機能用”と入力し、[完了]をクリックする。
- 右上の
ボタンをクリックして、ダイアログボックスを順に閉じる。
e-Signage S をアンインストールする
- サーバーソフトウェアとプレーヤーソフトウェアを再インストールする場合、ライセンスコードを再度入手する必要があります。
- サーバーソフトウェアをアンインストールしても、作成した運用グループやユーザーおよびサーバーにアップ
ロードしたデータは削除されません。サーバーソフトウェアをインストールすると再び利用できます。 - クライアントソフトウェアをアンインストールしても、作成した番組やスケジュール、コンテンツファイルは削除されません。クライアントソフトウェアをインストールすると再び利用できます。なお、サーバーにアップロードした番組は、サーバー上に保存されているため、削除されません。
- ライセンスコードは、本製品に付属の「はじめにお読みください」に記載されている手順に従って再入手してください。
- e-Signage S セットアッププログラム(Setup.exe)の入手については、本製品に付属の「はじめにお読みください」をご覧ください。
1 パソコンを起動する。
2 すべてのアプリケーションソフトを終了する。
3 e-Signage S セットアッププログラム(Setup.exe)を起動する。
- Setup.exe をダブルクリックすると、セットアッププログラムが起動されます。
- インストール中、セキュリティの警告画面(発行元は確認できませんでした。)が表示された場合は、[実行]をクリックしてください。
ユーザーアカウント制御画面が表示されたときは、「はい」をクリックします。
4 「削除」ラジオボタンを選び、[次へ]をクリックする。
「変更」ラジオボタンを選択した場合は、ライセンスコードの再入力が必要です。
5 [はい]をクリックする。
アンインストールが始まります。
配信スケジューラ、クライアントスケジューラ、WEB サーバーが起動している場合は、メッセージ
が表示されます。その場合は、[はい]をクリックしてください。配信スケジューラ、クライアント
スケジューラ、WEB サーバーを終了し、アンインストールを続けます。
6 [完了]をクリックする。
これで、アンインストールは完了です。