SHARP

Ecoについて

本機のEco機能

モード設定

Eco機能を一括で設定します。「カスタムモード」と「Ecoモード」があります。
各モードで適用される設定値は以下の通りです。

機能 カスタムモード Ecoモード

予熱モードの設定

1分

1分

予熱モード時は操作パネルを消灯する

On

On

オートパワーシャットオフ設定

移行時間を固定する:1分

移行時間を固定する:1分

リモートジョブ終了後すぐにオートパワーシャットオフへ移行する

On

On

スリープモード設定

省電力優先

省電力優先

Ecoスキャン設定

On

On(コピーを除く全モード)

カスタムモード、Ecoモード使用時は、システム設定での設定値は適用されません。

オートパワーシャットオフモード

操作パネルや定着部の電源を切り、最も低消費電力の状態で待機します。
ジョブを実行していない待機状態で、設定した時間が経過すると、オートパワーシャットオフモードになります。
予熱モードと比べ、節電率が高い反面、復帰時間は長くなります。
オートパワーシャットオフモード中、主電源ランプが黄色で点滅します。
プリントデータ受信時、ファクスデータ出力時、または[電源]ボタンを押すと、解除します。

オートパワーシャットオフに入る15秒前にメッセージが表示されます。
[操作を続ける]ボタンをタップすると、メッセージが消え、通常状態に戻ります。
通常状態の延長時間の終了15秒前に再びメッセージが表示されます。
メッセージが表示されてから何も操作せずに15秒経過すると、オートパワーシャットオフモードに移行します。

メッセージの表示を設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[予熱/オートパワーシャットオフへの移行時間を延長するメッセージを表示する]で設定します。
オートパワーシャットオフ中に[電源]ボタンを長押しすると、本機の電源が切れます。

予熱モード

定着部の温度を下げて低消費電力状態で待機します。
ジョブを実行していない待機状態で、設定した時間が経過すると予熱モードになります。
オートパワーシャットオフモードと比べ、節約する電力は小さく、復帰時間は短くなります。
タッチパネルが消灯します。
予熱モード中、主電源ランプが青色に点灯します。
タッチパネルをタップしたとき、予熱モードは解除されます。

予熱モードを設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[予熱モードの設定]で設定します。

予熱モードに入る15秒前にメッセージが表示されます。
[操作を続ける]ボタンをタップすると、メッセージが消え、通常状態に戻ります。
メッセージが表示されてから何も操作せずに15秒経過すると、予熱モードに移行します。

メッセージの表示を設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[予熱/オートパワーシャットオフへの移行時間を延長するメッセージを表示する]で設定します。

Ecoおすすめ機能表示

コピー、ドキュメントファイリング再印刷、ダイレクトプリントで、推奨するコピー/プリント設定を表示します。

コピー時

コピーモード(ノーマルモード)に切り替えたときに、おすすめする設定が表示されます。
おすすめする設定:両面コピー、ページ集約、白黒でコピー、画像の向き

ドキュメントファイリング再印刷時

ドキュメントファイリングのファイルリスト画面のアクションパネルで[設定を変更して印刷する]をタップしたときに、おすすめする設定が表示されます。
おすすめする設定:両面印刷、ページ集約、白黒で印刷

ダイレクトプリント時

ダイレクトプリントのファイルリスト画面のアクションパネルで[設定を変更して印刷する]をタップしたときに、おすすめする設定が表示されます。
おすすめする設定:両面印刷、ページ集約、白黒で印刷

リモートジョブ終了後すぐにオートパワーシャットオフへ移行する

オートパワーシャットオフモード時にプリント実行やファクス受信データを出力すると電源が入り、プリント終了後、すぐにオートパワーシャットオフモードに戻ります。

リモートジョブ終了後すぐにオートパワーシャットオフへ移行するを設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[リモートジョブ終了後すぐにオートパワーシャットオフへ移行する]で設定します。

移行時間を固定する

オートパワーシャットオフの移行時間を固定します。[移行時間を固定する]を選択し、[オートパワーシャットオフ設定]で移行時間を設定します。
この機能を有効にすると、[移行時間を時間帯別で変更する]が無効になります。

移行時間を時間帯別で変更する

4週間分のジョブログから本機の使用状況を分析することで、各時間帯に合った最適なオートパワーシャットオフモードへの移行の管理をします。
この機能を有効にすると、[移行時間を固定する]が無効になります。

  • 定着制御は変更されません。
  • 電源ON/OFFスケジュール機能とは連動して動作しません。両方設定していた場合は、 電源ON/OFFスケジュール機能の設定を優先します。
  • 用紙カウントは用紙サイズ別に加算します。
  • 本機の電源が切れていた期間は、ジョブがなかった場合と同じと考えられます。

省エネパターンとオートパワーシャットオフへの移行時間

パターン名称 移行時間 出力平均枚数/時間

モード1(ジョブ開始優先1)

1時間経過後

700~

モード2(ジョブ開始優先2)

30分経過後

150~699

モード3(省エネ優先1)

5分経過後

40 ~149

モード4(省エネ優先2)

最短時間経過後

0~39

※ 工場出荷時

自動
一定期間のジョブログから本機の使用状況を分析することで、各時間帯に合った最適な電源管理をします。

4週間分のジョブログ情報がないときは、テンプレート2(8:00~18:00がモード3(省エネ優先1)、 後の時間帯はモード4(省エネ優先2))になります。

手動
時間帯ごとにパターン設定します。
あらかじめ、3種類のテンプレートを用意しています。 「オリジナルEcoパターン1~4」に省エネパターンを設定できます。

3種類のテンプレートについて

テンプレート パターン名称 モードの概要

テンプレート1

全て”省エネ優先2”

すべての時間帯が「モード4(省エネ優先2)」で動作します。

テンプレート2

8:00~18:00”省エネ優先1”

8:00~18:00の時間帯は「モード3(省エネ優先1)」、 それ以外の時間帯は「モード4(省エネ優先2)」で動作します。

テンプレート3

8:00~18:00”ジョブ開始優先1”

8:00~18:00の時間帯は「モード1(ジョブ開始優先1)」、 それ以外の時間帯は「モード4(省エネ優先2)」で動作します。

スリープモード設定

省電力優先: 省電力となりますが、復帰には多少時間がかかります。
復帰時間優先: 省電力優先と比べますと、電力値は多少上がりますが、復帰時間が早くなります。
人感センサーモード (BP-60C26/BP-60C31/BP-60C36/BP-70C26/BP-70C45/BP-70C55/BP-70C65): 人感センサーによって自動的にスリープモードからの復帰が可能になります。

Ecoスキャン

読み込んだ原稿を送信する、などのプリントしない動作を、定着部をOFFにしたまま実行します。

Ecoスキャン設定

「Ecoスキャン設定」をにして、Ecoスキャン設定を有効にしたいモードや画面を選択します。
次のモードや画面が設定できます。

  • ホーム画面
  • コピー
  • ファクス/イメージ送信
  • ドキュメントファイリング
  • システム設定
  • Sharp OSA

ECOスキャンを設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECOスキャン設定]で設定します。

省エネパターンリスト

本機の一定期間の使用状況を分析して、使用頻度に合わせで、オートパワーシャットオフモードへの移行の管理をします。 省エネパターンリストに合わせて実機の電力を管理を行いたいときは、「設定(管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[Eco設定]→[移行時間を時間帯別で変更する]で[手動]を選択し、プルダウンリストから自動更新パターンかオリジナルEcoパターン1~4から選択します。
本機の使用状況を自動的に分析して、パターンを随時更新する場合は、自動更新パターンを設定します。
あらかじめパターンを作成し、そのパターンに従ってオートパワーシャットオフモードに移行する場合は、オリジナルEcoパターンを設定します。
パターンの編集
オリジナルEcoパターンを設定します。

パターン名 現在のパターン名を表示します

パターン名の変更

パターン名を変更するときに、名称を入力します。

モデルにするパターン

パターンのベースにしたい登録済みのパターンを選択します。[選択したパターンをコピー]を選択すると、コピーしたパターンと同じ設定となります。

省エネ設定

時間によって、実機をどのような状態にするかを設定します。モード1~4を選択し、下の曜日、開始時刻、終了時刻より選択します。

曜日

省エネ設定で選択したモードを有効にしたい曜日を選択します。

開始時刻/終了時刻

省エネ設定で選択したモードを有効にしたい時間帯を設定します。

電源ON/OFFスケジュール設定

本機の操作パネルの電源を設定時間ごとにON/OFFします。3つ設定できます。 同一曜日、同一時刻の設定がある場合、設定1、設定2、設定3の順に実行します。

  • 予熱モード、オートパワーシャットオフモードのパワーマネージメント設定の時間設定は スケジュール機能の対象にはなりません。
  • 電源OFFに設定した時間は、以下の制約があります。
    • ジョブ実行中などでマシンが動作中の場合は、ジョブ終了後に電源をOFFします。
    • プリンタージョブは受信できません。
    • ファクス受信データ出力などの出力ジョブは受信できます。
    • ファクスの時刻指定出力機能が有効なときは次回電源ON時に出力します。
  • パワーマネージメント設定と併用で設定した場合は、電源ON/OFFスケジュール機能の設定を優先します。
  • 同時間に設定しているときは、「設定1」、「設定2」、「設定3」の順番で優先します。
  • 次の場合は電源をOFFしません。
    • 「電源ON時の自動消去」処理中。
    • 設定した電源ON/OFF時間が、設定確定から1分以内のとき。
電源ON/OFFスケジュール機能を設定するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[電源ON/OFFスケジュール設定]で設定します。

人感センサー検知時、音声アラートを発信する (BP-60C26/BP-60C31/BP-60C36/BP-70C26/BP-70C45/ BP-70C55/BP-70C65)

電源ON/OFFスケジュール設定により本機の電源がOFFされた時間帯において、人感センサーに反応があったとき、報知メッセージを再生します。
アラート送信先にメールアドレスを登録すると、登録したメールアドレスに人感センサーに反応があったことを知らせる検知情報を送信します。

  • 音声アラートの音量は、音声設定の内容に関わらず、常に最大音量で流れます。
  • 音量アシスト設定が無効でも、音声アラートの設定は可能です。
  • 報知メッセージの言語は、音声アシスト設定の内容と連動します。
  • 手動で電源をOFFした場合は、音声アラート設定は有効になりません。

アラート送信先
音声アラートが動作したときに、検知情報を送信するE-mailの宛先を設定します。

特定日動作設定

出力の多い日や、特別な動作を実行したい日を「特定日」として設定して、その日のみ固有の省エネパターンを設定できます。

オートパワーシャットオフ移行時間の有効無効にかかわらず、特定日に設定された日は特定日の設定で動作します。
「特定日」タブ
特定日は7日間分まで設定できます。特定日、適用する省エネパターン、特定日が休日となった場合の動作を設定します。

項目 説明

日付

特定のパターンで動作したい日付を設定します。

毎月1~31日、または毎月末から選択します。

適用する省エネ動作

適用する省エネパターンを選択します。

省エネパターンの内容は、特定日動作設定で設定します。

休日の動作

設定した特定日が休日となった場合にどのように動作するか設定します。
休日とする日は、特定日動作設定で設定します。
  • 最初から指定している特定日と、休日のため移動した特定日が重なった場合、最初からしている特定日の設定が優先されます。
  • 同一日時の特定日が設定された場合、特定日1~7の順で優先されます。

「パターン」タブ
省エネパターンの詳細を設定します。

項目 説明

省エネ動作

設定したい特定日パターンを選択します。

パターン名の変更

特定日パターンの名称を変更するときに入力します。

モデルにするパターン

以前登録したパターンやプリセットされたパターンを流用してパターンを作成する場合に、流用元のパターンを選択します。

新規スケジュールの追加

スケジュールを追加します。

「休日」タブ
休日を設定します。ここで休日と設定した日は、特定日となりません。

項目 説明

休日の一覧

タップすると、設定済の休日の日付および曜日を2年間分表示します。

曜日指定

休日を曜日で指定する場合に使用します。

期間指定

休日を日付で指定する場合に使用します。

「最終登録時刻」には、期間指定で登録した休日が、いつ登録されたか表示します。

エコを推奨する設定を表示する(Ecoおすすめ機能表示)

ノーマルモードの基本画面を表示した際、エコを推奨する設定を表示します。

この機能はシンプルモードには適用されません。
ECOおすすめ機能表示を使用するには
「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[ECOおすすめ機能表示]

表示される機能は以下の通りです。

人感センサー

(BP-60C26/BP-60C31/BP-60C36/BP-70C26/BP-70C45/BP-70C55/BP-70C65)
本機に人が近づいたことをセンサーが検知し、自動的にスリープモードから復帰します。(人感センサーモードのみ)
検知する範囲は3段階(//)で設定します。
また、電源ON/OFFスケジュール設定で、本機の電源がOFFに設定されている時間帯に、人感センサーに反応があったとき、報知メッセージで警告することができます。
アラート送信先にメールアドレスを登録すると、登録したメールアドレスに人感センサーに反応があったことを知らせる検知情報を送信します。

  • 人感センサーは熱源の動きを検知します。
  • 本機の設置場所や設置環境(周囲の温度など)により検知範囲が変わる場合があります。

ご注意

以下の場合、人感センサーが正しく機能しない場合があります。
  • 人感センサーの前に物がある
  • 人感センサーカバーに汚れや傷がある
  • 直射日光や風が当たる
  • 人感センサーが破損している
  • 暖房器具などの熱源が近くにある
  • 検知範囲に動く物がある
  • 人感センサーを設定するには
  • 「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[ECO設定]→[スリープモード設定]で設定します。
  • 人感センサーを検知時に音声アラートを発信するには
  • 「設定 (管理者)」の[システム設定]→[省エネルギー設定]→[電源ON/OFFスケジュール設定]→[スリープモード設定]で[人感センサー検知時、音声アラートを発信する]のチェックボックスをにします。

    Version 03a / bp70c65_usr_03a_ja

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