オフィスで、家庭で、複数台のパソコンを使って同時にインターネットをしたり、プリンタやハードディスクを共有したいと思った時、なくてはならないのがLAN※（ローカル・エリア・ネットワーク）です。 最近では無線LAN製品が何かと話題になっていますが、通信速度と安定性、導入コストの面では有線LANがまだまだ有利と言えるでしょう。 モバイルガイド第3回となる今回は、有線LANのメリットや導入方法、有線LANを活用したモバイルの楽しみ方などについて詳しくご紹介していきます。

※	従来、LANは企業や学校などの大きな施設（専用線を使用）で利用されることがほとんどでしたが、ここでは、近年増えつつある家庭やSOHOなど、少数のパソコン間でデータを共有する“小規模LAN”をご紹介します。

● 有線LAN導入に必要なもの

※PC-MT1・PC-SX1はLANインターフェースを標準装備しているため、ネットワークカードは不要です。

※1		ツイストペアケーブルにはストレートとクロスの2種類がありますが、通常はストレートのみしか使用しません。ハブ同士を接続するなど特殊な場合はクロスが必要になります。
※2		オフラインでのみパソコンを共有する際はハブのみでLANができますが、インターネットに複数台で同時に接続したい場合は、別途ルータが必要になります。ルータはご利用の通信環境によって機器が異なりますので、ご注意下さい。

ルータ（Router）

ネットワーク上でデータや周辺機器を共有する時に中継点となるもの。 ルータには、ISDNと接続するための「ダイヤルアップ・ルータ」、ADSLやCATVなどの高速回線と接続する「ブロードバンド・ルータ」などいくつか種類がありますので、お使いのパソコンの接続環境に合わせて正しい機種を選ぶようにしましょう。

ハブ（hub）

各パソコンから出されたケーブルを1つに束ねるための集線装置。LANを構築する時になくてはならない機器がこれ。例えば4個のポートがある場合には、PCを4台まで接続でき、適切なLAN環境を構築すれば各それぞれと通信が可能になります。パソコン2台でデータのやりとりをするだけならイーサネットでつなぐということも可能ですが、3台以上ならハブまたはルータが不可欠です。

TOPへもどる

● 有線LANの接続

※1		プリンタ・サーバ機能を搭載したハブ及びルータを使用する場合は不要です。
※2		接続機器の台数によってはハブは不要です。
※3		最近ではADSLモデムにルータが内蔵されたブロードバンドルータが多く出回っていますが、お使いのADSLモデムにルータ機能が搭載されていない場合は、ハブ→ルータ→ADSLモデムの順でつなげます。
※4		CATV局によっては複数台への接続を許可していない場合もあるので注意が必要です。
※5		従来のターミナル・アダプタ（TA）にはルータ機能がありません。

TOPへもどる