どうしてもわからない、コンピュータに詳しい知り合いに教えてもらいたい…、そういうときには「リモート アシスタンス」が役に立つことでしょう。ユーザーのパソコンをネット経由で上級者に操作してもらうことができるのです。操作を受けている間、自分のデスクトップがどう操られているかアクションのすべてを監視できますので、トラブルが解決されていく様子をしっかり勉強でき、また、万一無関係な操作までされそうになった場合は、そのアクションをユーザー側で制御するこが可能です。

実は、“遠隔操作”ができる点はWindows^® XP Professionalの最大の特長の1つなのです。たとえば、出張で支社に赴いたとします。支社のパソコンから自分のパソコンにネットワーク越しにログイン^※1。いつもの自分のデスクトップを他人のパソコンに表示させながら作業することができます。これは「リモート デスクトップ」という機能。どこにいても、わが身1つでモバイラーになれてしまいます。

たとえば、オフィスでやり残した仕事をメディアに入れて持って帰ってこなくても、自宅のパソコンからの操作で続きを仕上げてしまうことだってお手のもの。自宅のパソコンにはオフィスで使っているアプリケーションが入っていないといった場合でも、オフィスのパソコンにあるソフトを遠隔操作で使うことだってできるのです。また、「プリンタ リダイレクト」機能を使えば、オフィスのコンピュータの文書をリモート操作で作業した後、その文書を自宅のプリンタで印刷することもできます。

「リモート デスクトップ」機能を使って、外部から自分のパソコンを遠隔操作するようにするためには、この場合は、自分のパソコンのOSがWindows^® XP Professionalであることが条件です。

離れた場所からオフィスのコンピュータを操作しているとき、セキュリティを万全に保つために、オフィスのそのコンピュータは、見た目にはログオン画面だけが表示されています。また、ロックもかかった状態にキープされています。

※1 リモート デスクトップには、電源管理、オフライン ファイルやオフライン フォルダ、およびActiveSync技術をリモートで使用する機能も用意されています。