無線デジタルピッキングシステム(DPS/DAS)

デジタルピッキングシステム(DPS: Digital Picking System)とは、工場や物流センターなど摘み取り方式のピッキング作業でランプが付いた表示器を利用しておこなう作業支援システムです。表示器のランプが光った間口(棚)に足を運び、表示された数だけ商品を取り出すことで、正確かつスピーディーなピッキング作業を実現します。
また、デジタルピッキングシステムの他にも、種まき方式のデジタルアソートシステム(DAS: Digital Assort System)に対応しています。トータルピッキング後の商品や、店舗別に仕分けをおこなうときに、表示器のランプが光った間口(棚、台車、コンテナ)に足を運び、商品を仕分けるだけで作業が完了します。

デジタルピッキングシステム(DPS)
  1. 表示器のランプが点灯する間口に移動
  2. 数量を確認し、表示された数をピッキング
  3. 表示器のボタンを押す
デジタルアソートシステム(DAS)
  1. 表示器のランプが点灯する間口へ移動
  2. 数量を確認し、表示された数を仕分け
  3. 表示器のボタンを押す

DPS/DASでできること

ハンズフリー、ペーパーレス

ピッキング用のリスト(紙)や表示端末が不要になるので、両手で確実にピッキング・仕分けが可能。

ミス防止

表示器のランプで商品を示すことで、似たような商品や間口を見間違えてピッキング・仕分けすることを防止。

商品・仕分け場所がすぐにわかる

表示器のランプが光った間口から商品をピッキング、または光った間口に仕分けするだけなので、場所を探す時間を短縮しスピード向上。

当社DPS/DASの特長・メリット

無線方式を採用し、フリーレイアウトを実現

無線方式を採用しているので、通信エリア内でのフリーレイアウトを実現

有線方式の表示器とは異なり、設置時・レイアウト変更時の煩わしい配線作業が必要なく、通信エリア内であれば表示器の取り付けや場所の移動が容易です。
また、移動可能な棚や台車、搬送ロボット(AGV: Automated Guided Vehicle/AMR: Autonomous Mobile Robot)などへの取り付けも可能です。
例えば、カゴ車に取り付けることで、出荷時間に合わせて、仕分けラインをつくることもできます。
そのため、導入後も商品位置やカゴ車、コンテナ等の配置変更ができ、現場の効率改善を継続可能です。

日々の充電や頻繁な電池交換が不要

無線デジタル表示器 RW-DT01A 製品画像

太陽電池(ソーラーパネル)と1次電池(内蔵)を併用することで、日々の充電が不要です。
通信プロトコルを当社独自開発し、低消費電力で無線通信することにより、電池寿命は約5年を実現しました。

  • ご使用環境や運用方法により変わります。

無線LAN(2.4GHz/5GHz)との電波干渉を回避、また、Sub-GHz帯の採用による広範囲な無線通信

ホストコントローラーの設置間隔は推奨20m

UHF帯920MHzを使用し、無線LAN(2.4GHz/5GHz)との
電波干渉を回避します。また、「ホストコントローラー」と「表示器」間は最大30mまで通信が可能です。
ホストコントローラーを複数台設置することでさらに広いエリアをカバーすることができます。通信エリア内であれば、どこへ移動しても表示器に指示(通信)が可能です。

  • 設置環境の影響を受けます。推奨距離は20mです。

システム構成

システム構成図

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製品情報

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