導入事例

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斑鳩町役場さま

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独立電源のソーラー・LED照明灯で災害への備え
系統電源の停電時にも町民の安全を守る
管内の災害時指定避難場所20ヵ所全てにソーラー・LED照明灯を設置しました。万が一、夜間に系統電源が使用できないような状況に陥っても、独立電源の照明灯があれば安全が確保しやすいことから、町民にも安心感が生まれます。
業種

自治体

導入製品
  • ソーラー・LED照明灯
    ・LN-LS1A1-S×20台

2010年3月、幼稚園、保育園、小・中学校、福祉会館、公民館など町内の指定避難場所20ヵ所にソーラー・LED照明灯を1台ずつ、合計20台設置。

導入先
斑鳩町役場さま 奈良/斑鳩町

古都、奈良市の南西に位置し、人口は約28,600人。日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録された法隆寺など、古い歴史の面影が町のあちこちに残る。現在は“新斑鳩の里”をキャッチフレーズに、歴史と文化を大切にした新しい町づくりに取り組まれている。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

・指定避難場所に、停電時にも点灯する照明灯が確保されておらず、有事の際に不安がありました。
・今までの照明灯は系統電源を利用していたため、設置場所が限定され、必要な場所に設置できないことがありました。
・省エネに取り組む自治体として、町内の照明灯のランニングコストを削減する方法を探していました。

導入後の変化
  • 停電時も太陽電池と蓄電池で照明機能が維持され、町民の安全を確保する体制が強化できました。
  • 配線が不要な独立電源なので、必要な場所に的確に設置できるようになりました。
  • 太陽光エネルギーの利用で、電気代はゼロ。その上、CO2の排出もなく、町民の省エネ・環境に対する意識も向上してきました。

お客様の声

導入の背景

災害時は照明の確保が最優先と判断し、国の交付金を活用して設置しました。

町内には20ヵ所、災害時の指定避難場所がありますが、今まで『ひなん場所』という看板だけのところもあれば、照明灯(蛍光灯)を設置しているところもあったりで、災害時集合場所の統一性のある整備が遅れていました。また、町民が避難場所を知っていても、緊急時に誘導してくれる照明灯がないと混乱をきたす恐れがありました。
そこで、今回、町として防災に対する取り組みを強化しようということになり、国からの交付金を指定避難場所の防災灯の設置に使うことに決めたのです。

斑鳩町役場 総務部 総務課
消防防災係長
長谷川浩文さま

選ばれた理由

災害時には混乱を防ぐ照明が必要でした。

災害時の停電は町民の不安を増強させ、それが混乱の引き金になります。太陽光を利用するLED照明灯であれば、蓄電池と調光制御により、フル充電時には日照がなくても長期間安定した照明を供給してくれるので安心です。
また、震度5相当以上の大震災が発生した場合は、感震センサーが作動して、通常の省エネモードから終夜2日間のフル点灯に自動的に切り替わります。これは、本当に心強く、購入に到る最大の決め手になりました。

斑鳩小学校

導入後の効果

避難場所の位置を知らせる目印になり、町民の防災意識も高まりました。

今まで、町民にとって指定避難場所の印象はあまり強くなかったと思います。今回の導入で、夜間でも避難場所の位置確認ができるようになり、町民の災害に対する意識が高まったと思います。また、役場としては災害時の安全を第一に考えていこうという姿勢もアピールできました。
また、従来の20w蛍光灯の防犯灯にくらべて明るく、高い場所へ上っての交換の手間も省け、その上、虫が寄りにくい効果もあるので、職員にも町民にも好評です。

(上)中央体育館
(下)中央公民館

今後の展望

太陽光とLEDの組み合わせで町民の皆さまに未来の斑鳩町を提案。

今回の導入は災害対策の観点からでしたが、太陽光とLEDという組み合わせに新しい未来を感じます。指定避難場所は、それぞれに公共性の高い場所で、老若男女が集います。
これからソーラー・LED照明灯が徐々に町民の関心を集めていけば、省エネ・環境に対する理解も深まっていくのではと期待しています。
斑鳩町は古い歴史を誇る町ですが、同時に新しい時代も見据えて新旧共存、歴史と文化がくらしの中に息づく町として発展していきたいと思っています。

2010年7月制作

導入製品「LED照明」について

環境とテクノロジーの融合でLED新時代へ。屋内照明も、施設・屋外照明も、人と空間の快適さを追求し、ビジネスや地域社会に貢献します。