導入事例

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ホテルグランヴィア京都さま

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ホテル内の白熱灯の25%をLEDの明かりへ
年間電気代を6%削減しました
当ホテルでは5年前から環境への取り組みを本格化し、「生ごみのリサイクル」や「節水型トイレの導入」などを数々の対策を進めてきました。09年度は、消費電力を一段と削減するべく、ホテル内の白熱電球3700台をLED電球に変更。このうち、約1900台にシャープのLED電球を導入しました。
業種

ホテル

導入製品
  • LED照明
    ・DL-J40AN×1300台
    ・DL-L60AL×560台
    ・DL-L601L×30台

2010年3月、客室、ブライダルサロン、宴会場前の廊下、厨房などにLED照明を導入。

導入先
JR西日本ホテルズ ホテルグランヴィア京都さま 京都/京都市

1997年開業。JR京都駅ビルの真上に立地し、観光やビジネスに抜群な利便性を誇る。客室535室、宴会場13室のほか、チャペルや室内プールなど充実した設備で、お客さまに洗練された空間をご提供されている。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

・当ホテルでは5年前から「環境への取り組み」を本格化させており、電力使用量の削減についても対策を検討していました。
・全部で14,000個の白熱電球を使用しているため、1日あたり20~30個の電球交換が必要でした。
・宴会場の共有部分であるエスカレーター付近の廊下は長時間つけたままで、特に電気代がかかる部分でした。

導入後の変化
  • 白熱電球の25%をLEDに交換し、ホテル全体の年間消費電力を6%削減できました。
  • 電球の25%を長寿命のLEDに置き換えたことで、交換の手間が省け、電球の在庫も減らすことができました。
  • 長時間つけたままの場所なので、LEDの「省エネで長寿命」のメリットをより生かすことができています。

お客様の声

導入の背景

「観光都市・京都」を守るため、環境問題には先進的に取り組んでいます。

当ホテルでは、継続的に環境問題に取り組むことを目的として、「KES(環境マネジメントシステム・スタンダード)」を導入し、2005年に宿泊施設で最初に「KES・ステップ2」の認証を取得しました。「観光産業」であるホテルにとって環境問題は無視できない問題と捉え、数々の環境対策を推進し、その取り組みは行政からも高く評価されています。具体的には「厨房などから出る食品ごみの飼料化」や「割り箸のリサイクル」「節水型トイレの導入」のほか、連泊客のシーツ・バスタオルの交換は希望制にするなど、ホテル業界の中でも先進的な取り組みを進めています。
一方、館内では14,000個の白熱電球を使用しており、1日に20~30個のペースで交換していました。大量の在庫も保管しなければならず、廃棄物も多く発生しており、早急な対策が必要だったのです。

JR西日本ホテルズ ホテルグランヴィア京都
カンパニー統括部 営業企画グループ
運営戦略室 マーケティンググループ
主任 内藤陽介さま(左)

選ばれた理由

ニーズに応えてくれる“明かり”が決め手でした。

館内の14,000個の白熱電球は、様々なタイプがあり、このうちLEDに置き換え可能な3,700個から検討を始めました。客室の洗面スペースにはミニクリプトン球を使用していたので、まずE17口金であることが前提条件でした。その中で、シャープの商品を選んだのは、形状が従来の一般電球に近く、光の広がり方が当ホテルの希望に適うものだったからです。
洗面スペースにシャープのLED電球を設置したことに伴い、隣接するバスルームにもシャープのLEDを導入しました。同一メーカーの機器を採用することで、色味を統一できたことが導入のポイントとなっています。また、厨房の冷蔵庫周辺の電球もLEDに交換しましたが、こちらは調光の必要はないので一般電球タイプのスタンダードモデルを導入しています。

(上)連泊時は、ベッドの上にカードを置いて、ご要望があった時のみリネン類の交換を行う制度をご案内
(下)バスルーム前のスイッチは、既存の調光器をそのまま活用。お好みの明るさで入る事ができる

導入後の効果

ホテル全体の消費電力を6%削減へ。

3~6階の宴会場ロビーの電球をLEDに置き換えましたが、ロビーの電球は従来から長時間つけっぱなしの状態ですので、LED電球の「省エネで長寿命」のメリットをより生かすことができています。
トータルで白熱電球の25%をLED電球に交換したことで、全館の電気代が年間700万円削減、全体の6%を削減できました。白熱電球は5、6カ月に1回のペースで切れ、その度に交換するため、常に大量の在庫を準備する必要がありましたが、長寿命のLED電球に置き換えた後は、在庫管理の負担が軽減されたことも大きなメリットです。

宴会場前の照明もLEDに

今後の展望

残る白熱電球も順次LEDへ。

ホテルは様々なタイプの照明を使用しており、今回はLEDで対応できるタイプのものを置き換えました。宴会場内などにはシャンデリアタイプなども多くあり、今後、対応する機種が発売され次第、順次置き換えを検討していきます。
また次回の社員研修では、今回のLED導入を社員に周知する予定で、当ホテルが持つ環境への高い意識を全社員で共有していく方針です。

廊下はLED照明に交換されたが、今後は、ブライダル室や、ベッドサイド、フロア照明なども順次LEDされる予定。

2010年5月制作

導入製品「LED照明」について

環境とテクノロジーの融合でLED新時代へ。屋内照明も、施設・屋外照明も、人と空間の快適さを追求し、ビジネスや地域社会に貢献します。