導入事例

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小田急電鉄株式会社さま

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運行ダイヤに乱れ発生時、正常化までのプロセスを次々と記録
緊急時の作業を合理化し、早期の復旧に貢献
業種

鉄道

導入製品
  • タッチディスプレイ「BIG PAD」
    ・PN-L702B(70v型)×3台

2012年1月から3月にかけて、運輸司令所、IT推進部、本社に相次ぎ導入。

導入先
小田急電鉄株式会社さま 東京/新宿区

小田原急行鉄道㈱を前身として、1948年に設立。副都心・新宿を起点に、小田原や江の島、多摩ニュータウンを結ぶ3路線があり、1日約195万人が利用。

こんなソリューションを実現しました。

導入前の課題

運輸司令所ではダイヤが乱れた際、「事故発生時刻」「対応状況」などを分刻みで記録する為、運行正常化までの情報量は膨大になります。これらを全てホワイトボードに記載して、その都度印刷しており、緊急を要する現場ではこうした作業が早期復旧の妨げになっていました。

導入後の変化
  • シートが100枚まで保存でき、消すことによって記録を消失してしまうリスクが削減。業務効率の向上を図ることができました。
  • ダイヤグラム(列車運行図表)の研究会では、ダイヤを表示して直接書き込み。情報共有が円滑になり、理解度向上に繋がっています。

お客様の声

導入の背景

作業をより迅速に、いち早く安定輸送をお届けしたい。

当社の運行を支える運輸司令所は9人体制で、安全運行を管理しています。ダイヤに乱れが発生した際は、復旧作業指示、ダイヤ整理、振替輸送の依頼、マスコミ対応、監督局への報告などを行っており、これらの対応状況を全て記録しています。これまでホワイトボードに記載した後、印刷したりデジカメで撮影をしていましたが、緊急を要する現場では、こうした作業が早期復旧の妨げになっていました。

小田急電鉄株式会社
経営政策本部 IT推進部 課長代 前原一人さま(左)
運輸司令所 司令助役 小林久芳さま(中央)
運転車両部 技術員 竹中勲さま(右)

選ばれた理由

「消す」ことによって生じるリスクも存在。
ペン先とのズレが少ない書き心地が決め手。

少しでも業務効率を上げたい緊急時、消さずに次々新規シートに書き込めることはBIG PADの大きなメリットで、保存前に記録を消してしまうというリスクも削減できました。また、ペン先との表示ズレが少なく、ホワイトボードと比べても違和感を感じない“なめらかな書き心地”も決め手になりました。

事故の「発生時刻」「場所」など記載

導入後の効果

トラブルの記録管理が合理化。
細かいダイヤグラムへの書き込みも好評。

シートは100枚保存できるので印刷が不要になり、また時系列で保存されるので、過去のシートの呼び出しもスムーズになりました。こうした合理化は現場の意思統一とヒューマンエラー削減に繋がっており、一刻を争う運行正常化までの作業を支えてくれています。また運輸司令所では月に数回、研究会を開き、お客さまへの影響を最小限に抑えたダイヤ整理の方法を研究します。以前はプロジェクターを使用していましたが、BIG PADにダイヤグラムを表示し、書き込み・拡大表示することで、情報共有がより円滑になり、理解度向上に繋がっています。

細かいダイヤグラムも画面を拡大できるので見やすいと好評

今後の展望

地震発生時は路線図を表示し、安全確認をさらに迅速に。

地震発生時には規程に基づいて、安全確認を行います。その際、BIG PADに路線図を表示して、安全確認ができた区間をマーキングして書き込んでいけば、スタッフ全員がひと目で状況を把握でき、運行再開をより迅速に出来ると考えています。
今後、当社の列車運行を支えるツールとしてBIG PADを幅広く活用していきたいと考えています。

地震時には路線図を表示し、安全確認が完了した区間に「確認時刻」を記載する予定

2012年3月制作

導入製品「BIG PAD」について

みんなで使える。用途が拡がる。「パブリックコンピューティング」の世界を提案。会議に、商談に、教育に。電子黒板の概念を超えるコミュニケーションツール。