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携帯電話機の比吸収率(SAR)について

2002年6月1日から、携帯電話機の電波に対して新たな規制が制定されました。この規制では、人の側頭部のそばで使用される携帯電話機に対して、SARの許容値として(2W/kg)を定めています。また、2014年4月1日から、携帯電話機の電波に対して新たな規制が制定されました。従来の人の側頭部のそばでの使用に加えて、人体のそばで使用される携帯電話機に対して、SARの許容値として(2W/kg、四肢は4W/kg)を定めています。これに伴いシャープ株式会社では、お客様にこの規制の内容を理解して頂き安心してご利用して頂くため、当社携帯電話機のSARをホームページ上に掲載することとしました。

  1. 1. 関連する法令には下記のものが有ります。
    • 無線設備規則第14条の2(人体における比吸収率の許容値)
    • 特定無線設備の技術基準適合証明に関する規則(別表第3号)
    • 総務省告示第324号(人体(頭部及び両手を除く)及び人体頭部における比吸収率の測定方法)
  2. 2. SAR(比吸収率)とはSpecific Absorption Rateの略で、 携帯電話機などからの電波が人体組織に吸収される場合の安全性を評価する基準として定められました。

この機種【SR-01M】の携帯電話機は、国が定めた電波の人体吸収に関する技術基準および電波防護の国際ガイドラインに適合しています。

 この携帯電話機は、国が定めた電波の人体吸収に関する技術基準(※1)ならびに、これと同等な国際ガイドラインが推奨する電波防護の許容値を遵守するよう設計されています。この国際ガイドラインは世界保健機関(WHO)と協力関係にある国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めたものであり、その許容値は使用者の年齢や健康状況に関係なく十分な安全率を含んでいます。

 国の技術基準および国際ガイドラインは電波防護の許容値を人体に吸収される電波の平均エネルギー量を表す比吸収率(SAR:Specific Absorption Rate)で定めており、 携帯電話機に対するSARの許容値は2.0W/kgです。この携帯電話機の頭部におけるSARの最大値は0.681W/kg(※2)、身体に装着した場合のSARの最大値は0.144W/kg (※3)です。個々の製品によってSARに多少の差異が生じることもありますが、いずれも許容値を満足しています。

 携帯電話機は、携帯電話基地局との通信に必要な最低限の送信電力になるよう設計されているため、実際に通話等を行っている状態では、通常SARはより小さい値となります。一般的には、基地局からの距離が近いほど、携帯電話機の出力は小さくなります。

 この携帯電話機は、頭部以外の位置でも使用可能です。キャリングケース等のアクセサリをご使用するなどして、身体から1.5センチ以上離し、かつその間に金属(部分)が含まれないようにしてください。このことにより、本携帯電話機が国の技術基準および電波防護の国際ガイドラインに適合していることを確認しています。

 世界保健機関は、『携帯電話が潜在的な健康リスクをもたらすかどうかを評価するために、これまで20年以上にわたって多数の研究が行われてきました。今日まで、携帯電話使用によって生じるとされる、いかなる健康影響も確立されていません。』と表明しています。

 さらに詳しい情報をお知りになりたい場合には世界保健機関のホームページをご参照ください。

SARについて、さらに詳しい情報をお知りになりたい方は、下記のホームページをご参照ください。

総務省のホームページ

一般社団法人電波産業会のホームページ

※1技術基準については、電波法関連省令(無線設備規則第14条の2)で規定されています。

※2この値は同時に使用可能な無線機能を含みません。

※3この値は同時に使用可能な無線機能を含みます。