2008年5月28日
お客様各位
バッテリーパックを長くお使いいただくために
平素は当社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
ノートパソコンにバッテリーパックを装着した状態でACアダプターを接続して使用すると、モバイルでの使用を想定して満充電状態を維持しようとするために、バッテリー残量が100％の近辺で充電を繰り返してしまいます。
バッテリー残量が100％の近辺で充電を繰り返すと、バッテリーパックの劣化を早めることがあります。
この劣化は、使用環境にも大きく影響を受け、高温環境では、さらに劣化が早まります。
下記のような使い方をすることで、バッテリーパックを長くお使いいただくことが可能となりますので、ぜひご確認ください。
- 1ヵ月に一度は、ACアダプターを外してバッテリパックだけでパソコンをご使用ください。
- バッテリーパックやパソコンを、高温の環境下に放置しないでください。
- 毎日パソコンを使用されないお客様の場合、ACアダプターをコンセントから外しておくと、満充電での劣化の防止になります。
- 1ヵ月以上の長期間バッテリーパックを使用しないときは、本体からバッテリーパックを外して、次の事項に注意して保管してください。
- 満充電状態で放置しておくとバッテリーパックが劣化し、再度充電したときの容量が減少してしまいます。この劣化は、保存温度が高いほど早く進みます。できるだけ湿度の低い冷暗所に保管し、バッテリー残量を50％前後にして保管してください。
- 保管時は、ビニール袋などに入れて端子のショートが起こらないようにし、ダンボールなどの電気を通さない箱に、バッテリーパックが重ならないように入れてください。
- バッテリーパックの端子が短絡しないように、金属製ネックレス、クリップなどの金属類と一緒に保管しないようにしてください。
- 過放電を防止するために、半年に1回ぐらいの割合で、50％程度の充電をしてください。
- 落下したり、衝撃がかかることがないよう、安定した場所に保管してください。
尚、バッテリーパックは消耗品であり使用頻度や時間の経過とともに使用時間は短くなってきます。
バッテリーパックを初期化（※）しても極端に使用時間が短い場合には、新しいバッテリーパックと交換する必要があります。
【参考】
次の事項にもご注意ください。
- バッテリーパックを長期間充電しないままにしておくと、再充電には非常に長い時間がかかります。
- バッテリーパックの駆動時間は、温度の低い環境下では一時的に悪くなります。
- 集中計算や高性能のグラフィック・アプリケーションの実行中など、パソコンが、バッテリーパックから電力を大量に消費するとき、バッテリーパックとパソコンの温度が上昇することがあります。
■社団法人 電子情報技術産業協会
※バッテリーパックの初期化については、『取扱説明書』の「バッテリーパックを初期化する」の項目をご参照ください。
以上