弊社は、今春以降、エアコンの性能表示に関し消費者庁から調査やそれに基づく指導を受け、また、社団法人全国家庭電気公正取引協議会からも同様の事項に関し調査を受けてきておりますが、これらのご指導等を踏まえ、以下の通りお知らせ致します。
なお、製品の性能につきましては、カタログ・取扱説明書等に表示している通りですので、引き続き安心してお使いいただきますようお願い致します。
1.消費者庁の調査・指導について
(2011年7月5日、同月20日付けプレスリリースの要約)
エアコンの性能表示に関し、弊社を含むエアコンメーカー11社に対してヒアリングが行われ、11社が2007年または2008年頃まで、消費者が通常知り得ない操作を行った上で実施した能力試験(一定時間経過後も設定温度に到達しない場合等に風量が強まるという仕様を用い、その強い風量の下で消費電力を測定)により算出された省エネ性能を表示していたことが分かった旨公表し、11社に対し、
- (1)該当商品(型番)を自主的に自社のホームページに掲載すること
- (2)該当商品(型番)ごとの風量が強まる前に測定された消費電力や省エネ指標の数値と風量が強まった後に測定された数値の比較等について掲載できるものを自主的に自社のホームページに掲載すること
を求めました。
2.弊社のエアコンの性能等について
エアコンの性能表示に関しましては、弊社においてもJIS規定の試験方法・試験条件に則り測定した数値をカタログ等に表示しております。JIS規定の試験方法・試験条件による性能試験においては、一定の温度条件の下、操作スイッチなどを設定して能力が最大になる状態で安定させた後(測定を開始するまでに1時間以上の安定時間をとります。)、その安定状態での性能を測定することとされております。(なお、性能測定のモードは、一定の温度条件などの下で、一般家庭でも実現するモードであり、消費者庁がご指摘されております、「消費者が通常知り得ない操作」を行っているものではありません。) このように、弊社の製品は、カタログ等に表示した通りの性能をもつものでございます。
しかしながら、弊社は、カタログ等に性能試験の方法・条件について「JISに基づき測定している」旨しか記載しておりませず、このため、試験の方法・条件や、ひいてはその性能について、お客様に誤解が生じていた可能性がありますので、その可能性のある機種を以下の通りお知らせいたします。(なお、消費者庁がご指摘されております、上記1.(2)につきましては、弊社製品は、JISに基づき、「風量が最大」の時点で性能を測定しており、「風量が強まる前」の状態での性能は測定しておりません。)
以 上