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JWのオプションスロットに実装して、Wシリーズ従来機、JW20H/30Hやパソコンとツイストペア線による各種通信を可能にするユニットです。データリンク、リモート親局機能、コンピュータリンクを備え、ユニット内のスイッチにより1つを選択します。
データリンク機能
JW/ZWを有機的に結合し、リレーリンク、レジスタリンクが実現できます。
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使用形態に応じて、1:N方式(DL9)とN:M方式(DL1)を選択できます。 |
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1:N方式は、直接子局間の通信はせず、全て親局と子局間のみで実行、豊富なリンク点数と階層構造実現します。 |
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N:M方式は、512点の専用リレー領域を使用するため、メモリの有効利用が図れ、分散制御に便利です。 |
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■仕様
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1:N方式(DL9) |
N:M方式(DL1) |
データリンク局数 |
最大16台(親局1台、子局15台) |
最大16台 |
リンク合計点数 |
最大4096点 |
最大512点 |
リンク領域の割付け |
リレーまたはレジスタ領域を8点(1バイト)単位で割付け |
各PLCの専用リレーリンク領域を8点(1バイト)単位で割付け |
子局1台当りの最大点数 |
送受信各1016点
送受信合計64点(W10の場合) |
送受信各512点 |
通信規格 |
EIA RS485準拠 |
伝送速度 |
153.6kビット/s |
伝送回線*1 |
シールド付ツイストペア線 総延長1km(パーティライン接続) |
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リモートI/O親局機能
JW-10CMを実装したJWを親局とし、JW-21RS(JW30H/20H)・ZW-501RS(W51)を子局とするリモートI/Oシステムが構成できます。
■仕様
リモートI/O子局数 |
最大7台 |
リモートI/O合計点数 |
最大896点 |
子局I/Oアドレス |
PLCのデータメモリを使用 先頭アドレスは64点単位で設定可能 |
子局1台当りの
最大点数 |
固定割付け |
128点 |
任意割付け |
8点単位でそれぞれ最大
512点(W51) 192点(W16) 112点(W10) |
通信規格 |
EIA RS485準拠 |
伝送速度 |
307.2kビット/s |
伝送回線*1 |
シールド付ツイストペア線 総延長500m(パーティライン接続) |
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コンピュータリンク機能
パソコンやコンピュータでPLCの運転監視、データ収集、運転指令、設定値変更など
を行い、総合的な生産指令、管理システムを実現するためのモードです。
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RS232Cインターフェイスを持ったパソコンやコンピュータをZ-101HEを介してPLCに接続。最大31台のPLCとコンピュータリンクが可能。 |
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パソコンでの通信制御プログラムがBASICで可能なコマンドフォーマット。 |
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パソコンの処理・応答速度に対応できるパラメータを内蔵。 |
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Mネット*2の親局として、最大7台の子局が接続可能。 |
■仕様
通信規格 |
EIA RS485準拠、調歩同期式 |
伝送速度 |
19200、9600、4800、2400、1200、600、300ビット/s(内部スイッチにより選択) |
伝送回線*1
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シールド付ツイストペア線 総延長1km(パーティライン接続) |
データ形式 |
START(1)+DATE(7)+PARITY(1)+STOP(2) |
使用キャラクタ |
ASC II英数字 |
誤りチェック |
パリティチェック(奇数/偶数) サムチェック |
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*1 |
ケーブルは、公称断面積0.5mm2以上のポリエチレン絶縁体を使った周波数特性の良いシールド付ツイストペア線をご使用ください。 |
*2 |
MネットとはPLC、その他異種の機器間でデータリンクを実現できる「モジュール間インターフェイス規格」に準拠する通信です。 |
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