大森先生に教わった、お茶のあれこれ
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教えて!お茶博士 4時間目:お茶の効果的な飲み方

お茶の効果的な飲み方って?
茶葉を粉末にすれば、栄養成分まるごとお茶にできます。 写真:大森先生

お茶には栄養成分がたっぷり入っているのに、急須では約3割しか利用できていない話をしましたよね?でも、昔は薬研(やげん)で粉末にしてお茶を飲んでいたという話もしました。粉末にしていますから、栄養成分がまるごとお茶に入っていたわけです。だから、「百薬の長」といわれ、上流階級で珍重されていたのです。

つまり、粉末にして飲めばいいんです。飲むという形をとりながら、茶葉をまるごと食べるわけです。ムダがないですね。それには、抹茶や粉末茶を飲めばいいということですね。

抹茶と粉末茶って、どう違うんですか?
栽培法や製法は違いますが、まるごと食べるという点では同じです。

図:碾茶(てんちゃ)→抹茶、煎茶→粉末茶 玉露の畑は、4月になると光を遮るんです。最初は40%、次は60%…と遮って、八十八夜になって摘む時には90%まで光を遮っています。ほとんど真っ暗の状態です。そういうところで育ったのを「碾茶(てんちゃ)」といいます。
僅かな光なので、それをいっぱい吸収しようとするので、葉っぱの表面にある葉緑素がふつうは縦に並んでいるんですが、横に並んでいます。ですから、色が非常に深くてきれいな緑色をしています。しかも、葉っぱがやわらかいです。それを摘んで蒸します。蒸したあとに揉んでしまうと「玉露」、揉まないで葉っぱのまま乾燥させたものを石臼(いしうす)で粉末にしたのが「抹茶」です。

イラスト:碾茶(てんちゃ)を臼で挽き、抹茶を作る 粉末茶は、煎茶を使っているものが多いんですが、普通の畑のお茶を摘んで、いきなり蒸気にかけて、揉んで、乾燥させます。光を遮らないので、葉緑素は縦に並んでいます。だから、緑色ですが、あんまり濃くないです。新茶はやわらかいといえばやわらかいですが、玉露に比べればやや固いです。そういう煎茶を粉末にすると「粉抹茶」になります。

抹茶も粉末茶も、飲むという形をとりながら、実は茶葉をまるごと食べているわけですから、そういう意味では同じです。食物繊維など、今まで捨てていた栄養成分も摂れるという点では同じですね。

粉末茶で栄養成分まるごと!! “粉末”にして飲むのは「ヘルシオお茶プレッソ」も採用しているけど、先生からみてどうなのかしら? もっと教えて!お茶博士 5時間目へ

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