大森先生に教わった、お茶のあれこれ
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教えて!お茶博士 3時間目:お茶の効果

お茶には、どんな効果があるんですか?
消臭やリラックスなど、いろいろな効果が実証されています。 写真:大森先生

近年では、お茶は身体にいいということについての研究はどんどん進んで、さまざまなことにお茶が効くということが臨床実験でわかっています

今では、「なぜ効くのか?」というメカニズムを遺伝子レベルで研究をしているという段階に入っています。

いろいろな効果が期待されるので、お茶を飲むのをぜひ習慣にしてもらいたいですね。

カテキンパワー!吸着のふしぎ
最近の日本人の食生活は、非常に脂が多いです。どんどん食べて、どんどん肥満になるという状況です。ところが、お茶を飲んでカテキンを摂っていると、お腹の中で乳化した脂にカテキンが吸着して、乳化を壊すんです。すると、脂分は吸収されず、そのまま排出されるんです。
また、カテキンは菌に対して吸着性があります。最近、カテキンを配合した抗菌マスクやエアコンの抗菌フィルターも増えていますよね。それらも、カテキンの吸着性を利用して、微生物の働きを抑えているわけです。
消臭にも効果あり!?
カテキンの吸着性は、ニオイにも効果があります。食事中や食後にお茶を飲んだり、お茶でうがいすることによって、お口についた食べ物のニオイも防ぐことができます。クロロフィルも脱臭効果がありますが、急須でいれるお茶では摂れません。
ホッとひと息、リラックス効果
日本人は、お茶を飲むとホッとするということがあります。癒しの効果ですね。成分的には、アミノ酸の一種であるテアニンに癒し効果があるんですよ。ストレスがかかって、イライラした時にテアニンが抑えてくれるんです。それと香りですね。青葉アルコールというものなんですが、これがとてもホッとするんです。
ビタミンCと相性のいいカテキン
お肌のことを考えてビタミンCを摂るようにしている方も多いことでしょう。ビタミンCは本来熱に弱いんですが、カテキンに助けられ、温かいお茶でも効果を発揮します。
食物繊維で、おなかスッキリ
日本人に不足しがちな食物繊維が、お茶にはたくさん含まれています。しかし、食物繊維はお湯に溶けないので、急須でいれるお茶では摂れません。茶殻に残ったままです。そういう意味では、お茶っていうのは食べることで初めて食物繊維の効果が出るものなんです。
お茶の効果を持続するには、どうすればいいですか?
お茶のカテキンを身体の中に常在させておくといいと思います。 写真:大森先生

これからの高齢化社会、お茶のカテキンを大いに活用するといいと思います。

でも、カテキンが身体にいいからといって、一度にたくさん摂っても、ほとんどが排出されてしまいます。人間の身体はよくできたもので、どんなにたくさんカテキンを入れても、必要な分だけしか吸収しません。ですからお茶を1回飲んでも、カテキンの体内の持続効果は少ないんですね。

常にカテキンを体内に常在させるには、ちょこちょこ飲むのがいいんです。朝、10時、お昼、3時、5時、夕方…と、しょっちゅうお茶を飲むわけです。そうすると、身体のなかに常にカテキンが常在していて、抗酸化性に充ち満ちた身体になるわけなんです。

お茶をいっぱい!!元気もいっぱい!! カテキンパワー ところで、厚生労働省の調査では、お茶の消費量が多い静岡県や愛知県は他の県にくらべて健康寿命が長いとされています。豊富な地場の食材による栄養バランスのよさや、飲酒習慣の低さが関係しているのでは…ともいわれています。

一方、この地域の人たちはお茶どころということもあり、お茶の飲む量が多いです。1日10杯どころじゃなく、もっと飲んでいます。こういった辺りの因果関係やメカニズムが、これからもっと詳しく解明されたら、おもしろいでしょうね。

私も、お茶をしっかり飲むぞ!! カテキンって、すごくカラダにいいのね。お茶の栄養成分を効果的に摂るには、どうすればいいの? もっと教えて!お茶博士 4時間目へ

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