Nature Technology No.401 sunflower ヒマワリ


子孫繁栄のために、あるルールで
並んでいるひまわりの種
種がびっしり詰まっているひまわりをよ~く見てみると、種が中心から外に向かって螺旋状に並んでおり、どのひまわりも同じ配列で並んでいることがわかります。まさかひまわりが自ら計算して種を並べるはずはなく、種の存続のため、進化の過程の中で自然界が見出した効果的なパターンなのです。
この配列は「フィボナッチ配列」と呼ばれ、12世紀にイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見したということでこの名前が使われています。
この不思議な法則は、ひまわり以外にも、植物の葉や花びらの付き方、木の枝分かれ、更には台風の渦の形など自然界に沢山隠れています。
ひまわりの種のフィボナッチ配列を
ドラム式洗濯乾燥機の扉ガラスに応用しました
アイデアの出発点は洗濯板。洗濯機の扉に洗濯板の役割を持たせられないか…と
探したところ、辿り着いたのはひまわりでした。

効果洗濯ムラ約50%低減※
洗濯機の扉ガラスの裏側に、ヒマワリと同じ「フィボナッチ配列」で凹凸をつけることで、どの角度から洗濯物がきても突起にまんべんなくあたるようにしています。これにより、こすり洗いのような効果を実現し、汚れをしっかり落とします。(特許5386022号)

ひまわりの種の配列
ひまわりの種の配列は「フィボナッチ配列」と呼ばれ、種の一つ一つを中心から約137.5°(黄金角)ずつずらしながら螺旋状に並んでいます。

ネイチャーテクノロジー採用 扉ガラス
内扉を利用して洗濯板効果を出したもの。ひまわりと同じフィボナッチ配列の凹凸が施されています。

- イラスト・写真はイメージです。
- ※従来扉ガラスとひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラスで比較。従来扉ガラス(2011年度モデル:ES-V520用):洗いムラ1.76、ひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラス(2012年度モデル:ES-Z100用(ES-X12C同仕様)):洗いムラ0.84。当社基準による。