Nature Technology No.203 flying squirrel モモンガ


100m飛んだ記録も!
ずば抜けた滑空能力の持ち主、モモンガ
モモンガは一見するとリスに似ていますが、目はかなり大きく、尻尾も平らで大きいのが特長。モモンガの魅力は、グライダーのような滑空。滑空により地上の捕食者を避けたり、木を登るよりもエネルギーを使わないで移動できるため、効率的に餌を摂ることもできます。無風状態でも、10m程度の高さなら10~15m程は滑空することができ、風に乗れば40~50m、100m飛んだなんて記録もあります。
近年は森林開発などによって、モモンガが生息する森林地帯が減少し、生息数も減少。自治体によっては絶滅危惧種に指定されている動物でもあります。
モモンガの滑空姿勢を
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥ファンに応用しました
シャープのドラム式洗濯乾燥機の強みは“乾燥力”。
消費電力を抑えながら乾燥性能をさらに高めるにはどうすればいいか…。
そこで着目したのが、羽根がないのに上手に空を飛ぶことができる、モモンガの滑空姿勢でした。

モモンガの滑空姿勢
モモンガは柔らかい飛膜をたわませて風を上手に捉え、平たい尻尾で姿勢を維持することで、羽根がなくても相当な距離を飛ぶことができます。

効果風量を高め、乾燥性能に貢献
モモンガの滑空姿勢を乾燥ファンの羽根に応用。従来に比べて空気抵抗を抑え、気流を効率的に送り込むことができるようになり、風量UPを実現しました。

従来乾燥ファン
従来は気流の出口付近で剥離が発生。性能が低下する場合がありました。

ネイチャーテクノロジー採用 乾燥ファン
モモンガの滑空姿勢応用乾燥ファンは、独特の形状で空気抵抗を抑えるので、気流の剥離が低減し、スムーズに風が送れるようになりました。

- イラスト・写真はイメージです。