Nature Technology No.207 bumblebee マルハナバチ
小さい羽根でパワフルに飛び回る、マルハナバチ
丸くふわふわした体がかわいらしいマルハナバチは、風の吹く日でもふらつくことなく花から花へ飛び回っています。体に対して羽根は小さく、「うまく飛べないのでは?」と思われがちですが、空気の流れを巧みに操ることで、そんなハンデはものともせず安定した飛行を実現。羽ばたくたびに生まれる空気の渦を保ちながら揚力を維持し、姿勢も細かく調整しています。かわいい姿の奥に、空気を使いこなす高度な飛行能力が隠されています。
マルハナバチの羽根の断面形状を
エアコン室内機クロスフローファンに応用しました
近年省エネ性へのニーズの高まりを踏まえ、新たなエアコン室内機クロスフローファンの開発に着手。
着目したのは小さい羽根で安定して飛ぶマルハナバチの羽根形状でした。
- (対象機種:AY-U28RL/U36RL/U40RL2/U56RL2/U63RL2/U71RL2)
マルハナバチの羽根のメカニズム
マルハナバチの前羽根は、丸く平坦な形をしています。この形によって、羽ばたくたびに羽根の前縁に空気の渦が生まれます。前羽根と後羽根が連動して動くことで、この渦は安定して形成されます。渦を巧みに制御することで、風の中でも安定した揚力を生み出しているのです。

効果送風効率が約4%※アップ
一般家庭における消費電力量において大きな割合を占めるエアコン。
目標年度2027年省エネ基準達成のためにファンにはマルハナバチの羽根形状を応用することで、渦の発生箇所を制御し、安定した空気の流れを実現。送風効率を、当社従来ファン搭載時と比べ、約4%向上※させ、省エネ性を高めました。
- (対象機種:AY-U28RL/U36RL/U40RL2/U56RL2/U63RL2/U71RL2)

エアコン室内機クロスフローファン
丸く平坦な形状があることで、剥離した風を羽根に再付着させることができます。吸い込みと吹き出しを行うクロスフローファンでは、どちらの流れでも効果があり、羽根に沿って安定して空気を流すことが可能になりました。
- イラスト・写真はイメージです。
- ※同一風量での運転時にかかった消費電力量を比較。新ファン搭載時:48W、従来ファン搭載時:50W。