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特別寄稿 「PC進化論」
テクニカルライター 崇田良 武史氏

真のダイナミックメディアを目指して

90年代半ば、コンピュータの世界には2つの大きな革命が起きた。マイクロソフトの「Windows95」の登場とインターネットの爆発的普及である。この2つの革命によって、パーソナルコンピュータはビジネスのために使う事務器から、家庭でも使う情報ツールへとその役割が大きく変わりつつある。この流れをいちはやくつかんだパソコンが、デスクトップではアップルのiMac、ノートではSONYの「VAIO PCG-505」である。ハード・ソフト両面で共通化が進むことでスペック面の競争だけでは差別化が図れなくなったことや、若い女性たちが家庭で使うようになったことを受けて、デザイン性やコンパクトさがキーポイントとなってきている。

また現在のノートパソコンのトレンドとしてはサブマシンという位置づけで機能をそぎ落とすよりは、いつでもどこでも使えるメインマシンしてフルに機能を盛り込んだタイプが主流となっている。仕様としては12インチ以上の大型液晶、液晶パネル部分含めて3cm以下の薄さ、100Base-TXなどのネットワーク対応といったものだ。これはザウルスをはじめとしたPDAが本格的に普及しだしたことを受けて、外出先で簡単な機能が必要なときはポケットサイズのPDA、ノートパソコンはモバイルといえどもフルスペックが必要という、現在のわがままなユーザー心理が影響している。これらを実現しているのは液晶ディスプレイの性能向上、CPUやハードディスクの省電力化・小型化といった技術のおかげだ。特にCPUの世界でTransmeta社がCrusoeに省電力機能を持たせてからはいちだんと開発競争に拍車がかかっている。
今回シャープが発表したMebiusの新シリーズは、こうしたノートパソコンのトレンドの最先端をいくスペックとなっている。なにしろ主力機種の「PC-MT1-H1/H1S」では世界一薄い16.6mmという薄さを実現。この薄さと快適なタイピングを両立させるために3mmストローク18mmピッチのキーボードをポップアップ式にするという斬新な機構を取り入れている。もちろん薄いからには重さも軽くということで、重量も約1.31kgと12.1インチ液晶搭載マシンでは世界最軽量を記録。このスタイリッシュなデザインと軽さがあれば女性でもバッグに放り込んで打ち合わせに持っていくことが可能だろう。

一方B5ジャストサイズの「PC-SX1-H1」はコーナー部分にプロテクターを配置しており、標準5時間、最長10時間のロングバッテリーライフとあいまって、いつでもPCをかばんに放り込んで持ち歩きたいアクティブなモバイルユーザに最適なマシン。PCカードスロットの他に、SDカードやスマートメディアカードがそのまま差し込めるスロットもあり、デジカメやザウルスなどのデータをそのままダイレクトに取りこめるのが魅力だ。

また「PC-MT1-H1/H1S」「PC-SX1-H1」両方ともLANインターフェイスを標準装備しているため、オフィス内のLAN環境はもちろん、ADSL・CATVインターネットなど、高度な常時接続環境サービスに簡単に対応できる。また、IEEE802.11b規格の別売ワイヤレスLANステーションを用意すれば、インターネットに接続する通信回線のある建物ではどの部屋からでもインターネットが利用できる。屋外でもCFカードスロットにPHS通信カードを差し込めば64Kbpsでの通信が可能。さらにIMT-2000対応の次世代携帯電話、標準無線規格Bluetoothという環境が整備されれば、屋内でも屋外でもいつでもどこでも高速にインターネットアクセスが可能になる。スタイリッシュなデザインと快適な操作性を兼ね備えたこのマシンは、開発陣が名付けた"モバイルコンシャス"のポテンシャルをさらに発揮していくことだろう。

さらに、今後のノートパソコンの姿を考えるとき、ポイントのひとつとしてSHARPの開発している「CGシリコン液晶」が挙げられる。これは単にディスプレイを超高精細化するだけでなく、液晶パネル上に周辺回路や素子を一体化する革新技術。ゆくゆくは1枚のガラス基板上に、機器の全ての機能を集積するという「シートコンピュータ」が可能だという。そうなればプライベートのちょっとした連絡は携帯やPDAで済ませる一方、デスクトップは家庭でもオフィスでもサーバとして位置づけられ、パーソナルに使うのはノートパソコンという棲み分けができあがるだろう。今回の新Mebiusは、そんな未来を先取りしたモバイルマシンといえるかもしれない。

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1. 初めにノートありき
2. ノートパソコン誕生
3. 真のダイナミックメディアを目指して
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