スマートフォンを選ぶ際、カメラの性能を気にする方も多いと思います。しかし、性能表を見ると「画素数」「F値」「センサーサイズ」など専門用語が多く、分かりづらいですよね。
今回は、“つい人に教えたくなってしまう”スマホカメラを選ぶポイントを3つ、分かりやすくご紹介します!

1. 人に教えたくなるポイントってなに!?

選ぶポイントの前に、“つい人に教えたくなってしまう”豆知識を少し。

実は、携帯電話にカメラを初めて搭載したのはシャープだったということをご存知でしたか?
2000年11月に「J-SH04」という型番で発売した機種が、世界で初めて市場に登場したカメラ付き携帯電話となりました。国立科学博物館は2014年8月26日、「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」として登録しました。

ちなみに、初号機となる「J-SH04」の画素数は「約11万画素」。2022年の夏モデルとして登場したAQUOS R7は、初号機のなんと「約429倍」の「約4720万画素」となっており、スマホカメラはこの22年でデジタル一眼カメラにも劣らない性能に発展したことが分かります。

人に教えたくなるポイント!

  • シャープが発売した「J-SH04」が世界初のカメラ付き携帯電話だった!
  • なんと当時の画素数は約11万画素だった!
J-SH04

この「J-SH04」が世の中に登場したおかげで、一家に1台だったカメラを1人1台持つようになり、誰もが手軽に写真を撮ることができる時代となりました。多くの人がカメラの性能にこだわるようになった、きっかけの1つです。

ところで、スマホカメラの性能と言われて思い浮かべるのは何でしょうか?「画素数」という言葉が出てきた方も多いと思います。画素数とは、画像データを構成する最小単位を表す画素の数のことです。

画素数

この画素数が高ければ高いほど、より綺麗な写真が撮れます。ただし、画素数は一番わかりやすい目安というだけであって、「画素数が多い=良いスマホカメラ」とは判断しきれないこともあります。

では、他に何を重視すれば良いのでしょうか?
それは、「イメージセンサー」と「F値」です。こちらについて紹介する前に、まずはスマホカメラの仕組みから説明します。

画素数

2. スマホカメラとデジタルカメラってどう違う!?

そもそも、スマホカメラとデジタルカメラの違いをご存知ですか?

デジタルカメラはスマートフォンと比べると、本体のサイズに自由度があり、レンズやイメージセンサーの組み合わせも自由度があるので、大きな口径のレンズを搭載して多くの光を取り込むことができます。また、取り込んだ光をデジタルに変換するときに大きな面積のイメージセンサーへ投影させることもできるので、プロのカメラマンはデジタルカメラを使うケースが多いのです。

一方、スマートフォンは携帯性を重視するため、本体サイズに制限があります。必然的にカメラは小型となり、レンズもセンサーも小さくならざるを得ません。
そのため、スマホカメラでは小さなレンズやセンサーでも綺麗な写真が撮れるように、デジタルカメラ技術を駆使しながら様々な工夫を凝らしています。

人に教えたくなるポイント!

  • スマートフォンのカメラはデジタルカメラよりレンズが小さいけど、デジタルカメラの技術を駆使しながら、同等程度もしくはそれ以上の綺麗な撮影ができるようになっている!

人に教えたくなりました!?
この後は「イメージセンサー」と「F値」について、解説していきます。まだまだ人に教えたくなるポイントが満載です!

3. これからスマートフォンのカメラを選ぶなら押さえるべきポイント

1. 画素数を語るならイメージセンサーも重視すべし!

皆さんご存知の通り、カメラの性能を判断するのに一番わかりやすいのは「画素数」です。 「大は小を兼ねる」というように、画素数は高い方が良いです。

しかし、「画素数が良い」だけでは解決できないところに「イメージセンサー」が関係しているのです。
どういうことかというと、例えば、先ほどの約11万画素の初号機と約4720万画素のAQUOS R7のイメージセンサーのサイズが同じ場合、AQUOS R7の方は一つ一つのセンサーで受け止められる光が429分の1となってしまうのです。もちろん、AQUOS R7は約429倍も高精細なので綺麗な写真が撮れます。

「画素数とイメージセンサー」が重要なのは、こういう理由からです。

人に教えたくなるポイント!

  • スマホカメラを選ぶときは、画素数だけでなくイメージセンサーの大きさも確認すると良い!

ちなみに、AQUOS R7は、スマートフォンのサイズを維持したまま、高級なデジタルカメラの一部でも使われているのと同じ1インチサイズのイメージセンサーを使っているので、同じ画素数のスマートフォンよりも一つ一つの画素で受け止められる光の量が多くなっています。そのため、暗い所でもしっかり綺麗な写真が撮れるようになっています!

2. 本当に良いカメラを選ぶなら「F値」も忘れるべからず!

カメラ

カメラの広告などで「F値」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

「F値」とは、カメラのレンズの明るさを表した数値です。デジタルカメラのレンズであれば、標準レンズで高級なものはF値1.44、ズームレンズだとF値3.5-F値5.6辺りの数字が性能表には記載されており、F値の数字が小さいほど「たくさんの光を通すことができる=明るいレンズ」になります。
つまり、F値が小さいほど暗い所での撮影に強く、大きいイメージセンサーと合わさることでより高いカメラ性能を発揮します。

また、F値が小さいと被写界深度(ピントがあっている範囲)が浅くなるので、とても良いボケ感を醸し出すことができます。
最近のスマートフォンでは背景をぼかす写真も撮れるようになっていますが、ほとんどはレンズではなくデジタル処理によるボケ感を演出している場合が多く、ボケ具合の調整ができるようになっています。

つまり、スマホカメラでもなるべくF値の数字が小さいものを選ぶようにすると良いのです。

人に教えたくなるポイント!

  • スマホカメラを選ぶなら「画素数の大きさ」、「イメージセンサーの大きさ」、「F値の小さいレンズ」の三拍子を押さえるべし!

2022年夏に登場したAQUOS R7は、画素数「約4720万画素」、イメージセンサー「1インチ」、レンズのF値「1.9」と、スマートフォンカメラを選ぶなら押さえるべきポイントが全て揃ったスマートフォンです。

それでは、そのAQUOS R7のカメラ機能について、ご紹介します。

4. AQUOS R7のカメラは選ぶべきポイントが揃っている!

AQUOS R7は他のスマホカメラに類を見ない、画素数、イメージセンサー、レンズのF値の3点をしっかり兼ね備えたスマートフォンです。
選ぶべきポイントとそれ以外の便利な機能について詳しく解説します。

1インチのイメージセンサー(従来のスマホの約5倍)

AQUOS R7は、なんと従来のスマホカメラに搭載されているイメージセンサーのサイズを大きく上回る、1インチサイズのイメージセンサーを搭載しています。下の画像をみれば、大きさの違いは一目瞭然ですよね。

camera sensor

スマホカメラでは最大級サイズのイメージセンサーによって光を取り込み、優れた高画質を実現しています。

High quality image
光を多く取り込めることで、夜でも街灯や看板の光・色がはっきり明るく撮影できる。※撮影時刻22時

画素数 約4720万画素

AQUOS R7は前述の通り、約4720万画素のセンサーを搭載!
ただ高精細なだけでなく、実はこのセンサーは使用シーンに合わせて画素数を変えることができるのです。より高精細に撮りたいときは4720万画素をそのまま使い、暗い場所では多くの光を受け止めるために、4つの画素を1つの画素として使い、1180万画素で撮影します。その時々の状況に合わせてセンサーの使い方を工夫することで、美麗な写真を撮影できるようにしています。

High quality image High quality image
ズームをしても画質が荒くならず、高精細な写真を残せる。

F値 1.9

レンズのF値は1.9と、スマートフォンの中でもとても明るいレンズを搭載しています。そのため、暗い場所での撮影や人物などを撮影した時のぼけ感をデジタル処理に頼らず再現ができるようになっています。

圧倒的な速さと精度のピント合わせ

動いている被写体にも瞬時にピントを合わせることができる、全面位相差AF(オートフォーカス)方式を採用しています。

高精度のピント合わせで、シャッターチャンスを逃さずに撮影できます。

高速で顔を検知

最新のCPUによって大幅に向上した顔検知システムで、顔・瞳の位置をリアルタイムで追従してくれます。集合写真や自撮りなど、人物の撮影での失敗を最小限に防ぐことができるでしょう。

High quality image High quality image High quality image

5. まとめ

今回は、人に教えたくなるスマホカメラのポイントを解説しました。

普段何気なく使っているスマホカメラには様々な技術が隠されています。スマホカメラの性能は画素数に加えてイメージセンサーやF値も重要なこと、ぜひ周りの人にも紹介してみてください!
そして、スマホを購入する際は、解説したポイントを参考にカメラの性能もチェックしてみてください。

また、シャープがカメラ付き携帯電話を世に初めて出したことも、お忘れなく!

AQUOS R7で撮影された作例や、撮影のコツはこちらをご覧ください。

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