スマホを使っていると、徐々に電池の減るスピードが速くなっている気がしませんか?スマホを買った当初は1日中もっていたバッテリーも、長く使っていると1日に数回の充電が必要になってきて不便ですよね。
今回はスマホの電池(以下バッテリー)の減りが早くなる原因と減りを抑えるコツを紹介します。

1. スマホの電池(バッテリー)の減りが早くなる原因

最大の原因はバッテリーの劣化?!

実は、スマホの電池の減りが早くなるのはバッテリーの劣化が原因かもしれません。スマホを使用し充電を繰り返すことでバッテリーは徐々に劣化していき、充電できる容量が減ってしまうのです。
スマホを使う限り自然に劣化してしまうバッテリーですが、使い方によっては劣化を早めてしまうことも。以下では、バッテリーの劣化が加速する原因を説明します。


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2. スマホの電池(バッテリー)の劣化が加速する原因

バッテリー劣化を早める原因は大きく2つあります。


スマホが高温状態になること

スマホなどの電子機器には稼働すると発熱する部品が使われています。これらは、動きの激しいゲームをプレイしたり、いくつもアプリを起動したりすると複雑な処理を行うため、大きく負荷がかかりさらに発熱してしまいます。この時、スマホの「放熱」が温度上昇に追いつかないと、スマホの温度が異常に高くなり、バッテリーなどの電子部品の劣化を早めてしまいます。


スマホが過充電状態になること

スマホの充電が100%になっても充電を続けていると、バッテリーの許容量を超えて充電が行われる「過充電」状態となります。実は、普段何気なくしているこの行為もバッテリーの負担になっており、劣化を促進してしまいます。


バッテリー状態の確認方法

一部のスマホは設定を確認するとバッテリーの状態が確認できます。そのような機能がないスマホでも、バッテリーの状態を調べるアプリもあるので参考にしてみましょう。


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※参考:バッテリー状態確認画面(AQUOSを使用)

3. スマホの電池(バッテリー)の劣化を抑える方法

電池状態

バッテリーの劣化を抑え、スマホを長く快適に使い続けるためにはどうしたら良いでしょうか。ここでは劣化を抑える方法を紹介します。


バッテリーの劣化を抑える方法とは?

① 適切なタイミングで充電を行う
上述した「過充電」の状態にしないためには充電器に繋げっぱなしにしないことが重要なため、充電に必要な時間に合わせて「帰ってから寝るまでの間」「起きてから家を出るまで」などタイミングを調整すると良いでしょう。

就寝時に充電をする場合は過充電になりやすいので注意が必要ですが、どうしても夜間の充電が避けられない場合には、過充電を抑える機能を搭載したスマホを使用することをおすすめします。

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② 充電中のスマホの利用に注意する
充電中にスマホを使用すると、充電と放電が同時に行われるため、バッテリーへの負荷が大きくなります。
また、熱も発生しやすいため高温状態となり、その点でもバッテリーの劣化が促進されます。充電中はスマホを使用しないように心がけましょう。
どうしても充電しながらスマホを使いたいという方は、ながら充電をしてもバッテリーに負荷をかけない機能を持ったスマホがおすすめです。

バッテリーの劣化しにくいスマホを選ぼう
スマホの中には、バッテリー劣化を最小限に抑える機能を持った機種もあります。購入の際にはそのような機能がついているかどうかを確認すると良いでしょう。以下ではバッテリー劣化を抑える機能を紹介します。


バッテリーの劣化を抑える「ダイレクト給電」
ダイレクト給電

バッテリーを介さずスマホへ直接電気を送ることで、バッテリーの劣化や発熱を抑える機能です。バッテリーに負担をかけずに、充電中でもスマホを使用することができます。

機種によって、ゲームプレイ中のみ利用可能など、ダイレクト給電を使用できるタイミングやアプリが異なるので、購入する前に確認しましょう。

シャープのAQUOSであれば「インテリジェントチャージ」という、スマホの状態に合わせて自動的に充電方法を切り替えてくれる機能があります。
画面表示中はダイレクト給電に切り替えてながら充電をしていてもバッテリーの劣化を抑えてくれるので便利ですね。

インテリジェントチャージに関してより詳しい説明はこちらをご覧ください。

4. さらにスマホの電池(バッテリー)の消費を抑えるコツ

ここまで、バッテリ―の劣化について原因と対策を説明しました。
さらに、スマホの設定を見直すことで、よりバッテリーの消費を抑えることができる場合があります。以下では、その方法をご紹介します。


1. アプリをこまめに閉じる/バックグラウンド通信・通知をオフにする

アプリは使っていなくてもバックグラウンドで動いている場合があり、バッテリーを消費してしまいます。使わないアプリはこまめに終了すると良いでしょう。

こまめに終了するのが大変という方は、あらかじめバックグラウンド通信や通知設定をオフにしておくことをおすすめします。使わないアプリはアンインストールしてしまうことも重要です。

2. 省エネ設定を利用する

スマホによっては、バッテリ―の消費を抑えたい時にバッテリ―を消費しやすい機能のオンオフを自動で調整してくれる機能を搭載しています。例えば、画面の明るさやバックグランドアクティビティ、Wi-Fi®(ワイファイ)、Bluetooth®(ブルートゥース)などです。
機種やメーカーによって、省エネ設定で制限できる機能や度合いなどが異なるので確認すると良いでしょう。

シャープのAQUOSが搭載している「長エネスイッチ」であれば、指定の電池残量になったときに自動でオンオフが切り替わるように設定することができます。

3. 「IGZO ディスプレイ」を搭載したスマホを選ぶ

スマホのディスプレイの中でも、「IGZO ディスプレイ」は消費電力を抑えながら画面を明るく表示させる機能を持っています。なおかつ、高画質で色の表現や画面のなめらかさも十分に備えているので、バッテリ―の消費を抑えながらゲームや動画視聴を楽しみたいという方は「IGZO ディスプレイ」を搭載したスマホを選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回はスマホのバッテリー劣化や消費を抑える方法を紹介しました。知っていればすぐに実践できる方法なので、ぜひ試してみると良いでしょう。また、新しくスマホを購入する際にもぜひ参考にしてみてください。

バッテリー劣化を抑える「インテリジェントチャージ」や省エネかつ高画質・高精細な「IGZO ディスプレイ」を搭載したAQUOSのラインアップはこちら
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