SHARP 洗浄システム

FAQ(よくあるご質問)

超音波洗浄について(キャビテーション効果、間接洗浄、スイープなど)

超音波洗浄機では、どのような原理で洗浄をおこないますか。
超音波の洗浄効果の中で代表的のものが、キャビテーション効果です。超音波に揺さぶられた液体中では部分的な圧力差が生じ、その結果、真空の気泡(キャビテーション)が発生します。真空の気泡が破裂する際に生じる衝撃波によって、洗浄物から汚れ・異物を引き離します。
間接洗浄とはどういう洗浄方法ですか。
間接洗浄とは、水を入れた洗浄槽の中に、洗浄物と洗浄液が入った別容器(ガラスビーカーなど)を入れて洗浄する方法です。超音波振動は水と別容器を通じて洗浄液に伝わります。下記のような場合に、間接洗浄を行います。
  • ・洗浄槽に直接入れることができない弱酸性洗浄液や不燃性有機溶剤の洗浄液を用いる場合
  • ・スノコの網目よりも小さい洗浄物を洗浄する場合
間接洗浄の際も、当社指定のスノコやバスケットの上に別容器を置いてください。別容器を洗浄槽底面(振動部)に直接置くと振動部を傷めてしまい、故障の原因となります。
超音波洗浄機のスイープモードとは何ですか。(UT-107シリーズのみ)
周波数を一定周期で変動させながら、高周波を発振させることをスイープ(掃引)といいます。超音波をスイープさせることにより、定在波による洗浄ムラを抑制する効果があります。 弊社の卓上型超音波洗浄機でスイープモードを搭載している機種はUT-107シリーズのみとなります