「槽洗浄」のコースが付いていない「全自動洗濯機(穴なし槽)」のお手入れ方法をご紹介します。

◆準備するもの

  • やわらかい布
    槽内などをふく場合
  • 不要なタオルなど
    床などをふく場合
  • 別売の洗濯槽クリーナー(ES-C)
    カビや汚れが気になるとき
  • 市販の洗濯槽クリーナー
    カビ(汚れ)の予防
  • バケツなど
    水受け

◆お手入れの前に

・ 洗濯槽内に、衣類が残っている場合は、必ず取り除いておきましょう。

・ 槽洗浄の際、洗濯物(衣類)や、衣類用の洗剤・台所用漂白剤などは、絶対に入れないでください。

・ 換気を十分におこなってください。

・ 洗浄液が手や衣服に付かないように、ご注意ください。

・ 運転中は、ふたを開けないでください。


「槽洗浄」を始めましょう!

  1. 排水ホースを排水口からはずし、必ずホース掛けにかけます。
    Point
    「穴なし槽」を槽の外側まで洗浄するときは、排水ホースを立てておかないと、洗浄液が流れでてしまう構造のため、必ず本体のホース掛けに、排水ホー スを立てなければなりません。

    そのため、設置時に、排水ホースを切って短くしている場合は、別売の「延長用排水ホースキット」が必要です。

  2. ふたを閉めたまま、洗濯機の電源を入れます。
  3. 「毛布コース(洗いのみ)」を選び、「スタート」ボタンを押します。
    「毛布コース」がない場合は、「大物コース(洗いのみ)」を選んでください。
  4. かくはんが始まったら、「スタート」ボタンを押して 「一時停止」にし、洗濯槽クリーナーを槽に入れます。
  5. 必ずふたを閉めて「スタート」ボタンを押し、約5分間かくはん後、電源を入れなおし、「脱水のみ」でふたを開けたままスタートします。

    ※排水弁を開き、洗濯・脱水槽の外側まで洗浄液が行き渡りますので、水位が下がります。 このままの状態でも洗浄に支障はありませんが、水位を高くしたい場合は、 再度3の操作をおこない、水を追加してください。

    Point
    脱水運転をさせないために、ふたは開けておきましょう!
  6. 電源を切り、ふたを閉めて、約6時間〜12時間放置します。
  7. 槽の外側と排水ホースの洗浄液を抜きます。
    バケツを排水ホースの先に当てがいながら「排水ホースをホース掛けからはずし、出てきた液をバケツで受け、バケツが一杯になったら、排水ホースをホース掛けに掛ける」を繰り返します。
    最初はホースから勢いよく液が出ますので、バケツからあふれないようにご注意下さい。


    数回繰り返して、液が出なくなったら、排水ホースを元通りに排水口に接続します。

    排水ホースは、しっかり接続しないと、排水口からはずれてしまい、水漏れの原因となりますので、ご注意ください。

  8. 排水ホースを排水口に戻したのを確認し、電源を入れます。
    次に、「脱水のみ」でスタートします。

    ※残った槽内の洗浄液を排水します。

  9. 最後に、「毛布コース」または、「大物コース」を選び、スタートしてください。

    ※洗濯・脱水槽をすすぐためですので、洗剤や衣類は入れないでください。

    Point
    槽洗浄後に、槽内に汚れ(黒いもの)が出てきた場合は、繰り返し「すすぎ」や再度「槽洗浄」を行いましょう。
    それでも改善をしないときは、洗濯槽のクリーニング(分解洗浄)が必要です。
    槽洗浄クリーナーを使用して「槽洗浄」を行っても、カビを完全に除去することはできません。
    カビの抑制には、日頃から、洗濯槽内を風通しよくしたり、洗濯機が新しいうちから、定期的に「槽洗浄」を行いましょう。