SHARP
シャープ1ビットオーディオTV-CF●朝沼予史宏先生・麻倉怜士先生 全コメント。

 
朝沼予史宏先生
朝沼予史宏先生

あさぬま・よしひろ●1950年生まれ。ジャズ専門誌の編集者、フリーライターを経て、オーディオ評論家に。AV評論家としても活躍。季刊ステレオサウンド、月刊HiVi、季刊ホームシアターなどに執筆。C・O・T・Y(コンポーネント・オブ・ザ・イヤー/ステレオサウンド誌主催)、HiViグランプリ(HiVi誌主催)の選考委員を務める。

●「オーディオ界では自然界の音をいかに忠実に記録再生するかでいろいろ苦労してきたわけです。1ビットというのは、音のカタチを1と0で表します。そしてそのサイクルを限りなく細かくしていく、例えば1秒間に280万回というようなサイクルでサンプリングしていけば、これはCDの64倍の周波数になりますが、より原音に近づけるというわけです。」
●「また同時に、これをアンプに応用すれば、1と0とは、すなわちオンとオフの繰り返しだけですから省エネにもなるわけです。この1ビットを伝送・増幅に使っている1ビットアンプは、高音質と高効率を両立させるきわめて21世紀的なオーディオテクノロジーといえます。」
●「デジタルというのは、一般的に四角四面のイメージがあるのですが、1ビットは、非常にしなやか、音楽の流れにそって1と0で表していく、というイメージが私の中にはあります。またシャープのΔΣ方式1ビットアンプは、音の流れの一瞬一瞬のベクトルを1と0で表現し、そのストリームにローパスフィルターを組み込むと、そのままアナログ信号が取り出せるという、デジタルなのに極めてアナログ的な性格を持っている、いわばデジアナ的な技術である点、そこがとても面 白い。」
●「21世紀では、音を良くするために無制限に電力を消費してもいいような、そんな技術では生き残って行けないと思うんです。高音質と省エネを両立させるような技術がオーディオの中にも入ってこないと……、1ビットアンプの可能性はまさにここにあるわけですね。」


麻倉玲士先生
麻倉玲士先生

あさくら・れいじ●1950年生まれ。日本画質学会副会長。雑誌『プレジデント』副編集長等を経て1991年、オーディオ&ビジュアル&マルチメディア評論家として独立。デジタルAVメディアの将来動向に関して造詣が深い。レギュラー寄稿誌、著書も多数。最新刊は「DVD−RWのすべて」(オーム社・2000年11月刊)。

●「今、あえて言わなくても、もうすべてがデジタルになっていますよね。放送も、パッケージも、通 信はもちろん……、その中で新しい時代のデジタルとして、私は1ビットにすごく期待しています。CDが世に出て18年、そろそろ新しいアルゴリズムが出てきていい頃なんですね。1ビットは今はまだユニークな存在ですが、これからの可能性を感じます。21世紀が目の前に迫った今、という絶妙なタイミングを大事にして欲しいですね。」
● 「1ビット処理の音っていうのは、マルチビットの絶対番地というか枠がなくて、開放的でかつナチュラルで、デジタルの解像感の高さとかワイドレンジ感とか、デジタル的な情報量 がキチッとあるというか、そこが魅力ではないかと思いますね。」
● 「1ビットアンプの特長というのは、コンパクトなユニットでしかも音がいいという、従来のアナログ的な考えですと両立しないことを両立したということなんです。ですから、これからの応用範囲を考えると楽しみがある……。例えば音の出るすべての機器に入ってくるんじゃないかと。ラジカセとかミニコンはもちろん、ダウンロード音楽を聴くとか、もっと社会的なもの、拡声音、駅の音。社会的な音が良くなれば、全然、世界が違ってくると思うんですね。ちょっと話が大きくなりましたが、とりあえず僕はマルチチャンネルのAVアンプに期待します。」

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