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プレーヤーA1 PN-LCシリーズ

e-Signage S により制御される非Windows系の表示機器(プレーヤーA1 PN-LCシリーズ)についての補足説明書です。
取扱説明書と合わせてお読みください。

e-Signage Sプレーヤー A1 の制限事項

PN-LCシリーズ用 e-Signage S プレーヤー A1では、以下の制限事項があります。ご利用前に必ず確認してください。

機能 PN-LCシリーズ用 e-Signage S プレーヤー A1 での制限事項
コンテンツ 使用できるファイル形式 動画 .mp4 (H.264, H.265) 
(動画再生は可能ですが、パフォーマンス不足のため非推奨です。)
静止画  .jpg, .jpeg, .png, .bmp
テロップ .tlp
音声 .wav, .mp3, .mp4, .mov
HTML .htm, .html
使用できないファイル形式 PowerPoint
PDF
実行ファイル
サイネージパーツ
画面サイズ 3840 × 2160, 2160 × 3840
表示用端末側パスの指定 対応していません。
静止画切換(遷移効果) Windowsプレーヤーとは使用できる静止画切換効果が異なります。
プレーヤー A1 では以下の静止画切換効果が使用できます。効果によってはカクツキが発生します。
[ワイプ/ 引き伸ばし/ スライド/ フェード/ 円形/ パースペクティブ/ パルス/ 回転/ トランスフォーム/ ランダム]
動画再生 動画再生は非推奨です。
テロップ テロップは1枠のみ使用を推奨します。
テロップで配信可能な 1 行あたりの文字数は 72pt 96 文字です。 72pt 未満のフォントを使用すると文字の輪郭にジャギーが発生することがあります。
スケジュール スケジュールの総サイズ 16GB まで
配信 配信に必要なストレージサイズ(表示用端末) (配信ファイルサイズ)× 2 + 200MB
表示用端末の電源 ON/OFF 対応していません。
パネル RS-232C 接続
USB 接続
端末設定 FTP ポート番号の初期値 2121
ポート番号を初期値から変更する場合は 1024 から 32000 の間で設定を行う必要があります。
緊急テロップ 対応していません。
マイコンテンツ/ マイコンテンツリスト取得
キー / マウス連携ツール
状態監視 表示用端末の電源ON/OFF 対応していません。
ただし、表示用端末の再起動は使用可能です。
再生の一時中断・再開 対応していません。
チャンネル表示
パネル制御
クライアントスケジューラ 搭載していません。
クライアントスケジューラ機能である “ログを表示”、”番組表示を一時中断”、”スケジュール情報を削除”、”管理用PC からデータを取得” 機能は使用できません。
PIPによる画面分割 対応していません。
  • USB メモリーやSD メモリーカードは同時に1 つまでしか利用できません。
  • USBメモリーはFAT32フォーマットをご使用ください。
  • USBメモリーをコンテンツの保存先として使用する場合は、必ず背面上部のAPPLICATIONモード用USB端子を使用してください。ワイヤレスアダプターをご使用の場合は、「外部ストレージ」は使用できませんので「内部ストレージ」で運用してください。
  • USBメモリーをコンテンツの保存先として使用中にUSBメモリーを抜き挿しした場合は、プレーヤーA1を再起動してからデータの配信を行ってください。再起動を行っていない状態では、データの配信に失敗する可能性があります。
  • e-Signage S は、ファイルの拡張子によりコンテンツタイプを認識します。記載されている形式のコンテンツでも、コーデックが未対応等の理由により正しく再生されない場合があります。動画ファイルや音声ファイル等は正しく再生されることを事前に確認してください。
  • 静止画のコンテンツサイズによって、静止画切り替え効果が再生されない、一部しか再生されない場合があります。サイネージ運用前に動作を確認してください。
  • 表示テロップにカクツキが発生する場合があります。サイネージ運用前に動作を確認してください。
  • テロップを作成する場合、最大20 行まで、1 行あたり最大96 文字までで作成してください。
  • 番組の切り換え時や表示用端末の時計合わせ時などに画面がちらつくことがあります。
  • サイズの大きいデータを配信した際には、番組の切り換えに時間がかかることがあります。
  • 表示用端末の時刻が午前0 時になると再生データの切り換えが発生します。続けて同じデータを再生する場合でも、午前0 時の時点より再生データの最初から表示を行います。
  • HTML/URL表示は参照するサイトによっては表示できないことがあります。必ず事前に表示確認をおこなってください。また、PCのブラウザーで行なわれているセキュリティ対策が動作しない場合があるため、安全が確認されているページ以外の表示は行わないようにしてください。
  • プレーヤーA1 用のコンテンツフォルダー/ 番組をWindows 上でプレビューする場合、実際の再生と一部が異なる場合があります。正確に表示内容を確認する場合は、実際にプレーヤーA1 を搭載した表示用端末に配信して表示を確認してください。また、お使いの管理用PCに動画(MPEG-2 等)のプレビューに必要なコーデックが搭載されていない場合、動画のプレビューが行われません。
  • プレーヤー A1 は各表示枠で再生するコンテンツの同期を行わないため、再生タイミングのズレが発生します。非表示部(無音部) をプレイリスト上で使用してコンテンツの再生タイミングをそろえようとした場合は、意図しないタイミングでコンテンツの切り換わりが発生する可能性があります。各表示枠でコンテンツの再生タイミングをそろえる必要がある場合は、番組を分けることで各表示枠の頭出しを行ってください。実際の運用にあたっては、表示用端末にデータを配信して表示を確認したうえでサイネージの運用を行ってください。

e-Signage S プレーヤーA1 の設定

e-Signage S プレーヤーA1 の設定を行います。
■設定画面を表示する
1 「e-Signage S プレーヤー A1 設定」アプリケーションを起動する。
設定画面が表示されます。なお、e-Signage S プレーヤーA1の初回起動時も設定画面が表示されます。

■設定画面の説明

[プレーヤー設定]タブ
  プレーヤー設定
  コンテンツ格納先 () 受信したコンテンツの格納先を選択します。
端末起動時にプレーヤーを起動する  端末起動時にプレーヤーを起動します。
パネル属性設定
  パネル名 表示用端末にパネル名を設定します。
グループ 表示用端末にグループを設定します。
コメント 1 ~ 3 表示用端末にコメントを設定します。

※ コンテンツ格納先を「外部ストレージ」にして運用する場合、必ず背面上部のAPPLICATIONモード用USB端子を使用してください。ワイヤレスアダプターをご使用の場合は、「外部ストレージ」は使用できませんので「内部ストレージ」で運用してください。

[ネットワーク設定]タブ
  配信
  配信方法 コンテンツの配信方法を設定します。
FTP サーバー設定
  ポート番号 1024~32000で入力します。
(デフォルト:2121)
ユーザー名 半角英数字30文字以内で入力します。
(デフォルト:ftp)
パスワード 半角英数字30文字以内で入力します。
(デフォルト:ftp)
HTTP 通信設定
  サーバー(管理用PC)のホスト名またはIPアドレス 管理用PCのホスト名、またはIPアドレスを入力します。
ポート番号 1~65535で入力します。
HTTPプロトコルで使用するポート番号を設定します。
管理用PC、またはネットワーク内にファイアウォールがある場合は、このポート番号の通信を許可するように設定してください。
(デフォルト:80)
ユーザー名 半角英数字30文字以内で入力します。
(デフォルト:http)
パスワード 半角英数字30文字以内で入力します。
(デフォルト:http) 
プレーヤーID
  運用グループID 運用グループIDを設定します。
運用グループ名から取得 運用グループIDを運用グループ名から取得します。
プレーヤーID プレーヤーIDを設定します。@で始まる2~30文字の文字列で設定してください。
(先頭の“@”は入力しません。自動的に付けられます。)
プロキシサーバー設定 
  プロキシサーバー  プロキシサーバーのIPアドレスを設定します。
プロキシサーバーのポート プロキシサーバーのポート番号を設定します。
プロキシサーバーのユーザー名 プロキシサーバーのユーザー名を設定します。
プロキシサーバーのパスワード プロキシサーバーのパスワードを設定します。
接続確認
  管理用PCとの接続確認 管理用PCとの接続確認を行います。
管理用PCへの登録/更新 表示用端末情報(配信方法、プレーヤーID、FTP情報、MACアドレス)を管理用PCに登録します。
[端末制御設定]タブ 
  端末制御設定 
  指定時刻に端末を再起動する 指定した時刻に端末を再起動します。
再起動時刻設定  端末を再起動する時刻を設定します。 
[USB/SD メモリー配信設定]タブ
  USB/SD メモリー配信設定
  配信キャンセルダイアログの表示時間 配信をキャンセルするダイアログの表示時間を設定します。
[その他]タブ
パネル情報 表示用端末のMAC アドレス、IP アドレスを表示します。
ライセンス e-Signage S プレーヤーA1 で使用しているライセンス情報を表示します。
設定情報のバックアップ プレーヤーA1 の設定情報をUSB メモリーにバックアップすることができます。()
プレーヤーバージョン e-Signage S プレーヤーA1 のバージョン情報を表示します。
全ての配信情報を削除 表示用端末に配信されているデータを削除します。
サイネージ再生 サイネージの再生を開始します。
プレーヤー終了 プレーヤーを終了します。

■プレーヤー終了時の注意事項
引き続きサイネージ機能を使用する時は、サイドバーのバックやホームボタンを押します。別の画面を表示している時も配信、スケジュール機能、USB配信などのサイネージ機能を使用することが出来ます。
サイネージ機能を使用しない時は「プレーヤー終了」を選択し、プレーヤーを終了します。終了後は、配信等のサイネージ機能は使用できません。

※ 何も書き込まれていないUSB メモリーにバックアップしてください。リストアするときは、リストアする表示用端末でプレーヤーA1の設定画面を表示し、バックアップした USB メモリーを挿入することでリストアできます。