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システム液晶

「システム液晶」とは、『連続粒界結晶シリコン(CGシリコン)』技術を採用し、モバイル機器向けの次世代機能デバイスとして開発されました。一般的なアモルファスシリコンの約600倍、低温ポリシリコンの最大6倍という高い電子移動度特性により、液晶ドライバICをはじめとした周辺回路や機能素子を同一の基板上に一体成形することができるため、実装面積や外付け部品を大幅に削減でき、セット商品の小型/軽量化、さらには信頼性向上にも寄与します。

※ 連続粒界結晶シリコン:株式会社半導体エネルギー研究所(所在地:神奈川県厚木市、代表取締役:山崎舜平)と共同開発した技術。

写真: ガラス基板上に形成した8ビットCPU
ガラス基板上に形成した8ビットCPU

200ppi 以上の超高精細表示

電子移動度の高速化により、これまで得られなかった高解像度・高画質を実現。 CRTを超える200ppi以上で表示、動画にも対応しています。

3辺フリー、狭額縁だからデザインフリー

液晶パネルと周辺回路や素子が一体化しているので、高画面率で3辺フリー。 軽量・小型化に加え、フレキシブルにセットデザインが可能です。

部品数削減による高信頼性

従来外付けしていたICやLSI等と液晶パネルの一体形成により、部品点数が大幅に削減。 高性能化を実現しながら高い信頼性を達成しています。

イメージ: 部品数削減

モバイル性追求のための超低消費電力化

ドライバモノリシック化による容量の最適化と、表示方法の工夫により、超低消費電力を実現しました。

マルチドライバによる高性能表示

スーパーインポーズ

たとえば、テレビを見ながらメールを受信。テレビ画面用の高性能ドライバと、メールの文字や記号を表示する低消費電力ドライバを同時に使用することで、スーパーインポーズを実現します。

イメージ: スーパーインポーズ

拡大(解像度変換)機能

たとえば、PDAで一覧性に優れた高解像度画面と、大きく見やすい画面にすばやく切り換え、表示することができます。

イメージ: 拡大(解像度変換)機能

システム液晶は、株式会社半導体エネルギー研究所と共同開発した技術CG-Silicon(連続粒界結晶シリコン)を使用しております。