最先端を生きるプロゲーマー達に、より多角的な視点で迫る当サイト恒例のガチ本音インタビュー。今回は、DetonatioN Gaming PUBG部門 リーダー、Melofovia(メロフォビア)選手。

8年間の会社員経験を経て、プロゲーマー転身後、日本テレビ「マツコ会議」出演など、競技シーンだけでなくメディア&イベントへも多数出演!まさに最前線で“働く”プロゲーマー。
プロゲーマーと給与、PC版「PUBG」観戦に必須のマル秘情報、プロゲーマーがVTuberに“人気”で勝つ方法、など切れ味抜群の内容でお届けします。

Melofovia選手

DetonatioN Gaming PUBG部門。「Alliance of Valiant Arms(AVA)」から「Black Squad」へその活躍の場を移す。
あだ名はどこへ行っても力強くて優しい「ゴリラ」。日本テレビ「マツコ会議」ではその筋肉(上半身)を披露。

  • ※ Alliance of Valiant Arms(AVA):アライアンス オブ ヴァリアント アームズ。2008年に運営を開始したFPSゲーム。
  • ※ Black Squad:2016年にサービスを開始したFPSゲーム。
  • ※ FPS:ファーストパーソン・シューティングゲーム。シューティングゲームの一種で、操作するキャラクターの本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲーム。

会社員8年間3時間睡眠からプロゲーマーへ

Melofovia選手のように、会社員時代に1日3時間睡眠でゲームと仕事を両立するのって、一般の感覚だと信じられないですね。会社員の経験もあるプロゲーマーって、やがては貴重な存在になっていくのではないでしょうか。

それは5年以上も前のことでして、時代の移り変わりがある中で、いま同じこと(会社員とゲームの両立)はできないと感じますね。
当時は全体的に対戦相手も今ほどはレベルが高くなく、社会人をしながら1日5時間程度の練習でもプロチームと渡り合うことができました。今は基本的に対戦相手がフルタイムで練習しているプロチームなので、その中で勝ち上がるためには自分達も専業である必要があると思います。時代の影響は大きいです。だからといって、誰しもが3時間睡眠でやれるかというと、そうではないと思いますが(笑)

そうだと思います(笑)当時、辛くはなかったのでしょうか?

週6日で働いていて、毎晩ゲームをやることが心の休暇だったので苦ではなかったですね。もし、仕事が終わってご飯食べて寝るだけの生活だったら、仕事ばかりやっている感覚になってしまっていた気がします。眠いといえば眠かったですけど(笑)

上下関係って、どうなのでしょうか?eスポーツのチームは年齢がバラバラで、実力主義なので年功序列での先輩後輩関係が成り立ちづらいと思うのですが。

eスポーツはゲームから始まるコミュニケーションなので、お互いの年齢を知らないことが多く、そもそも年齢を気にする文化がないというのはあります。なので、年齢に対する偏見はありません。
また、自分の性格的にも、年下の意見だからと言って、その意見を取り入れられないのは、頭がカタいなと思っちゃうので。

あと、現場仕事を8年やってきたという経験も相まって、当時の自分が年下の子たちと重なっているのかもしれません。
現場仕事では年上の後輩もたくさんいましたが、だからといってスキルや効率に対して改善を提案するのを躊躇いませんでした。当時の自分のように、今のメンバーも何か改善したいことがあるのであれば、年上の自分に対しても発言する権利があるのは当然だと思っています。

だから、年上に対して勇気を出して意見を言ってくれる人の話を聞かないのは良くないと思います。僕はいま28歳ですが、子どもっぽいので、精神年齢が下の世代とそこまで変わらないという点もあるかもしれないですね(笑)

昔よりもプロゲーマーとして受け入れられる体制が整いつつある中、Melofovia選手のように社会人との兼業を経験されてからプロゲーマーになる方は減ってくるように思います。社会人経験をせずにプロゲーマーになるような、これからの世代とでは認識の相違は起きそうでしょうか?

そのギャップは既に感じていて、僕がDetonatioN Gaming(以下、DNG)に入った当時は、プロゲーマーとしてお金をもらっている人はほとんどいませんでした。まずは自分たちの価値をチームや世間に証明することが先で、そこからやっと「具体的に金額がいくらになるか?」という段階だったんです。

そのときの経験から、僕は「これくらい貢献すると、これくらい頂ける」という相場感が培われたんですけど、今の世代は「プロチームに入れたら給与を貰えて当然」な思考というか…何と言ったら良いのでしょう。自分の活動が「チームやチームを支えて下さっているスポンサー様に利益をもたらせているのか?」という視点がなかったり、そもそも社会の仕組みを知らなかったりするんです。社会経験の有無で、選手間、オーナー間の価値観の違いが出てきているのかなと思っています。

プロゲーマーは給与をもらえるのが当たり前じゃない

長く社会人をされてきたMelofovia選手だから感じることですね。DNGに入る前も所属チームのスポンサーを取るような動きもされたと聞きます。

それは「AVA」というFPSゲームで活動していた頃の話ですね。当時、自分たちのチームは1位や2位を争うくらい強かったのですが、「他のチームに買い取られるくらいなら、自分たちでスポンサーを探せばよくないか?」と思い、チームの母体となってくれる企業やスポンサーを探すようになりました。マネージャーが交渉しに行ってくれて。すごく短絡的な思考だったと思います。

いえいえ、全く短絡的じゃないです(笑)なるほど、まだユニフォームに広告やスポンサーがついていることが当たり前ではなかった頃から活動されているMelofovia選手だからこそ、その裏には多くの方の努力があるという意識があるんですね。

そうですね。「自分たちが給料をもらうに値するだけの利益を貢献できているか?」という不安(焦燥感)があるといいますか。大部分はチームの営業力やスポンサー様からの支援だと思っているので、大変ありがたく思っています。

それは良い意味での不安だと思います。eスポーツに限らずどの業界で従事される方もトップで走っている方々は、多少の不安があるからこそ、努力していると話されます。

ああ、確かにそうですね。もしかしたら、これからの世代はその不安もなくなっていくかもしれませんね。「自分たちはこれくらいもらって当たり前」とか(笑)そういう感覚の子が多いのはTwitterなどを見ていて思いますね。

最近、プロゲーマーは職業ではなく、資格のようなものになってきているのでしょうか。プロゲーマーだから稼げるではなく、プロゲーマーであることは1つの武器であって、どう稼ぐかはその人次第のような気がします。

僕もそう思います。いまゲームのプレイで稼いでいる人たちのマネタイズ方法って、ストリーミングや動画投稿がほとんどだと思うんです。「元プロゲーマーが○○してみた」というタイトルの動画が再生数伸ばしていたりもするので、プロゲーマーが資格のように使われていることも、なくはない気がしますね。

これは難しいとこですよね。結局のところ稼げるのが純粋なプロゲーマーとしての活動ではなく、ストリーミングや動画投稿っていうのは。一般的なプロゲーマーとしての本来の稼ぎ方と違うというか…。
賛否両論あるのですが、本来は大会を観てくれる人や協賛してくれる企業さんがいて稼げる方が良いと思う。賞金だけで稼げるプロがどんどん出てきて欲しいなと思いますね。

日本のPUBGが世界で勝つためには

以前、Melofovia選手はDNGの動画で、韓国のチームは「非常に狡猾で強敵である」と表現されていましたが、「PUBG」において狡猾とはどういうことなのでしょうか。日本と諸外国との違いは何なのでしょうか。

韓国チームは非常にロジカルシンキングなので、自分たちの感情論は抜きにして、ひたすら論理的に「こういうプレイをすると相手は戦いにくくなる」というのをやってきます。

例えば、ジャンケンをするとして、統計として相手が「42.5%の割合でグー出している」ということが分かっていれば、韓国はパーを出すことを選ぶ。そういった論理的、統計的な部分を極めている印象です。

一方、中国のチームはスタイルが違っていて、パーを出すよりも「自分のグーの方が強いから、グーを出した方が勝てる」という考えです。これはお国柄なのかもしれません。「AVA」の頃から変わらず、中国の方々は負けん気が強いプレイをしている印象がありますね。

なるほど。韓国チームは手広く戦術を持っていて、対戦相手の戦術に合わせて対応できる。一方、中国チームは1つの戦術を極めた集団なので、その1つの戦術で勝ち続けることができるということなんですね。

そうです、そうです。中国チームも必ずしもグーしか出さないかというと、そうではないのですが、基本的にはそういうマインドですね。「気持ち」でプレイしている人が多いと感じます。

現状、「PUBG」のeスポーツシーンにおいて、日本は韓国を追いかける立場ではありますが、対策という点ではどのような差があるのでしょうか?

対策の質の問題ですね。例えば、単純に左バッターの対策として左ピッチャーをぶつける、というだけでなく、球種はシンカーが苦手とか、より深い対策を練る。そういった引き出しの多さや質という点において韓国チームは優れていますね。

日本が追いつくためには練習の質もそうですし、分析力も必要だと思います。僕たちも尽力しているところではあるのですが、その点がまだまだ埋められていない差かなと思います。

オススメ観戦方法:世界大会を個人配信で!

「PUBG」はチームゲームであることが特徴ですが、観戦するという点ではどのような特徴があるのでしょうか。できればオススメの観戦方法も知りたいです。

「PUBG」はルールがシンプルで分かりやすく、盛り上がりどころも比較的分かりやすいゲームです。キャラクターとして人間同士が戦うところも親しみやすいと思います。

そして、4人選手+控え選手、アナリストを含めて、ほとんどが6人以上のチームで戦うので、チーム力が問われるゲームでもあります。チームワークの良いチームが勝っていますね。

例えば、サッカーのワールドカップで多くの方が観戦に参加しやすいのは、サッカーというゲームのルールが分かりやすいから。
「PUBG」もゲーム性は単純なんです。16チーム中、最後まで生き残った1チームが勝ち。単純明快なゲームでありつつ、盛り上がりどころも分かりやすいです。

他のゲームだとキャラクターや世界観に現実味がなかったりするのですが、「PUBG」の場合はキャラクターが人間で、銃があって、車で移動する、全て現実にあるのものなので、その点においても観戦しやすいのかなと思いますね。

この記事から観戦に入ってくれる方は、最初はMelofovia選手のことを追いかけて観ると思うんです。サッカーでは「中田英寿が好き!」みたいな感じで

今回の記事を読んだ方はそうかもしれないですね(笑)

ご自身のプレイで注目のポイント等はありますか?また、「PUBG」のように複数人で戦うゲームは画面切り替えが激しいので、初心者の方は観るのが大変です。全部のプレイヤーに注目して観れないと思うのですが、何か良いアイデアはありますか?

「PUBG」では大規模大会でもその個人配信を推奨する文化が昔からあって、自分たち選手が個人でボイスチャットをしている個人視点の配信画面が観れるんです。

※ 世界大会規模の場合は個人配信不可な場合も多いが、日本国内では多くの大会で個人視点が必須となっている。

自分自身のプレイの注目ポイントとなると難しいですが、個人配信を観てもらえると違った楽しみ方ができると思いますね。僕の声も入っていて、ボイスチャットによるチームでの連携も聴くこともできるので、より親しみやすんじゃないでしょうか。大会中の個人配信は独特の緊張感があって、人気のコンテンツですね。

世界大会中にも個人配信が許されているケースって、eスポーツでも比較的珍しい気がします。大会運営側が許可しているのも寛容ですし、またゴースティングの危険性もある中、チームの情報漏洩の観点から積極的ではないタイトルの方が一般的です。

※ ゴースティングとは、オンライン対戦ゲームにおいて、実況・ライブ配信映像を視聴しながら試合に参加し、プレイヤーを狙い撃ち、ゲームを自分に有利な方向に進める不正行為のこと。

そうですね。その辺りに関しては「PUBG」の特徴が幸いしていると思います。「PUBG」は16チームが同時に戦う競技のため戦術が複雑です。
また、MAPが広くてケースバイケースが多いことから、各々の配信を観ただけでは悪質な行為ができないため、個人視点での配信が許容されているのだと思います。

一方、格闘ゲームのような1対1のゲームだと、戦術や対策が漏れてしまうので難しいのかもしれません。

とてもエキサイティングな観戦環境ですね!スポーツ観戦においても、実況や解説の声も良いですが、たまには選手同士のかけ声とか、ベンチでの会話を聞きたいって思うこともあるので、選手達のリアルな会話を聞けるのは面白いです。

個人配信は選手のパーソナリティを深く知ることができるのでオススメです。
最近は選手自身のストーリー性やバックボーンをファンに知ってもらう機会を作れば作るほど、コンテンツに厚みが出ると思っていて。

例えば最近でも、VTuberやストリーマーの人たちがゲームの大会を個人主催していて、10万人以上の視聴者がついていたりします。それは出演している人達のことをファンが良く知っていて、有名だからだと思うんです。

ただ、eスポーツ選手たちの主な活動は有名になることではなく、試合で勝つことが主目的なので、有名になるための活動に特化するのは難しい。だけどやっぱり、eスポーツの間口を広く持たせるのも重要だし…あれ?これ、何の話でしたっけ?(笑)個人視点の話でしたよね(笑)

そうです(笑)でも、このお話ってとても重要で、これからのeスポーツの未来のお話であり、Melofovia選手がいま特に気にされていることかと思いますので、もっと聞きたいです。

この数年でゲームを観戦することの敷居が下がったと感じていて、僕が「AVA」をやっていた頃って、「AVA」を現在進行形でプレイしている人しか観戦しなかった。だからゲームのプレイ人口が下がるとともに視聴者数も下がったんです。

幸いにも「PUBG」はルールが分かりやすいがゆえに、自分でゲームをプレイしていない人でも観戦してくれるので、選手のバックボーンを伝え続けることで視聴者の定着に繋がるのかなと思います。

昨今の状況を見ていると、サイドコンテンツを充実させて選手のことを深堀することも必要に思います。極端な話、選手が散歩しているだけの配信でも、「散歩頑張ってー」ってコメントをくれるようなファンを増やさない限り、定着させるのは難しいと思うんです。
DNGとしては、YouTubeチャンネルでの活動も今後は大切になる。それをきっかけに大会を観に来てくれる人がいると僕たちも嬉しいです。

いま必要なのはeスポーツ版「Nizi Project」?

自身の今後の活動方針にも繋がるかと思うので、Melofovia選手個人としてはどのような活動が求められていると思いますか?例えば、どういう発信が必要だとか。またTV番組に出演するとかでしょうか(笑)

それもひとつの手かもしれませんね(笑)
共感されるような魅せ方は重要かなと思います。例えば、「PJS」では参加プロゲーマーの64人がみんなゲーム画面だけでなく顔も映して出演して、個人視点でも顔を出して配信しました。選手がドン勝つした瞬間のめっちゃ喜んでいる姿も配信して、それを観た視聴者も一緒に「うおおおお!!!」って盛り上がる。

※ PJS(PUBG JAPAN SERIES):DMM GAMES主催の日本におけるPUBGのリーグ形式の公式大会。

将来的な僕自身の活動としては、選手個人に厚みを持たせる側、味を出させる側である“仕掛け人”になるのも面白そうだと思っています。

過去にMelofovia選手がやられたように、メンバーにドッキリを仕掛けるとか?(笑)

そうですね(笑)そういったドッキリとかエンタメに振り切ったことも面白そうですし、ドキュメンタリー風に選手の試合に懸ける熱い思いをみんなに知らせたいと思います。

※ Melofovia選手は過去にメンバーからドッキリを仕掛けられたことがある。

今回のお話で、Melofovia選手って本当にご自身のことだけでなく、業界全体のことを考えてるんだなと改めて感じました。

僕自身、そういう活動が面白そうだなって思うんです。
格闘技イベント「RIZIN」(ライジン)でも、選手同士の因縁やプライベートな部分をドキュメンタリー風にまとめた動画があって、それが本当に好きなんです。そういう動画のeスポーツ版もありなのかなと思ってます。ただ、ゲームの練習風景だとゲームしているだけなので、演出は工夫しないといけませんが。

プロゲーマーにとって、「試合で勝つための活動」と「有名になるための活動」の2足のわらじは難しいです。ほとんどのリソースを練習に割いていて、しかもそのチーム練習は門外不出なので。

だからこそ、広報活動に特化した仕事をする専門部門を置いて、チームの活動としてのサイドコンテンツの充実させることも重要です。大会のオーガナイザーが(そういった宣伝を)やっていくのは予算的に厳しい面もあるかもしれませんが、あるとより感動できる大会作りができると思います。

実際、DNGのYouTubeチャンネルでも、企画系やドキュメンタリーなどの選手の人柄に迫る動画もたくさん公開されてきましたね。Melofovia選手の次に見据えるキャリアはプロゲーマーのプロモーションや企画兼プロデューサーということでしょうか。

話している中での思い付きですが、そうですね。そこまで大それたことではありませんが、そういう仕事も面白そうだなって思いました。

確かにeスポーツにはまだまだ凝ったドキュメンタリーは少ないかもしれません。もっとリアリティショー寄りというか、NiziUのオーディションドキュメンタリーのプロゲーマー版みたいな(笑)

ああ!そうです!そうです!(笑)うちのチームに「キテクダサイ」みたいな(笑)キューブあげるんで。

J.Y.Park氏の代わりにMelofovia選手が出てきて「あなたはエイムがダメ」みたいに酷評して、プロゲーマーとしてデビューするまでに観る側が感情移入していくみたいなことですね(笑)

そうですね(笑)そういう感じのドキュメンタリーみたいな感じですね。そういう面で訴えかけていければ、ファンの方々も熱量を持って観てくれるのかなと思いますね。

※ J.Y.Park氏: JYPエンターテインメントの創業者で、韓国の男性シンガーソングライター、音楽プロデューサー、実業家。TWICE、ITZY、NiziUなどの数々のグループをスターダムに導いたことで知られる。

“決断”のリスクはプロゲーマーだけじゃない

最後になりますが、eスポーツ業界でのチャレンジを続けているMelofovia選手から、今の時代、本当に何が起こるか分からない中、人生の転機を迎えつつある同世代の方々に向けてメッセージを頂きたいです。

周りが結婚しまくって焦っているという28歳なのですが(笑)
そうですね…これはいろんなインタビューでも言っているのですが、eスポーツ業界に限らず何かにチャレンジすることって、ある程度の犠牲はつきものだと思うので、そこは思い切ってやらないと意味がないかなと思いますね。

何かを決断するときのリスクってeスポーツに限らず、どの分野でもあると思うので、特別に自分のことをチャレンジャーだとは思っていないですね。

僕、堀口恭司選手のことがすごく好きで、日本の格闘技のトップを走っている人なのですが、昨年行われた復帰戦が、怪我をして1年ぶりの試合だったんです。この試合に負けたら引退もあり得る中、余裕で試合に勝って、試合後のインタビューで「コロナ禍で大変かもしれませんが、頑張っていればきっと良いことがあります!」と仰っていて、頑張っていれば報われるんだなと思って感動したんです。

大変な時期ですが、程よく頑張って、多少は気楽に前向きにやっていくのが良いと思います。僕もかなり楽天的な性格なので(笑)

ありがとうございました!選手のバッグボーンを深堀りすること、この「AQUOS × e-SPORTS」サイトでもお手伝いさせてください!

ありがとうござました。ぜひ、よろしくお願いします!
2010年代のeスポーツシーンはPCゲームが主流でしたが、2020年代は「PUBG MOBILE」の公式リーグがあったり、「リーグ・オブ・レジェンド」のモバイル版「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」の大会も開催される予定だったりと、モバイルゲームの領域からさらにeスポーツが盛り上がりそうだなと思っています。

間口を広くするという観点では、スマホはPCよりも手に取りやすい。みんなが持っているデバイスでできるゲームというのは伸びる可能性を秘めているので、これからもモバイルゲームというジャンルは注目されていくと思います。

実際、「PUBG」の選手だった人も「PUBG MOBILE」のコーチになっているので、今までPCで頑張ってきた人達にとって、今後のキャリアとしてモバイルに移っていく選択肢もあるのかなと思います。

ありがとうございます!ちなみにゲームが大好きなMelofovia選手ですが、普段モバイルゲームもされるのでしょうか?

やりますが、僕めっちゃモバイルゲーム不得意なんです(笑)
前回のシャープさんのイベントでも、AQUOSスマートフォンの画面綺麗だなーって思いながらも、大変でした。

1月のイベントでもかなり苦戦されている様子でしたね(笑)

そうですね。僕、モバイルゲームやっていたら、キャラと一緒に身体が動いちゃうんですよね(笑)

なるほど(笑)本日は色々と刺激的なお話をありがとうございました!

DetonatioN Gaming(デトネーション・ゲーミング)

「DetonatioN Gaming」は、世界大会の出場経験がある国内トップレベルの『プロeスポーツ』チーム。
所属選手の人数は40名を超え、チームとしてのブランド力はFPS(VALORANT)、MOBA(LoL)、TPS(PUBG、スプラトゥーン2)、TCG(シャドウバース)、格闘ゲーム(ストリートファイターV)、対戦アクション(大乱闘スマッシュブラザーズ)、サッカーゲーム(ウイニングイレブン)など幅広く及んでおり、常に世界の舞台で勝つことを目標に掲げている。

League of Legends(LoL)部門チーム「DetonatioN FocusMe」を2015年2月より国内初の「フルタイム・給与制」とし、2016年3月にはチーム所属の外国人選手に対して「アスリートビザ」を取得するなど、日本におけるプロeスポーツチームのパイオニアとして注目を集めている。

DetonatioN Gaming 公式サイト

インタビュアー:小川翔太
WEB編集者/ eスポーツジャーナリスト
Twitter:https://twitter.com/oga_5648

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