今回は、プロゲーマーや有名実況者たちがゲーム実況に使用しているライブ配信サービス(アプリ)を紹介します。また、機材やPCスペックを気にしなくても簡単に配信できる「スマートフォンでのゲーム配信」の方法も解説します。

目次

  1. はじめに
  2. YouTube(ユーチューブ)
  3. OPENREC.tv(オープンレック)
  4. Twitch(ツイッチ)
  5. Mirrativ(ミラティブ)
  6. Mildom(ミルダム)
  7. 番外編:スマートフォンでのゲーム配信方法
  8. さいごに

はじめに

昔、ゲームは友達と家で集まってプレイしたり、自分ひとりで楽しんだりするものでした。
しかし、最近はこのスタイルも大きく変わってきています。インターネットを通じて自分のゲームプレイを他の人に見てもらえる時代になったのです。

また、ゲームの上手な人や実況が面白い人には多くの観戦者が集まるので、一度に1,000人以上のユーザーに観てもらうことも可能になってきています。プロゲーマーや実況者の中には、配信の収益から毎月何百万円も稼ぐ方もいます。

今回は、最も代表的な配信サービス、YouTube(ユーチューブ)、OPENREC.tv(オープンレック)、Twitch(ツイッチ)、Mirrativ(ミラティブ)、Mildom(ミルダム)について、特徴を紹介していきます。自分に合った配信サイトを見つけてみてください!

YouTube(ユーチューブ)

YouTubeは、Google LLCが提供する動画共有サービスです。YouTubeでゲームの生配信を行う場合には「YouTube Live」という機能を利用することになります。配信機能を利用するための条件は特にありません。

利用者数がとても多く、チャンネル数が多いので様々なゲームの生配信が行われています。特に今、流行っているゲームが取り扱われることが多いようです。
生配信の映像が自動的に動画として残るアーカイブ機能があるため、配信者からするととても便利です。視聴者にとっても、見逃した生配信を後から見ることができる嬉しい機能となっています。

OPENREC.tv(オープンレック)

OPENREC.tvは、株式会社CyberZが運営するゲーム配信特化型のライブ動画プラットフォームです。日系企業が運営しているので、日本人のユーザーが多い傾向にあります。

また、公式のeスポーツイベントの配信や、有名タイトルや競技性の高いタイトルの放送も多いため、ゲーマー層が集まりやすいです。
配信するためには審査に通る必要があり、配信の実績、SNSアカウント、ゲームの大会の実績や主催実績、配信したいゲームタイトル・ジャンルなど、様々な項目に回答することになります。少し敷居が高いように感じられますが、審査がある分、配信者の数も限られるので、人気の配信者になることができるかもしれません。

Twitch(ツイッチ)

Twitchは、Amazon.com, Inc.が提供している配信用プラットフォームです。ゲーム配信用の拡張機能が搭載されているので、ゲーム配信に特化したサービスと言えます。

Twitchの利用者には英語圏の方も多いので、英語でのコミュニケーションが得意であれば、より多くの視聴者のコメントに反応することができるでしょう。ゲームに限らずグローバルなコンテンツを発信したい方にもオススメです。
eスポーツに関わる多くのプロゲーマーが利用しており、比較的収益化の条件が緩いのも、配信者にとって嬉しいことの1つでしょう。

Mirrativ(ミラティブ)

Mirrativは、株式会社ミラティブが運営しているスマートフォン専用の配信プラットフォームです。アプリ内に画面キャプチャーの機能が搭載されているので、スマートフォンがあれば、誰でもすぐにゲーム配信を始めることができます。

「エモモ」というVTuberのようなオリジナルアバターを作って配信することになります。
また「オーブ」というアイテム(1オーブ=1円相当)をゲーム配信中に視聴者からギフトとして受け取ったり、コメントに受け答えしたりすることでコミュニケーションを行います。配信者と視聴者で楽しく交流したい方に向いているサービスです。

Mildom(ミルダム)

Mildomは、株式会社DouYu Japanが運営している、ゲームを誰でも手軽に配信できることを目指したライブ配信サービスです。ユーザーが生放送するゲーム実況はもちろんのこと、今後は公式番組「MildomTV」や、各種eスポーツ大会などのゲームイベントの生放送も増えていくようです。
2021年4月6日には、Mildomで配信する際に必要な入力・設定を自動で行う、Mildomでの配信に特化したライブ配信ツール「Mildom Studio」がリリースされ、ますます注目が集まる配信サービスとなりそうです。

「配信者ランク」という、参加基準を満たした配信者であれば誰でも参加可能なランキング制度があり、13段階に分かれています。配信者と視聴者がコミュニティを盛り上げた結果がランキングに反映されるシステムであり、そのランクに応じて配信者は配信報酬を受け取ることができます。
時給で収益が得られるなど、収益の仕組みが特徴的ですが、ゲームタイトルによっては著作権の関係上、配信が禁止されているタイトルもあるので、事前に確認をしておきましょう。

番外編:スマートフォンでのゲーム配信方法

おまけとしてスマートフォンでのゲーム配信方法を紹介します。スマートフォンで配信する方法は2つあります。

  • スマホでプレイしているゲーム画面をPCに映す場合は、HDMI変換アダプタ、HDMIケーブル、キャプチャデバイス、USBケーブル、マイクなどの機材が必要になります。

  • Mirrativなどの画面キャプチャー対応のプラットフォームであれば、スマートフォン1台ですぐに配信を始めることができます。他のプラットフォームで配信したい場合は、配信用のPCにスマホの画面を映してから配信をしましょう。

さいごに

今回はゲーム配信にオススメなプラットフォームを紹介しました。配信時の機能や動画化のしやすさ等、それぞれのサービスの特徴があるので、複数のプラットフォームで配信してみることをオススメします。

どのサービスにも言えることですが、ただ配信をしてもすぐに視聴者が集まるわけではありません。視聴者に配信を楽しんでもらえるような工夫をしたり、自分のSNSでも情報を発信したりするなど、根気よく続けていくことが大切になってくるでしょう。

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